あびこ雅浩の日記

仙台市議会議員あびこ雅浩の活動日記。

9月30日 決算委員会五日目

2008-09-30 | 国際・政治

決算審査委員会(第五日目) 環境費残りから

環境費

民主クラブ仙台・村上一彦委員

いよいよ明日から家庭ごみ有料化が開始になる。有料化の効果についてマスコミ記事に誤解があるが見解を伺う。

※15%以上の減量化か゛進めば、焼却コスト全体も削減となる予定である。

明日から、市役所幹部職員も家庭ごみ排出指導に立つことになるのか。

※環境局職員が300人、その他市職員を募り、総勢延べ2000人態勢で明日の朝から指導に当たる。

職員の新たな人件費が手当等で発生することになるのか。

※勤務時間のスライド制などで対応するため、新たな人件費の発生はない。

職員一人当たりの集積所範囲が広すぎないか。

※7時から8時半まで一人20ヶ所の担当範囲となっている。

2週間の期間限定の意味は。

※期間以降は、環境局職員による巡回指導/パトロールを実施し適正排出に務めていく。

子供会育成会の集団資源回収は減量となるがその影響は。

※8万8000円が一団体あたりの平均の支給額となっているが、従来からの奨励金を3円から4円まで単価を高めることにしている。

新潟市では、収入額全額を市で処分経費に充当せず市民に還元しているが、資源循環型都市づくりのための還元をすべきでないか。新潟では㌔6円の水準であり、半分の3円は子供会に奨励金として還元させている。

集団資源紙ごみを集積所から抜き取る(窃盗)行為が暗躍しないか。首都圏では㌔15円で紙資源が流通している。世田谷区では条例で罰金を取ることにしているが。

※県警とも連携しながらパトロールを強化していく。

回収委託業者と抜き取り者(盗む)の判別を町内会で簡単にできる工夫が必要でないか、対策を求める。

経済費

商工費について

雇用環境の安定化が早急に求められている。

※ハローワーク単位の統計によれば、3ヶ年の失業率は県下単位で4.9%、求人倍率は1.14倍にどちらも高くなっている。

※「雇用プラン」策定以降、各年1700人代1600人代1500人代に新規雇用数は三ヶ年で減少傾向になっている。

※知的クラスターはじめ新産業創出事業を積極的に進めていく。

明日から始まる「企業立地助成制度の見直し」目的は、広域集客施設の誘導策に重心があるのか。

あすと長町と仙台港背後地を意識した立地誘導策である。

一方で、地域商業商店街の支援はどのように取り組んできているか。

※既存商店街のソフト/ハード面の各種支援制度を見直しながら、地域特性を生かし、地域コミュニティの中心的機能を担うよう取り組む。

プランはあっても中身の意気込みが弱いのでないか。フリーター対策は評価したい。雇用の創出と雇用対策を充実して若者が安心して本市に定住できる仙台のまちづくりを求めたい。

