feel.

レンズを通してみえたもの。感じたこと。

ライカが人生に仲間入り。

120715 ひわさうみがめトライアスロン

2012年07月16日 | スポーツ
all photos by SIGMA DP2Merrill

アウディにチャリを積み込んで、フェリーで出発!

スタート地点の海岸。一番奥に白い棒が何本か立ってる所がそれ

前夜祭はひわさうみがめ祭♪大会が地元の祭りと繋がってるっていいねぇ^^





試合当日の朝。小雨ぱらつくなんとも微妙なコンディション…
前夜3時頃は激しく降っていたので、まだ大丈夫なほうか。


白波が立つ程ではないものの、そこそこうねってる。
ここから沖合に750mつっこんでいくのかと思うと一抹の不安が^^;


当日早朝のスタート&ゴール付近

まだ静か。前日の出店でシマノDi2のエアロバーバージョンがあり、とてもステキだった。うぅん欲しい。

準備を終え出番を待つバイクたち

さて準備。路面は完全ウェット。




before.

afterは…^^;



なんともフォトジェニックな老木だこと。本部がある神社にて。

フィニッシュの後のビールは最高!!!!

エントリーが2日で締め切られてしまうほど人気の”ひわさうみがめトライアスロン”に参加することができた。
昨年赤穂の大会に出た時に教えていただいたお陰だ。
参加したことのある皆が「あそこのバイクはしんどいぞ」と口をそろえて言う大会。
前回いちどだけ公園の中を集会する大会に出たことがあるだけで、スイムも海水ではあるがほぼプール状態のため本当の実践の経験はなしといって良いだろう(^_^;)
非常に強い不安がうねりを伴って襲ってくるわけだが、宿に着いてみれば一度挨拶させてもらったことがある地元のトライアスリートの方が
ほんとたまたま!同じ宿の同じ部屋にいらっしゃて、一緒に行動させていただくことになった。
なんと心強いことか。
そしたら誰かと一緒になれば晩御飯は当然のように喉元を流れ胃の腑に注がれるビール!笑
おいしゅうございました。w

夕ごはんを満喫した後は大会前夜のお祭&花火大会。
そんなに人が多くなく、花火は川の対岸ど真ん前で鑑賞!
町総出のイベントで一足はやい夏が満喫できて凄く楽しかった^^

10時頃にはとっとと就寝し、時折激しく窓を叩く雨粒に叩き起こされ不安を覚えながらも朝を迎えてみると
雨は弱くなってたものの雲ごと空から落ちてきそうな相当に重苦しいコンディション。
だけれど時間が経つと共に天候は回復し、スタート1時間前にもなると陽射しが雲間から覗く天気になってきた。

ほんとドキドキしながら冷たい海水に体を慣らし、まずはスイム!
正直なところ最初は心が折れるかと思った^^;
うねりに体をもってかれて泳げやんわ、クロールの腕はそこら中から飛んでくるわ蹴り合いぶつかり合いで痛いわゴーグル直すの忙しいわで心と体の平静が保てない。
まぁそれでも折り返す頃にはガンガン泳げるようになってきたのでひたすらクロール。
地面が見えてきた頃には心から安堵すると共に、これからまだ地獄のチャリがあるのかと思うと身が引き締まる思いだった。

次はバイク。
事前にバスで下見をしてきたのだがほんまスゴく、坂がおもいっきり上を向いてえんえんと続いている。
アップダウンが激しい上に小刻みでカーブが多く、ここのバイクは全国のオリンピックディスタンストライアスロンで一番過酷なんだとか。汗驚
下りになったら時速60キロは出るし、直ぐに強烈なカーブでしかも路面はウェット。
怖いったらありゃしない!
しかもグローブはめずにチャリに乗ったら手の滑ること。スッポ抜け無いように握るのも全力。
心拍数が160を切ることはあまりなく、非常にエキサイティングなパートだった。
復路途中(この時なら余裕がでてくる)ふうと一息ついた時に見える、眼下に広がる景色の素晴らしいこと!
これがトライアスロンを愉しむってことかぁ~♪と感動せずにはいられなかった。
ゴール直前にはなんと右ふくらはぎの引きつりが始まってしまった。またミネラル不足か?!
不安だが街中の皆さんが応援をしてくれて、元気をいっぱい貰うことができた。


そしてラストのラン。
右ふくらはぎと左太ももがトラブルを起こしそうな前兆がありありで非常に怖かった。
が、トランジションで食塩錠を2g分服用し、ウイダー1本を体にぶち込んでおいたら食塩錠が効いたのか筋肉の暴発はナシ。
スタート直後はキロ6分がいっぱいいっぱいだったものの、胃に溜まってたウイダーと塩分が消化吸収されたのであろう、
重たい内蔵が数キロ走ってるうちにどんどん軽くなってきて
こいつは行けるとこまめに水分は取りながらペースを上げて余裕を持ってフィニッシュ。


気温26度、水温24度、風2.2m/s、天候は基本曇りで路面はウェット。
スイム34分40秒
バイク1時間34分04秒
ラン56分39秒
トータル3時間05分24秒
3時間を切ることはできなかったけれど、海のコンディションとバイクの酷さを考慮すれば
去年の公園周回トライアスロンの3時間6分よりよほど結果は良いといえるかな
もともと今回は愉しんで、記録は9月の赤穂(つまり去年と同じ場所コース)の心づもりであるので、
つぎこそ頑張ろう!
走る前にウイダーは物理的にもちょっと重すぎたかな?カロリーの摂り方をもっと考えないといけないかなというのが課題。
バイク終了前に脚もつりかけたから塩分ももっと効率的に摂らなきゃいけない。


余談。
大会後の晩御飯をとあるご夫婦と席をご一緒させていただいた。
70歳前後で仲良くお肌が焼けたお二人は東京から来られたそうで、
なんと今シーズンのトライアスロンは6戦め(!)でまだ5戦を残して(!!)るんだとうれしげに試合後のご褒美ビールをあおられていた。
トライアスロンを初めて二十余年、それが日本に入ってきた頃からハマっており
トライアスロン旅行で日本のみならず世界へも行っているのだとか。
最早ふつうの旅行じゃ満足できないんだよと4皿のおかずを平らげたうえ更におかわりをかぶりつきながら語っておられた。
いかにトライアスロンを愛し愉しんでおられるのかがひしひしと伝わってきた。
それにほんまよく食うおっちゃんだこと。身も心も胃も頑丈なんだなと感心し、自身もこういう元気な人になりたいなと思わずにはいられなかった。
食後もたっぷりお話を聞かせていただいたあと、また会いましょうと名刺を交換させていただくと
東京某市のトライアスロン協会理事長サンでありましたとさ。^^

トライアスロンは生涯スポーツになる。
仲間とともに愉しむ事ができる。
出会いあり教訓あり発見ありのとても有意義な大会だった。
日本一厳しいオリンピックディスタンスを完走したからもう何処だって行けるぜ~^^
因みに今回キャンセル待ちでギリギリ世話にれた宿の来年分予約をもう済ませてしまった♪

それとカメラ。
今回はDP2Mだけを持ちだした。
DP2Mはほんとに100枚前後しか撮ることが出来ない。
しかしバッテリーが2つあったため、コンセントがある場所に行くとすかさずバッテリーを交換し
常に片方を充電状態にしておいたら不安なく撮影を行うことができた。
長旅に出るのでなければオッケーだ。