あびこ雅浩の日記

仙台市議会議員あびこ雅浩の活動日記。

6月30日 広報委員会の視察調査

2009-06-30 | 国際・政治

広報委員会の視察調査。委員会8名で室蘭市議会と札幌市議会へ

Cimg5704_2 室蘭市議会にて、木村事務局長よりご挨拶とともに市の概要説明をいただく。
人口10万人を割って(40年前より人口半減)いる。市のマスコットは「くじらん」サッカーボールとくじらの絵。イルカとくじらのウオッチングツアーあり、外国の豪華客船も就航する港町。
二大製鉄所がある企業城下町。総合病院は市立病院の他、同企業病院が二院ある。6月定例議会は昨日閉会したばかり。名物は焼き鳥だが実は豚肉串。JR室蘭駅のひとつ手前の駅名は
母恋」ぼこい)駅。母の日には言わずもがな。

総務係長より「市議会だよりおよび議会中継システム」についてヒアリング調査

議会だよりのキャッチコピーは「みんなの声・市民とのかけ橋
当初、市政だより内の2ページに議会だよりを掲載していたが、平成8年5月から広報特別委員会を設置して、議会広報紙として独立発行し現在にいたる。年4回定例議会後に45000部発行。

原稿は質問も答弁も委員(議員)が作成する。特別委員会であり議会の正式な委員会としての位置づけ。

中継システムについて
Cimg5705_2ITネットワーク整備事業の一環として導入した。(総務省の国庫補助事業、補助2分の1)
平成14年度から実施。固定カメラ2台(議長席後ろ/議員席後ろ)、そして市民操作型カメラが設置されている。
操作カメラは、アクセスできた人が30秒間に限り向きを変えて動かす操作ができるようになっている。ただし生中継中に限る。その操作稼働率は把握していない。
議会は市民に開かれているという姿勢を示す意味あり。
議会では、今年3月から一問一答式を導入している。導入開始時は中継や傍聴の関心は高まった。

質疑の後、本会議場を見せていただき、固定カメラの位置と操作カメラを確認した。

Cimg5706 この後、室蘭市議会のご厚意により、市内一円を見せていただき「地球岬」に立ち寄る。気温16度潮風は強く。
6月定例議会閉会直後の日程にも関わらず、当広報委員会の視察をお受けいただき誠にありがとうございました。御礼


議会後の週末から月末へ

2009-06-29 | 国際・政治

27日土曜日午前中は、私が会長を務める地元の松陵西コミュニティセンターで、利用者による一斉清掃活動。100名近くの利用者が集まり、みんなで館内外を清掃しました。みんなで汗を流すことはとても気持ちがいいものです。お蔭様で窓やサッシ、蛍光灯の傘、換気扇の中などもきれいになりました。

0906271午後は、ベガルタ仙台の宮城スタジアム最終戦へ。対札幌に今期最多の17000人の観客。されど地元利府町などに、招待券が数千枚単位で大量に配布された上でとのこと。
札幌に先制点を許し、私は会場の外。勝ち切れない3位停滞チーム!

090628128日は、早朝6時からシェルコムにて泉区学区民ソフトボール大会で、体育指導委員としてBブロックの試合を担当。優勝は根白石チーム
背中側は根白石チームに破れた松陵西チームの選手。健闘しましたが残念でした!

0906282午後は(社)泉青年会議所35周年式典へ。私も8年間お世話になり、いろいろ経験させてもらったJC活動。私のスポンサーは秋葉賢也衆議院議員であり、先輩は写真の柳橋邦彦元市議会議長、小野隆県議会議員、そして野田譲議長である。経済界はじめ、各界で影響力を持つ先輩後輩は多く、私の現在の活動もJC人脈に助けられていることを顧みながら出席しました。現職市長も挨拶に登壇され、いや応なく政治色豊かに

0906292090629129日10時奥山えみこさんを支援する市議の会」が発足。共産党を除く、市議会5会派から32名が参加表明。今後会員数は増える予定。我が会派からは、8名参加。世話人は改革・柿沼、民主・木村、きぼう・鈴木、公明・山口、社民・辻の各議員が就任し、事務局担当は改革・西沢、民主・岡本の両議員。

席上、衆議院選挙と選挙が重なる可能性もあるためか、某会派からは「市民党だ」と強調する場面あり。市議会議員は今回共産党を除いても、現職含む3候補に分かれて支援することになる予定。市長選挙後は議会地図も塗り替えられる模様。国政も変わった後の市議会9月定例議会はどんな展開になるのか、未だかつて無い経験をすることになりそうです。

0906293その後、経済産業省資源エネルギー庁次長本部和彦氏による「地球温暖化問題をめぐる最近の交渉状況と日本の交渉戦略」と題した講演会に出席。麻生首相が決めた、15%削減の中期目標の実現性と各国の利害が正面から激突する国際交渉の現況を聞く。