交流人口の拡大について

※修学(教育旅行)は有効な団体旅行であり、誘致策を行っている。昨年は1096校64700人余りの学校と児童生徒の旅行があった。

※今後も体験ブログラムづくりなどの支援により教育旅行の拡大を図る。

コンベンションについて

※269回から280回年間開催へ伸びている。参加者数計は昨年12万人余りに増えていて、コンベンション誘致は交流人口の拡大にきわめて有効なものである。

※東北大の学会関係や首都圏において事務局への訪問セールスを実施している。昨年度は63団体に行った。

明日からのDCキャンペーン開始と、地震の風評被害の分析は。

※市内で1割前後の減少傾向となっている。被害対策として地震被害が本市には無いことの積極的PRを県とJRと一緒に進めていく。

ビジターズ産業の拡大による雇用の拡大策をはかる政策が必要である。

※地域産業の増大につながるもの。成果をみながら集客に取り組み、交流人口の拡大にさらに取組んでいく。

民主クラブ仙台から佐藤わか子委員

新事業創出総合支援費について

産業振興事業団

7億円近くのお金を入れている。家賃等も考慮すれば年10億円として10年で100億円かけてきた計算になるが、これだけの金額に対する費用対効果はどうなっているのか。

相談業務やインキュベーション施設やジョブトライアル事業などなど、産業振興に有効な施策の展開を事業団が担ってきている。

若者の就労支援は効果が期待できていないのでないか。止めたらどうかる

情報産業プラザの運営管理について

共益費等で約2億円もかかっているが、インキュベーション室は3室空いた状況になっている。

※卒業した36社の内、現在も継続中の会社は25社程度となっている。セミナーホールの稼働率は80%を超えている。

時代は大きく変わっているのだから今のニーズに対応する施策が必要。

※フロアーの使い方は現実的に見直しを図っているところである。

事業団の所在を他に移してもいいのでないか。

商工振興費について

市内には約4万5000社の中小企業があるが、予算の減額傾向によって中小企業支援が弱くなっているのでないか。

※減額分は、預託融資額の縮減分であって、その他企業支援関係は減額を抑えて対応している。

※1000万円以上企業の倒産企業数は90件を超えている。

市内企業の倒産を抑制するための施策を強力に展開すべきでないか。

企業支援の在り方は、県との連携は現在どういう関係なのか、県の企業誘致活動と本市の誘致や企業振興の連携が必要なのでないか。 

※市は市として企業振興や支援に取り組んでいきたい。

預託金150億円の評価はどうなのか。

※間接的な下支え資金である。年度末には返納を求めている。効果的な預託ができていると理解している。

※信用保証協会による審査であり、市が融資に直接関与しない制度になっている。

中小企業指導センターの有効活用を求めていきたい。

※官公需適格組合に対する支援は、市では発注者としての支援である。

同組合に対する発注割合はいくらか。

市内には認定された15組合があるが、市は全組合に発注させるべきでないか。

※中小企業の活力と繁栄が、国の経済にも最重要の課題である。国内には400万を超える中小企業がある。国においても各般にわたる振興政策を展開しているところである。政令市として、企業支援について国と連携しながら取り組んでいく。メリハリのある人材育成や資金供給などを進めているところであり、中小企業の発展が本市の経済を浮揚させるものと承知している。

農林費/食糧生産について

英国や仏国の高い食糧自給率は、8割を超える公的資金の大きな下支えがあってのことである。農村社会の崩壊は、国土の保全上も深刻な事態を招くことになる。市は、水田を生産効率のいい転作を誘導し、転作物の支援をどうしてきたか。

先進国最低の自給率であり、今後の見通しはさらに険しい。行政と農協、農業者、消費者との一体となった連携取組が必要でないか。

※25の集落営農組織が生まれている。5年間で57%、47%の生産増加となっている。一方、麦の生産と面積の減要因は大豆への転作結果である。

自ら50年の農業経験から言えるのは水田から畑作物への転用は容易ではない。

国では自給率の向上目標を掲げているが、本市として効率的で安定的な生産に向けて集落営農組織への支援を強化していくべきである。

大豆の作付では根白石を市長は視察されたが、大豆乾燥共同施設を各区に設置すべきでないか。

自給率向上に向けた次年度予算編成について見解を

※低い自給率は食糧安保上も重要問題である。それぞれの立場で取り組んでいくべき課題である。取り分け意欲ある農業者の積極的支援など、きめ細かで積極的な施策の展開をはかっていいきたい。

以上、本日終了。時間は、4時半。

明日から始まる「仙台・宮城ディスティネーションキャンペーン」前夜祭が6時半からある為、早めに切り上げた。


9月29日 決算委員会五日目

2008-09-29 | 国際・政治

決算審査委員会(第五日目)

健康福祉費の継続審査 5人が予定

議員 ※当局答弁の抜粋です)

