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ヤマハ・RZ350。(番外編vol.229)

2013年05月02日 09時02分10秒 | Weblog
当時まさにナナハンキラーと言われたバイクがこのヤマハ「RZ350」ですよ。

登場は名車250ccと同じ81年からです。

中型バイクで大型バイクに迫るパワーを誇った「RZ350」は当時注目の的でした。

人気こそ車検のない250ccに劣っていましたが、

この時代のバイクとしてはかなりセンセーショナルなものでしたね。

250ccとの違いは排気量以外にダブルディスク、スプロケや吐出量増加など、

また当時の高性能タイヤTT100が標準で装備されていたあたりです。

80年代に始まるレーサーレプリカの先駆けとなったバイクですが、

特長はとにかく軽く速い!これにつきますね。

カワサキマッハとは違い足回りやブレーキもそれに負けない性能を誇っていました。

最高速以外では大型バイクより性能は勝り、

海外でもかなり売れたバイクです。

2サイクル特有のパワーバンドに入ってからの加速は鋭く、

しっかり構えていないとハンドルから手が離れそうになる感じです。

この感覚はそれ以降に登場する2ストレプリカに共通して言えるのですが、

それを始めて体感出来るバイクでしたね。

ただ、難点もあり冬場に冷却が強すぎて、なかなかエンジンが暖まらなかったことや、

機械式キャブなので繊細な制御が出来なかったことから、

走行距離が1万キロを超えるととにかく白煙が激しかったです。

不完全燃焼がひどくなりマフラー内にオイルがたまってしまう現象がありました。

しかし、バイクの方向性を変えた1台であることは間違いないですね!