15%の削減には、日本は他国とクレジットの取引無しで、純粋に国内のみで削減しようとしているため大変なこと。原発を新規で9基稼動させ、現状の設備利用率は6割から8割に引き上げる。太陽光発電の導入を20倍にし、風力発電は3倍以上に、新築住宅の8割は省エネ住宅仕様とし、新車の半分はハイブリットや電気なと゛環境車両にならなければ達成できない数値であること。家計負担に換算すれば国民負担は年間約8万円になる予定。

国際交渉では、インドや中国からの反発は大きく、これまでの先進国の歴史的責任を強く求めている。また、温暖化対策の最大の被害者は化石燃料産出国であって、対策を進めるなら国民の所得保障をせよとの声が大きい。国際交渉は常に容易ならざることだが、温暖化対策の難しさはその典型なのだと聞きました。

理想を語るは易く実行するにその難さこの上なし


6月24日 第二回定例議会閉会・問責決議・農業委員に就任

2009-06-24 | 国際・政治

Cimg5680_3 定例議会最終日。冒頭で監査委員2名と農業委員4名が決定し、私は農業委員を務めることになりました。任期は2年間です。言うまでもなく、農業政策は国民生活の基軸なので、将来を展望した農政づくりに、勉強しながら、委員として取り組んで参ります

議会からの委員4名決定の際、私の時に議場から「大丈夫かぁ」と声が上がりました。確かにそう見られても仕方がないのかもしれません。なぜなら、私は学生時代に2度夏休みを利用して、北海道で酪農家と漁師の家にそれぞれ住み込みで40日間ずつアルバイト経験したこと以外、農業を経験したことがないからです。あの経験を思い出すと限られた期間でしたが、食糧生産とはどれだけ必死の思いで生産者が汗を流して作っているのなのか、我が身が記憶しています。

辞令は、本会議閉会後に市長室にて梅原市長からいただきました。辞令交付にあたって梅原市長の声は力なく、目線は下に落ちていました。

なぜなら本会議で議会側から梅原市長に対して問責決議を決定した直後の辞令交付式となったからです。交付を受ける4名はいずれもが、問責決議に賛成した議員でした。

問責決議の中身は、タクシーチケットの不適正使用について議会は市長に対して、再三再四にわたり説明責任を求めてきたにも関わらず、今日まで何らその責任を果たそうとせず、市政に対する市民の信頼を大きく損ね、市政に停滞と混乱を招いたことは重大であり、猛省を促しその責任を強く問うというものです。

決議に際して退席者は4会派7、ほか反対4名となり賛成47名の多数可決となりました。我が会派からも1名退席。今回の決議に対する3種類の対応結果は、市長選挙後の会派再編を十分予感させるものになりました

実は今日、休憩時間中に議会内に一通の案内文が回りました。共産党を除く5会派からひとりずつが呼びかけ人となって、奥山えみ子さんの所信を聞く会を開くという内容です。奥山氏とは、3月まで現市長を支える副市長を務めていた人です。民主党議員団は賛同する立場にあります。いよいよ国政と重なる熱い夏に突入することになります。

2_2今日は閉会後に、第三回広報委員会も開催し、今議会の議会だよりの編集内容を確認しました。8月1日に発行し市内45万世帯に配布されます。市民の皆様どうぞご覧になってください。表紙面は新正副議長の挨拶があり、後段には「市長問責決議」が掲載予定となります。

委員会では、本日の市長問責決議の理由でもあるチケット不適正使用について、5時間にわたって追及した4月8日「議員協議会」録画の公開について協議しました。が何故か市民への公開の必要なしとする会派もあったため、私は委員長として各会派からの検討結果を引き取り、野田議長に報告し協議することとしました。

公開の必要なしとするならば、その理由を市民から問われた場合、はたしてどう応えられるだろうか


6月22日 常任委員会の開催、一時間の質疑

2009-06-22 | 国際・政治

企画市民/教育常任委員会

Photo両局の事業内容について、来月の市長選挙を前に、今年度当初の市政方針に基づいた各事業の進行状況以下に確認しました。一時間のやり取りを当局としました。

「総合計画課」

基本計画・基本構想の策定の作業スケジュールは。遅延している訳ではないのか。

今計画策定の時代環境とは大きく異なっているのは当然だが、どのような視点で、何を計画の柱に据えて策定していく見通しか。

特に、再三指摘している人口フレームの見方は。策定の基本指標となるもの。

総合計画課には「PFI手法の活用推進」も所管しているが、これからの活用には限界があるのではないか。

「交流政策課」

3月に改訂した「シティセールス戦略プラン」でいう・都市ブランドの確立とは具体に何をどう着手するのか。

国際会議誘致、APECの誘致成功の高級実務者会議の本市開催の意義。経済効果の推測は。

今後、世界的評価の向上を図るために国際会議誘致は、次は何を目指していくつもりなのか。

区政課

歴史的町名の復活、枠組みの整備状況は。活用策の検討状況は。

何所をいつどのように復活させる予定か。

定額給付金、支給決定の状況と、支給時間差発生の状況とその対応はどうしているか。これまでのクレーム状況。未申請の状況と今後の追跡はどうしていく予定か。

地域活動推進課

元気で活力ある地域づくりの推進に、ビジョンの具体化は(教育局事業に関連して・地域とともに歩む学校)