児童保健福祉費について

子供相談支援センターと就労支援活動の内容について

※昨年度の相談件数は2000件を超え、採用件数は117件であった。

※中卒後、無就労の子供たちの支援を中心に、定着率の向上にも専任相談員が務めている。青少年の就労支援相談活動には苦労と喜びが多い。

※ヤングテレフォン相談カードの配布を小5年生からおこない、周知につとめている。センターに名称を変更した意味がある、局全体でセンターの支援に取り組んでいく。

予算額は減額されながらも、就労の実績を上げていることを評価したい。

子育て支援について すこやか子育てプランとアクションプログラムの関係は

児童館の設置計画と、既存館の老朽化対策は

※現在98館まで整備してきている。

留守家庭児童会・児童クラブの需要は拡大し利用できない子供も増えている。

※小型児童館の整備や今後も余裕教室の活用なども含め、児童館の整備を進めていく。

※要支援児童数が大きく増えている(発達障害児等)

職員の負担が大きくなっているので看護師との連携や指導体制が必要

※放課後の子供たちが安心して過ごせる居場所づくりとして取り組んでいきたい。

保育所について

※待機児童数は1087人の記録数に増加し1300人に更に増加している。

※待機児童ゼロ対策室が設置され保育基盤の整備に務めてきたが平成17年に課内に統合した。

子供未来局を設置しても待機児童数は増えている。保育所の民営化と待機児童の増加は別問題と言えるか

拡大する保育需要に対応するよう民間の力も借りて認可保育所が必要である。

※仙台保育室の取り組みや幼稚園の活用など、待機児童の解消にできるだけの努力をしていきたい。

老人福祉センター運営費について

平成11年度以降整備されていない。現8か所で終わっている。

※12年度からは介護保険のスタートによって、老福センターの機能は介護保険サービス事業の中に包含されたと理解している。

(泉中央など)老朽化したセンターの修繕に指定管理者の都合がないか。

※「市有施設の長寿命化実施方針」により、点検等計画的な修繕管理していく。

※老福センターが福祉避難所としての役割も担えるように取り組んでいく。

福祉施設職員の低い給与水準についての認識と対策は

※人材確保に向けては、全国的な問題。報酬単価の見直し等を国に求めていきたい。

(障害者)グループホームは昨年度の灯油代補助の対象外であった。

※市内に39施設あり。定員180名である。施設整備補助金は国に求めていきたい。

運営団体はいずれも小規模であり運営は厳しい状況にある。

※施設運営費補助は備品の購入等の流用には制限がある。支援策の強化を求める。

共同募金事業について

※昨年度、1億1000万円が仙台市の募金目標額であったが実績は1億900万円だった。

地区社協事業と共同募金の地域福祉推進事業との補助重複があるのではないか。団体配分助成金の使途条件の明確化と公正化が求められている

本来募金は個々の自発的行為であって、実態は募金額の97%が町内会からの自動的な徴収行為になっているのは間違っていないか。指摘する。

健康福祉費について

災害時要援護者支援について

名簿の作成について理解が進んでいる。要援護者支援の手引も作成されたが、地域によっては誤解がある。災害時に名簿の掲載に同意した要支援者をだれが実際には担当することになるか。

※小地域ネットワーク事業の地区社協活動を通してや民生児童委員協議会の「災害時ひとりも見逃さない運動」などで担いながら、地域による支えあい運動を進めている。モデル事業は燕沢地区など3か所である。

本人同意により作成された、要援護者名簿の活用体制づくりが課題でないか。

※防災組織と地域町内会団体が共同して共助を担う環境づくりが進むように努力していきたい。

冬季生活助成金、冬季暖房費補助金

※39000世帯に支給できた実績は大きい。

生活保護世帯の保護水準より最低賃金は低い。生活保護の不正受給の実態把握をしているか。

保護受給開始後の需給実態の経過的把握はできているのか。

今年の冬も生活助成金を支給すると理解したい。

民主クラブ仙台村上一彦委員

待機児童対策と仙台保育室について

本市の保育需要に応えるための本市単独の保育室であるが、室が大家から移転を求められるケースあり。当局の担当者の対応が混乱しているケースあり。室の確保から移転が必要となった場合のスムーズな移転支援、指導を求めたい。

