あびこ雅浩の日記

仙台市議会議員あびこ雅浩の活動日記。

代表質疑の2日目

2011-09-29 | 国際・政治

1_2代表質疑の2日目 公明党 共産党 社民党と政党三会派の代表質疑が続きました。

主な質疑項目は以下のとおりです。

・復興計画中間案について ・東部地区被災農家再生支援事業について ・緊急雇用事業について ・民間借り上げアパートについて ・震災事業と市の財政負担

・人件費の縮減について ・ガス事業の今後について ・復興増税ついて ・宮城県の復興計画について ・福祉を優先した市政運営について ・松森清掃工場の溶融炉解体工事つにいて ・脱原発について ・宅地災害対策について ・実践的な防災訓練の実施について ・東部地区の再生と減災のまちづくり ・核は人類と共生できないのだから非核都市宣言を

これら質疑に対する市長はじめ当局の回答の概要を紹介します。

・被災支援は国策的な対応が基本であると再三にわたって国へ要望行動をおこなってきたが未だに着手されておらず遺憾。 ・野田政権の発足のタイミングを待って第三次補正予算へ期待して要望行動も実施している。 ・防災環境都市づくりを目指し、都市防災のあり方として多重防御の構築をすすめる。ソフトとハードの両面を備えた犠牲者ゼロのまちづくりを目指したい。 ・復興計画の中間案の市民説明会を進めているこれからが、集団移転対象地区の皆様への説明からが正に正念場を迎えると考えている。

・膨大な復興事業予算に対して、市税収入は230億円以上の大幅な減収となる見込み。 ・民間借り上げアパートの家賃代金の支払いを強く宮城県に求めている。 ・緊急雇用事業によって、これまで1100人を雇用しており10月下旬より新たに1年間の雇用をおこなう。 中小企業の再生つにいては「復興組合」の設立に時間を要したため制度利用が遅れた。 ・被災宅地は被災前水準の価格による国の買い上げを求めているところ。 ・加えて建物建設への支援策も国へ要望中。 ・都市整備局内に宅地被災支援に関する相談係り2係を設けて今後相談対応したい。 ・松森の溶融炉解体工事の費用(9億円)をメーカーである三菱重工業に求めることはできない。 今後の市の防災訓練は実行性のある避難訓練をおこなっていく ・復興計画の実施計画の策定は今年度末までにする。

以上で代表質疑は終了。

復興計画の実行とその裏付けである財政計画の土台はすべて国の補正予算内容次第となります。被災地の自治体議員として、所属政権政党の国会動向は大いに気になり、私たち会派議員は皆、日々針のムシロに座らされているような心境です。

明日から3日間は一般質問がおこなわれます。今回は新人議員11人全員が一般質問に立ちます。ちなみに我が会派からは加藤けんいち議員が明日2人目に登壇します。今は亡き相澤よしのり議員に代わって議員となった立場。連合宮城の副事務局長の経験は長く、その視点に期待したいと思います。


代表質疑が始まりました

2011-09-28 | 国際・政治

本会議が再開し、代表質疑が始まりました。

第一会派から第三会派の三会派が質疑、我が会派「市民フォーラム仙台」の日下代表は二番目に登壇し質疑。

11092811109282市役所前の市民広場では仙台と山形の美味いものが集まり、「仙山交流」が開催。昼の時間が近づくと、近隣のオフィスビルから多くの来場者がきていました。

質疑の項目は、・震災復興計画中間案について ・津波被災東部地区の再生 ・丘陵部の宅地被災について ・東部地区農業の再生 ・下水処理施設の復旧 ・ガス工場施設の復旧と民営化堅持 ・復興事業と今後の財政運営 ・市職員の意識改革 ・スピード感ある対処 ・市の独自支援制度 ・経済活動の再生と雇用対策などでした。