スポーツ振興課

仙台ハーフマラソン大会20回記念大会への期待。

国際スポーツイベントの招致・開催も素晴らしいこと。評価した上で、経済政策の視点がもっと必要。教育的観点と市民健康生活の観点に加えて、今後は経済政策的観点へ比重もつべきもの。東京都の施策例。

文化振興課

Photo_2来年は第4回国際音楽コンクール開催。開催への進捗状況。第4回の特徴。

音楽堂建設は、これまで8年間事業凍結をしてきたが、解除すべき時でないか。

教育局

確かな学力育成室

「確かな学力育成プラン」は素晴らしいと思う。大いに期待したい。文科省や他都市からの評価は。

自分づくり教育は仙台方式として素晴らしいが、昨今、職場体験先の確保が難しくなっている。どう実施させていくのか。担当教員の負担と評価。工夫と支援策は。

地域とともに歩む学校。地域連携担当教員とは。人員とノウハウ。

地域総ぐるみでつくりあげる「学校支援地域本部」とは。今年度事業の目玉に期待しているが、どう進んでいるか。

企画市民局の地域活動推進事業との連携は図られないものか。場所は学校をとりまく地域コミュニティであり、元気で活力ある地域があれば、学校も活き活き運営できるもの。地域で子供を育むこと。両者の連携は図られるべき。


6月19日 一般質問三日間・先輩議員の決意

2009-06-19 | 国際・政治

Fur101114人が一般質問に立ったが、そのうち二人は議員としての最終質問に立った。泉区選出・元議長の柳橋邦彦議員と宮城野区選出・渡辺博議員。お二人とも4年前は梅原応援団の中心にいた立場だったが、今回宣戦布告をすることになる梅原市政なのだ。

両議員とも五期・六期と洗礼を受け毎回各区で上位当選されている「市民からの信頼は深く厚い」ベテラン議員。市長選挙の候補者が本会議場に三人いることも仙台市政の歴史上異例のようです。

両先輩には、党派は違えども折々に私も助言をいただいてきました。ことに柳橋議員は同じ泉区選出、また泉青年会議所の先輩後輩として折に触れて、ご指導をいただいて来た。とても柔和な人柄とソフトな語り口の中にある堅固な政治信条に柳橋ファンは実に多く、今回経済界からの要請を受けて立候補を決意された。

柳橋邦彦先輩は仙台市に旧泉市が合併して、政令市となって初の「泉区」から市議会になった唯一の議員。政令市20周年の年に泉区選出初の議長経験者が市長選挙に挑戦することになるのも先輩なればこそと、その決意に敬意を申し上げます。「融合による仙台の明日に架ける橋・柳橋」?

我が会派からは小野寺健・岡本あき子の両議員が一般質問に立った。

小野寺健議員
からは、高齢社会と市民の足の確保、市政120年政令市20周年に
「公文書館」の設置を提案

岡本あき子議員
からは、梅原市政と市民との
協働の姿勢、子育て支援環境の充実についてなど。我が会派議員ならではの視点と論点を展開。

1今回の一般質問で最も多く取上げられたのは「父子家庭支援」についてであった。ひとり親家庭の支援は「母子家庭」に比べて「父子」にはない現状。昨今の景気は父子家庭の経済環境を深刻なものにしていて、公的支援には母子も父子も同等な支援環境が必要であるということ。今回市議会として国へ意見書を提出予定である。提出者の会の代表である太白区の村上さんは難病のお子さんを抱えて活動されている方。議場からは「男女差別だめ」
との声多く。

また泉区の同期・庄司俊充議員からは「泉岳少年自然の家」改築は、教育的効果も含めて地場産の木材による木造施設をと、同感。平成25年新規開設が愉しみに。

その他、議員によっては経験年数はあっても、本会議にて「参加者数などの数字を求めたり、国に言うべきことを市で何とかしろと繰り返したり、また地元の施設要望」など相変わらず。当局に電話一本尋ねればわかることや、質問といいながらの陳情/要望など、本会議の質問として如何なものかと思える内容少なからず。「議会ウオッチャー」など熱心な傍聴者の皆さんから、感想を伺いたいと思います