保育量に対応している仙台保育室を認可保育所と対比した場合、利用料のスライド制導入が必要でないか。

※保育室の今後の在り方については検討していきたい。

災害時要援護者支援について

取組のスケジュールは。登録名簿はどう活用できるのか。

名簿の作成は健康福祉局で、支援者指導は消防局になり縦割りの扱いとっている。名簿の活用について消防からの指導バックアップ体制を求める。

以上で、健康福祉費の審査終了。

環境費 3名が質問予定

地球環境保全推進費について

自動車環境負荷低減とは。低公害車等とは。公用車での導入の取り組みは。

役所の自転車利用は。

エコドライブへの取り組みは。職員自らの率先を求める。

※環境行動率先計画において職員間の周知も進んでいる。

アイドリングストップの励行について

ゴミ処理費について

72億円の内訳は、収集費用と焼却処分費用が約半額づつである。

指定袋の購入によって、年約17億円の収入代金の予定である。

その販売経費は年7億円の予定だが、ごみ袋の製造入札に二回とも第一入札者がなぜ辞退したのか。

袋の入札仕様書と製造された袋本体の材質に齟齬はないか。材料配合表は。

応札したトッパンフォームズ株式会社では、材質に炭酸カルシウムの報告があったか。炭酸カルシウムは15%が添加されていた。受託業者も中国製であることを知らなかった。

※他都市の指定袋でもカルシウム混入材料を認めている例がある。有毒ガスの除去になるなどメリットもあると理解している。

京都市や福岡市でも混入が問題となり、賠償請求の事由あり。使用不可となった経緯あり。

※他都市では30~40%の混入した袋が使用されている。カルシウムの混入そのものが悪であるという認識はもっていない。

※ゴミ袋の材質は安全性と強度に自信をもって有料化の導入に臨みたい。

以上、環境費は村上一彦委員を残し本日終了。

環境局は明後日からの、家庭ごみ有料化にむけて早朝から深夜まで奔走中。


9月28日 インターン生最終日

2008-09-28 | 国際・政治

080928_115511 栗原市出身の佐藤崇史君、盛岡市出身の阿部尚美さんの二人のインターン生と最終日。私には、昨年夏以来、二回目の受け入れだった。前回も今回も男女一人づつ。幸いに四人とも素直で、これからが楽しみな学生たちだった。

夏休み期間中でもあり、夏祭りはじめ地域まわりや挨拶まわりや地域行事に一緒に参加することが活動の大半だった。自治体議員は、地域を歩くことが活動の基であることが分かってもらえたと思う。

今回も二十歳の二人と接していて、自分のあの頃の日々を重ねることもあった。迷い続けていた東京での日々である。しかし時代状況は、今の彼らにはずっと厳しいと思う。それだけに人生の限られた時間の中で、親に与えられた貴重な4年間の時間である。「自分を見詰め、社会に目を開き、遠方に視線を向けられる」そんな学生時代に彼らが出来ることを祈っている。

修了式の日も8時から運動会へ行き、お昼まで自衛隊の観閲式に同行した 自由な時間が多い学生時代に、机上の勉強に加えて、学校の外で社会に目を向け考える時間が多ければ多いほど力になると思う。

私のところでインターンを経験したことが、二人の今後に何らかの糧となったのなら幸いである。二人の20年後を楽しみに。


9月26日 決算委員会四日目

2008-09-26 | 国際・政治

決算審査委員会(第四日目)

市民費について(民主クラブ仙台からの3名のみ)

 ⇒質疑内容の抜粋 質問 ※答弁の分類

横田匡人委員

市民センターの施設利用の在り方について

インターネットでの予約システムが始まって5年になるが、現況はどうか。

※昨年度70万件の市民センター利用中、78%はインターネット予約になっている。空き情報の確認件数も年々多くなっている。センターの利用登録団体数も約4万軒に大きく伸びている。