市長はじめ復興対策本部長、ほか事業管理者、各局長からの答弁は以下の内容でした。

・100万人の復興プロジェクトとしての計画中間案 ・東部地区には市民の安全面から建築制限をかける ・現状回復より従前を上回る復興を目指す ・計画期間の5年間とはスピード感ある復興をおこなうということ ・仙台市の都市個性を活用した復興 ・宅地被災数は市内4000宅地を超える ・個人負担の低減化を市としてはかる ・農地の大規模化集約化を進め、若手農業者が希望を持てる農業へ ・財政の健全化は、復興の膨大な財政需要と大幅な歳入減の中での苦渋 ・持続可能な財政運営に努める ・被災者の心のケアは重要 ・信頼できる情報発信体制づくり ・有効求人倍率は0.7倍に回復中 ・港地区の事業者の再建にむけて各支援制度の充実 ・事業者の流失の抑制に取り組む ・市有林の伐採は一昨年より計画的に実施中 ・津波被災農地の再開を目指し26年度には全作付が可能となるように取り組む ・農地内のがれきゴミの除去は6割まで進んでいて年内完了を目指す ・宅地被災総額は353億円と推計、そのうちの53億円が今回の補正予算額 ・南蒲生浄化センターは先の台風で七北田川が決壊し2日間孤立した ・ガス銅管の更新を進めていたのが幸いした ・小水力発電などエネルギ―の提案、べストミックスの提案する ・新次元の防災都市をつくる

・財政運営の観点から市民サービス事業を抜本的に見直し、休止や廃止を判断し市民に理解を求めていく ・経済界の復興に集中経済施策を進めていく ・子育て応援は、震災前と変わることなく従前以上に重要施策とする ・現時点で最適と思えるものを基にして判断していく ・応急仮設住宅の利用機関の延長は県国と協議していく ・本市の復興基金を設置する方向にある ・通信販売アマゾンジャパンのコールセンターを誘致し1000人の雇用が生まれる予定 ・食と農のフロンティアを目指す。などでした。

4時半に閉会、明日は残り三会派の代表質疑があります。


会派研修2日目 基本政策の協議

2011-09-27 | 国際・政治

会派政策の討議を昨日に続いて行いました。

001 基本認識は、岡本あき子政調会長が素案を提案。

防災対策については
・防災リーダーの育成と仙台モデル、・指定避難所に来ることが困難な被災者支援のあり方、・消防活動強化区域の解消については優先順位から今回除く、・都市型水害対策の強化、・指定避難所のあり方と拡大、・支援物資の設置場所と供給システム、

行革の断行については、

・今時の政策としての妥当性を討議。・行革の目的は、そもそも財源の捻出が基にあるものだが、・平成27年度までの5ヵ年300億円の捻出の実施計画を追認する立場か。・職員定数の削減をさらに重点的に進めるべきか、・アセットマネージメントは復興がある程度進んだ上で、・ガス事業の民営化路線は変わらずとも先ずは港工場の復旧。・外郭団体の見直しは具体に交通局関連で実施するに至っている

教育・文化・スポーツと復興の歩みは、

・学力の向上は兎も角、・逞しく生き抜く力を養成する、・児童館の活用と放課後事業の個人負担化、・学生のまちづくり参画機会づくり、・市立高校の資質の向上、・スポーツ施策の振興は復興の足音、・大規模文化施設の設置と音楽堂、・市民が等しくスポーツに親しみ健康づくりに繋がる施設の充実

環境都市づくりとエネルギー政策は、

・自然エネルギー利用の拡大、・環境事業と経済復興、・さらなるゴミの減量化とリサイクル率の向上、・緑公園の適切な管理と防犯的視点、

経済政策については、

・若者の雇用を生む経済活動の再生、・地場産業の再生にむけた環境づくり、・東北電力所属の二議員とともに検討

インフラ整備の再構築について

・地下鉄東西線の27年度内竣工への着実な進捗、・東の端末駅荒井駅周辺のまちづくり、・国際センター駅にコンベンション機能の充実、 ・仙台港背後地の整備に復興特区導入の具体、・水族館構想の棚上げ、・新市立病院の着実な設置とあすと長町地区開発

政策本体のタイトルネーミングは「震災からの復興 杜の都の再生にむけた会派基本政策」ではどうか。復興計画の財源についても白熱した議論がありました。

以上、会派政策の全項目について議員同士の討論を進めました。新人の加藤けんいち、渡辺敬信両議員にも、討論を通して仙台市政の課題とその取り組み状況を把握する良い機会になったものと思います。

