民主党第二区総支部マニュフェストミーティング・会場のびすく泉中央交流ホール(元プラネタリウム室)にて
外は桜麗しい春晴れの日に30名が出席。14時開会 冒頭より斉藤やすのり衆議院議員の進行と説明、意見聴取を実施。昨夏の衆議院選挙への政権交代マニュフェストの進捗状況についてパワーポイントにて説明。斉藤議員は仕分けチームの一員として「厚生労働省」を担当中。成長戦略チームにも所属。
平成22年予算編成のポイントを説明。税収見込みが21年度46兆円から22年度37兆円に大きく落ちこんだ現実の上で22年度予算を編成した。そのため国債発行額は33兆円から44兆円に増加となった。昨年の夏の公約「コンクリートから人へ」の予算編成をした。社会保障費を24.8兆円から27.2兆円に拡大し、一方で公共事業費は7兆円から5.7兆円に縮減した。また地方交付税は七年ぶりに増額させた。国の財布の情況を家計に例えれば、毎月40万円の収入に対して77万円の支出をして生活している状態。
次にマニュフェストの進捗状況について説明。実は全178項目のうち、150項目(85%)は着手済みであり、達成済みは20%となっている(毎日新聞報道) 子ども手当てのあり方については多くの議論があるところ。医療診療報酬は増額にし、介護従事者の月額4万円給与アップは4年内に実施していく方向。雇用では製造業の派遣労働の禁止、緊急雇用対策を最優先している。経済では農業の戸別所得保証制度の実施、暫定税率の廃止はならず申し訳なし。高速道路の段階的無料化については各地域事情あり、ただ今議論沸騰中。
環境部門では斉藤議員が地球温暖化対策法案の担当者。消費税5%は任期中に上げないとしてきたが、今後23年度以降マニュフェストの実現に13兆円の財源が必要な計算。高齢化が加速して社会保障負担(年金と医療の膨張)が激増していく中、実施財源の確保は目下の現実的な課題である。
次に、下記のような意見を会場からいただいた。
・職場内保育を含めて保育園(保育量の拡大)を充実を求めたい。
・普天間の解決が心配である。
・党結党以来、ずっと応援してきているが現在の民主党のあり方は残念である。議員定数の削減を強く打ち出すべき。
・野菜が大変高くなっているが露地栽培ばかりでなく水栽培による野菜生産などについても政策として打ち出しては。#農業基本計画において国内自給率を5割に高める目標を掲げている(4区石山衆議院議員が担当)
・官房機密費は新政権になりどうなったか?
・子ども手当ては現物給付として保育所の預け時間の延長を進めてほしい。
・寺院の寄付金処理と宗教法人への課税検討は、法人を守る立場でお願いしい。
・宗教法人への課税をしっかりやりマニュフェストの実行財源に充てるべきである。
・厚生年金の三号被保険者に負担を求めるようにしてもいいのでないか。
・45年間、民社党時代から民主党を応援してきたが、年金の負担と給付のあり方を見直していくべきでないか。
・テレビの軽薄なコメンテーターの論に振り回されずに正すべきを初志に基づいて正していって欲しい。
・民主党の議員には、明確な国家像を示して欲しい。民主党の議員にはそれを期待して応援しているのだ。
・世界から新幹線に注目されているが欧州ではTGVが注目されているが日本の技術のPRが弱いのでないか。
・国会議員の秘書はあくまでも国会議員活動のための秘書であり、選挙対策活動は秘書にやらせない制度を作るべきでないか。
・国債の発行よりも消費税を増税して財源の確保策とすべきでないか。
・事業仕分けによって、所属している地球温暖化対策に資する団体の活動が支障をきたしている。#今夏の宮城県は冷夏になり関東は猛暑になり、ゲリラ豪雨も要注意である。環境委員会では産業界との調整が難題である。
以上にて、閉会15時50分 終始、斉藤議員ができるだけ分かりやすく来場者に伝えようとする姿勢に会場から好感あり。政権政党の若手議員が直接有権者と対話して説明していく機会を多く持つほどに、現状から脱して国政への明るい展望が啓けていくものと信じます。斉藤やすのり衆議院議員は国会で日々しっかり勉強しつつ議員活動をおこなっていることが理解できました。入り口の知名度はいずれ褪せるものです。スタートラインに立った後は、日々研鑽を重ねて向上している代表者のみが、政治家としての暦を重ねていくものと思います。がんばって斉藤さん。