市内でも地理的に人気のセンター4館の現況を調べると、センターのある地元住民が利用できない状況にある、特に週末は。利用実態の調査が必要である。

各センターで、施設利用の調整または予約システム運用の見直しが必要でないか。

※5年の稼働を経て、地域コミュニティの活性化につながる利用方法を検討してみたい。

市民センターは最も市民に身近な施設であるという認識のもと、より利用しやすい市民センターの運用に取り組んでほしい。

岡本あき子委員

消費生活センターについて

多重債務の相談件数が年々増加している。700件を超えている。生活資金、事業不振などによる相談増となっている。
相談内容の複雑化も進んでいるがどう対応しているか。

※聞き取り方法を合理的に、弁護士への引き継ぎをスムーズに進めているが1件あたり、相談時間は2~3時間となっている。
多重債務対策の強化は、庁内連絡会議を設置し対応策を協議するなど相談窓口の周知も進めている。相談事後の状況の把握も行っている。

盛岡市の取組み事例あり。債務者を自殺に追い込まない消費生活センターの在り方に期待したい。人員体制の充実も求めたい。

※本市では、相談専門資格の消費生活専門員による相談対応をしている。
業務量の増大に伴い相談員も増員しているが、他都市の例も参考に適切に対応していきたい。

エルソーラ仙台について

※19年度の運営実績ではワークライフバランスの調査の他、多くの市民が利用されている。管理費用は昨年度、2億8000万円余りとなっている

情報プラザやシルバーセンター、国際センターなど類似施設の設置経費や運営コストはどうなっているか。

エルソーラのコストパフォーマンスは良いといえるのではないか。
賃貸施設であるかぎり家賃は永遠にかかるが、移転先がまたテナントを借りることになるなら固定経費がずっと掛かり続けることになるが。

※コストパフォーマンスのみの判断で施設の見直しを検討しているのではない。

行革プラン2003と今回の集中改革計画とでは、市民利用施設の在り方、市民交流スペースの使い方について考え方が矛盾していないか。

※基本的な考え方は変わっていないが、財政状況を鑑みながら判断していくことはある。

全国で16市に男女共同参画のための施設があるが、比較すれば、本市の二館を合わせた施設面積となっているが。民間施設等の建設に合わせて合築や併設を検討していくべきでないか。

小野寺健委員

安全安心なまちづくり事業について

子供が被害者となる事件が続いているのは全く残念なことである。

※市民の体感治安も悪化している。18年に安全安心の条例も制定している。
計画どおりの各種事業の進展を図っている。

昨年度の新たな取組み事業は。

※地域防犯力の向上に防犯アカデミーの立ち上げや、まちづくりフォーラムの開催など、国分町などを重点地区としている。

インターネットサイトの「グーグル・ストリートビュー」は先月から国内閲覧ができるようになったが、欧米ではプライバシーの侵害で訴訟事由ともなっている。
個人の自宅など個人情報が自由に情報を取得できる問題あり。仙台市内でも約半分のエリアでは家屋等を自由に視ることができるようになっているが
、犯罪に悪用される可能性があり、全国で12都市が現在ストリートビューの対象エリアになっているが、本市としても対策が必要でないか。