明日から定例議会が再開し、会派代表質疑が始まります。我が会派は、二番目に日下富士夫代表が登壇します。


会派研修会にて政策討議をおこないました

2011-09-26 | 国際・政治

会派基本政策についての会派研修会を実施しました。以下に、その概要を紹介します。

013 議会は開会しましたが3日間は議案審査のための休会中。その間の午後の2日間(26日27日)を使って、市内ホテルの会議室にて会派政策の討議を行いました。

政調会長の岡本あき子議員が中心となって進行。木村副議長は急遽、国会への要望行動のため欠席。
冒頭で、会派基本政策は復興計画の期間である5年間に準じた期間とすることを確認。

あさってから始まる、代表質疑、一般質問者の質問項目を確認しながら議論を進めた。

先ず、復興計画中間案については、主に以下の事項を確認していきました。

・津波防災、・防災林防潮林の再生、・東部地区再生プラン、
・塩釜亘理線のかさ上げ、多賀城、名取など近隣自治体との連動、・復興計画の次期想定被災規模、・宅地被災支援と市の独自支援制度、国の支援基準
・雇用政策と経済支援制度、・農業の再生と雇用の拡大、・東部地区の再生と六次産業化、・東部地区住民への説明と合意形成、・防災「仙台モデル」の具体化、・会派としての新エネプロジェクト、代替エネルギーの研究。・バイオマス発電の汎用性、・仙台港地区の復興特区の具体性、・交流促進プロジェクトと大規模文化施設コンベンション施設の設置、・メモリアルプロジェクトの計画妥当性と復興基金の設置、・
罹災半壊認定未満への修理助成案と財言300億円の用途。 等々について議員同士の討論が続きました。
その論点軸は、理想論と財源論、公平性と妥当性、公的措置と自己責任でした。

以上の議論の上で、会派基本政策の改めての柱の建て方を検証。

・被災者の生活再建として、仮設住宅の居住環境の改善、雇用の確保、孤独死の防止、心のケア、マンション等集合住宅対策、等々

・経済の創成と雇用の確保 経済の再生なくして復興はない、交流政策、産学官連携事業の検証、農業の六次産業化と雇用政策、地元中小企業支援のあり方等々。

・地域福祉の充実 支えあいのまちづくり、見守り互助のシステム等々の意見を出し合い、明日も午後から半日、継続することを確認し散会。

会派 市民フォーラムでは初当選者も副議長経験者も分け隔てなく、政策への率直な意見を出し合い、検証することによって所属議員の政策力を高めていきたいと思います。


臨時議会で木村勝好副議長が誕生

2011-09-09 | 国際・政治

087 新たな任期の始まりは、臨時議会で正副議長を決めることです。これを決めるには、各議員の所属会派を決定しなければなりません。我が会派議員は、現職3人が議席を失い、国会議員の秘書3人の新人候補のうち、桜井参議院議員の秘書1名のみが最下位で当選するという大惨敗を喫して、会派人数は9名に縮小してしまいました。政党に対する大逆風の中で、さらに追い打ちを掛けておきながら無感覚でいる輩を許すことはできません。

本会議場の議席は26番になりました。青葉区に熱いファンをたくさん持つ佐藤わか子議員の隣りです。

020 55人の混沌とした議員構成の中で、我が会派は辛うじて第二会派を確保できました。同数の二会派がある中で日下富士夫代表が見事に抽選で第二会派を引当てたのでした。代表としての初仕事は金星。そして私は、市議会第二会派「市民フォーラム仙台」の幹事長を拝名いたしました。

肝心の正副議長は、第一会派の自民党から佐藤正昭議員、副議長は我が会派から木村勝好議員(共に津波被災の若林区選出)を選出することで他の会派とも了解が得られて決定しました。本来であれば、我が会派が最大会派となって議長を出す予定でしたが、我が同胞には史上最低最悪の状況下での選挙を強いられた結果でした。

いずれにせよ、私は副議長選出会派の幹事長として謙虚に精進してまいります。

また常任委員会は、私はあえて役職は持たずに一委員として「健康福祉委員会」で、これまで以上に毎委員会の場で、質問に立っていきます。高齢者保健福祉と介護保険の新しい計画づくりが一番の課題であり、また震災後の福祉ニーズは拡大し続けていて、その対応策も大きな役目と考えての委員会所属です。

定例議会は今月21日開会予定で1ヵ月間開会される予定です。早速、我が会派では新人議員2人が、初質問に立つ準備をしています。ご期待ください。