会派内6名で福島・只見川沿いの発電所2ヵ所を視察しました。一つは会津の水力発電所、最大出力46万KWの揚水式発電所「第二沼沢」その発電所は何と沼沢湖と只見川の落差214メートルの地中の中に建設されています。
自然景観に配慮しながら、地形の特徴を最大限に活用して発電させる技術力の高さに感動します。しかし残念ながら一昨年の豪雨被害により発電所周辺の只見川が氾濫し、以来護岸復旧工事中なため発電所は運転休止中です。
また、柳津では地熱発電所「柳津西山」を視察しました。平成7年より営業運転、単一ユニットとしては国内最大出力6.5万KW。硫黄臭除去装置、防音壁の設置等により地域に配慮。
純国産の自然エネルギーの象徴である地熱による発電は、設備投資と発電製造コストの関係において険しい面が少なくないようです。
今回は東北電力仙台営業所の中畑所長、渡部課長にお世話になりました。国民生活の安心と安定にエネルギー政策は政治の命題であり、それは一時の風潮に惑わされることなく厳に現実的に判断していかなければならないものなのです。