※企業責任において適切な対応がされることを会社に期待していく。国でもまだ対応策が講じられていない現状にある。

健康福祉費

心身障害者医療費助成について

償還払いではなく、現物給付化を求める。大半の政令市で実施している。

※県との共同事業でもあるので、県との協議を進めたい。県も課題は認識しているが、県下他の市町村との関係性の都合もあるよう。

申請書の記入と提出の煩雑さも問題。他の政令市では受給証のみで受診できる制度になっている。

※これも県との協議をすすめたい。

母子家庭等生活自立支援センターについて

ひとり親世帯は市内に1800世帯もある。母子/父子家庭の現況は、両者で収入差が大きい実態にある。

自立支援センターの設置がなっているが、周知の上で父子にもわかる親しみある名称にすべきでないか。

他都市では父子家庭にも手当支給をしている実態あり。

※児童手当は本来国の制度であり、国と自治体の役割分担の推移をみていく。

父子家庭も雇用環境の悪化から、収入の確保が厳しくなっている実態にある。

※母子でも父子でも等しく支援する行政の役割は認識し、国とともに効果的に支援できるよう取り組んでいきたい。

墓苑事業について

市民以外の市営墓苑の利用実態はあるのか。全部で2万2000器が北山/葛岡/泉がある。市民墓地の返還も少なからずあり。返還墓地の取扱は

※北山や葛岡など地の利から利便性よいので、返還墓地の有効利用を今後検討したい。

近接市町住民から仙台市内の墓苑希望あるが、広域行政協議会の協議に載せるべきでないか。要望。

葛岡斎場は公園緑地協会が管理者となっているが、委託業務の内容と委託料は、仙台市福祉プラザと比べてどうか。約2億3000万円程度のほぼ同額である。

葛岡斎場にAED除細動器の設置が必要。

※年間約7000体のご遺体に対応しているが市の施設として務めていきたい。

敬老乗車証の交付について

昨年度約19億5000余万円について。70才以上高齢者の7割が利用されている。昭和48年から始まった制度であり、平成14年から5000円の負担制になった。今後の高齢者数の増加の推計から制度の維持は財政上も課題になる。利用実態の掌握はなされているか。

※一人当たり平均4万5000円程度利用されている。高齢者の外出を促し社会参加を促している目的ある。

バス会社では、利用額の半額を料金として市から受け取っている構造になっていて、市バス事業への間接的な補助金という解釈もあるのでないか。

半額負担を考慮しなければ、総額33億円以上の費用が実際は、敬老乗車証事業があることを市民にも周知し今後どうしていくか、判断していくべきでないか。

※乗車証の意義は大きい。その上で、今後の持続可能性を確保していく上で、一定の見直しは時間をかけて検討していきたい。

児童扶養手当について

母子父子家庭が増えている中、昨年度から減額措置となっている。
経済的支援の充実が求められている。

(質疑内容は、他の会派の質疑と全く重複)。

※「ひとり親家庭安心生活プラン」の改定に合わせて、今後検討していきたい。
就労支援を中心にその他の支援策は必要であると認識している。

保育所の整備について

想定外の保育需要の拡大があり、待機児童が増えて(全国一)しまっている現状にある。市が策定した計画の目標値がそもそも低すぎるのでないの

か。認可保育所/公立保育所こそ増やすべきである。休日保育の充実も求める。

※保育量の確保に、仙台保育室も含めて計画の目標数値の見直しを検討していきたい。

担当局の子供未来局・細井実局長の答弁に、議員席側から「よし!」の声が上がり、本日終了。

月曜日29日に健康福祉費の継続審査。3会派から5名が予定。


9月25日 決算委員会三日目

2008-09-25 | 国際・政治

決算審査委員会(第三日目)

一般会計に入り、総務費から始まった。第一会派からの順で始まる。

ポイントとなった質問内容を抜粋します(質問の妥当性は考慮しない)

は質問※は答弁)

市役所若手職員による業務改善プロジェクトチームの提言と業務改善について

職場満足度調査(アンケート)の内容と結果の分析。一割の回収率の中身は、遣り甲斐や満足度が高いとはいえない結果となっているが分析は

※負担感が重くなっている30代から40代の中堅職員の立場を理解しながら、組織としての資質の向上に努める

職員の評価制度の目的は。評価の方法は業績評価と業務遂行評価がある。業務能率の向上にどのように活用していくか。

※勤務成績の評定にも活用。人事評価には職員の能力開発の目的もある。

若手職員プロジェクトチームからの提案に対して、どう実施していくか。

※プチ改善運動など9項目は順次始めていく。

区役所等窓口サービス向上推進策について。窓口サービス員の配置をはじめ、市民のための利用しやすい市役所づくりは市民の役にたつ市役所を。

企画費中、交流推進費・国際会議誘致について

※市内で開催された大きな会議は、東北大関係や学会等が多い。

※APECアジア太平洋国際会議の誘致活動は、市長になる以前に2010年日本国内開催に、国の事務方として関わってきた経緯がある。

APEC会議誘致にむけた取り組みと目的は何か。もっと真剣に全庁あげて取り組んで是非誘致すべし。

隣接市町村との行政課題の解決にむけた取り組み

名取市と本市との境界についても名取川の河口部分の問題が残っている。現在の協議状況はどうか。

多賀城市との行政境について(今議会の議案にあり)

民間商業者も含めた10数年来の長年の課題あり、行政の課題継承のテーマである。課題の放置であってはならない。

(民主クラブ仙台より安孫子/小野寺/佐藤議員が質問) 安孫子は別途。

小野寺委員

市政だより等、市の広報活動について

テレビ/ラジオ/紙媒体等を使った、市民により届く広報活動の充実と工夫を求める。

※年3億円の経費で400件以上の広報物を市民に提供している。

戦略的広報活動の在り方とスキルアップに向けた取り組みが必要

※昨年度から民間から広報官を採用し広報マインド、スキルの向上に努めていく。

今年度から政策調整局に置かれることになった広報課の目的は。

※目的は、政策広報にあり。総意を活かしてマインドとスキルを高めていく。

佐藤わか子委員

人事管理費/人事委員会費について

市職員の人事。熱意やる気のある職員の採用の在り方と人事委員会の役割は。
民間人の面接官の導入が必要でないか。

※人間的な資質、精神力の強さを評価する集団面接などの採用方法を取り入れている。

他都市の例(横浜/千葉/北九州市)では、弾力的な採用方法を取り入れているが年齢制限の撤廃も含めて本市も取り組むべき。

係長試験のあり方では間口を狭めた一本のみの管理職試験はよくない。

財政状況と財政健全化法による指標の妥当性について

モラルハザードを抑制する財政規律の確保を求めた指標の算定であると理解。

県の財政難状況の中、アクセス鉄道と仙台港背後地の取扱い関係が変化していくことを懸念。

※負担額の増額は両者の関係で覚書あるため、将来に渡ってもないもの。

本市収支不足の拡大は、国からの交付税減額等の要因のみか、本市そのものの取組み不足等の自己責任も検証必要。

※収納率の向上や所有財産の売却を進めてきた。民間投資の拡大による税収増の好転を期待しながら、行革計画のさらなる推進に務める。

基金の切り崩しの限界があり収支の均衡に務めていく。行革集中計画は、人員の削減を第一に、種々着実に実施している。選択と集中によって厳しい

財政環境下でも取組むべき事業については積極的に取り組んでいく。

将来負担額の算定の在り方について、退職金引当て金等の含みをどうするか。

企業会計(公営企業)の退職金積み立て不足額を将来負担額に含めるのが現実的でないか。

※財政健全化法によって企業会計も含めて健全基準が判定されることになった。

各企業ごとの、経営改革の努力は一層求められるものとなっていく。安定した都市経営にかかわる経営改善が必要と全庁的にも認識している。

無駄をなくした財政運営のあり方について

タクシーチケットは市長部局で昨年度計1280万円使用しているが、チケット取扱い会社との関係は。管理はどうなっているか。

※18年度は1370万円であった。それ以前は保存年限の規定なく保管なし。

居酒屋タクシー問題以降、中央官庁ではタクシー利用の清算方法について改善しているが、本市としても使用方法は検討すべき

▲重層的なチケット利用のチェック体制を作っているが、質問の趣旨を踏まえて全庁的に取り組みたい。

以上、総務費。明日は市民費に入る。