あびこ雅浩の日記

仙台市議会議員あびこ雅浩の活動日記。

発災から2週間の現場に

2011-03-27 | 国際・政治

ガソリン20リットルを長時間の待ち時間の後に得て、仙台市内海岸部へ向かいました。報道で知っていても、自分で視る大津波の現場は2週間を経過してなお戦慄を覚える惨状を示していました。

仙台港工業地区は……
430 436 442 444 434



451 450 夢メッセには廃車が並べられ



452 454 岡田地区も



455 457 風景は一変した荒浜地区



458 459 消防局荒浜分署航空隊 宮城県の防災ヘリは無残に


462 463 最も海に近い小学校の荒浜小



465 467 東六郷地区



470537 東六郷小

発災から2週間、自衛隊の懸命な作業により道路は確保されていました。瓦礫の山と折り重なった自動車、泥をかぶった田園地区と家屋。大津波は一瞬にして日常の全てを奪い去ったのです。

これから始める復興に向けた長い道程。仙台市の中でも険しい宮城野区/若林区、隣接する多賀城市、塩釜市、名取市、岩沼市とともに、大津波の被災地域はお互いに手をたずさえて共に立ちあがって行きましょう。

 立ちあがれ仙台 負けるな宮城 がんばろう東北


未曾有の大震災から11日目になりました。

2011-03-21 | 国際・政治

この度の東日本大震災に被災されたすべての皆さまに衷心よりお見舞い申し上げます。

3月11日金曜日午後2時46分、ちょうど予算委員会の休憩に入ったところでグラグラときました。ちょっと大きいけれどもすぐ収まると思っていましたが、グラグラが大きくなって続き、机の下にもぐり込んで待ちました。起振車「ぐらら」で、阪神大震災レベルの地震体験をしているかのような錯覚がありました。32年前に宮城沖地震も経験していますが、比べ物にならない大きさと長さだと感じました。

516 一斉に市役所の外に出ましたが、あらゆる建物内から人々が路上や公園に出ていました。早速、携帯でニュースを見ると、大津波警報が出て、既に仙台港や女川の惨状が伝えられていました。10メートルの津波が発生したとは耳を疑いました。

しばし市役所前で余震とともに過ごし、自家用車で自宅を目指しました。信号が作動せず、水道管の破裂箇所をさけながら渋滞の中、到着。コミュニティセンター、小学校、町内とまわりましたが、とにかく日没前までにしなければならないことに焦りました。

518 その時から1週間、PTA会長を務めている松陵西小の体育館での避難所を開設し、運営委員会を立ち上げ、宗片運営委員長の補佐役として避難所の運営に携わり続けました。体育館には溢れんばかりの避難者が詰めかけて、学校にある非常食(アルファー米)の炊き出しと、避難所の体制づくりとルールづくりを行ないました。炊き出しは、1000食がすぐになくなりました。

1週間の松陵西小避難所の運営では、2つの大きな力が発揮されました。ひとつは、宗片松陵地区連合町内会長を支える町内会有志10数名の機動力です。そしてもうひとつは、防災協定を結んでいる加美町小野田地区城内営農組合の尽力でした。 城内営農組合からは、給水活動(2700リットル)に3回も駈けつけてくれました。仙台市の給水所が立ちあがらない中、先駆けて地域住民への給水活動を実施でき、また3升炊きの炊飯釜とプロパンガス、お米90㌔をいただき、朝食は炊きたてのおにぎりを避難所で提供できました。困った時に助けてもらった恩ほど重いものはありません。毎度深々と頭を下げて御礼申し上げましたが、今野組合長以下、城内営農組合の方々は「何も水くらいで喜んでもらえるならいくらでも」と言ってくれる姿にまた感激しました。 

そして一週間後、電気の復旧に加えて水道も徐々に出始めたころ、松陵地区3校に開設している避難所を、松陵中の武道館1ヵ所に集約しました。当初500人を超えていた松陵西避難所も50人程度になり、移動を伝えてさらに少なくなり、3校合わせて70名で18日から今日まで30数人に避難者の数は集約されました。松陵中、松陵小、松陵西小の3校の校長/教頭先生のご理解と献身に感謝申し上げます。

本日になって、都市ガスの復旧の見通しもたったようです。仙台港工場が再建できるまでの間、新潟からのパイプライン供給に委ねることになりました。給水所、支給物、救助隊に全国の自治体から支援に駆け付けてくれています。歩坂町の給水車は山口県防府市、松陵小の給水所は札幌市/島根県松江市、向陽台中では新潟市水道局が来てくれていました。町中を走る救急車は熊本県天草市や神戸市、横浜市を見かけました。避難所でのアルファー米も、大阪、名古屋、京都からのものをいただきました。毛布も関西各都市から提供されています。全国の自治体からの支援を得てこの10日間、私たちは過ごしているのです。

522 仙台市内でも、若林区や宮城野区は大津波による被害が甚大です。避難所も給水所の開設も、その困難さは、私の地元泉区や青葉区からは想像できないもののようです。市議会議員もお2人の先輩議員は家を流されました。本日連絡が入りましたが、宮城県トライアスロン協会片桐副理事長も命を落とされました。心からご冥福をお祈り申し上げます。

今だ確認がとれない万単位の方々の安否、県警本部長は宮城県下の死亡者数は15000人を超えると報告しています。どれほど深く大きな悲しみを私たちは背負って515 これから生きて行くことになるのでしょうか。19日は一部の中学校で卒業式が挙行されました。今週は、大半の小学校/中学校で卒業式と修了式が行われる予定です。これから始まる長く遠い復興への道程、悲しみに耐えて前を向き顔を上げて行こう。それが生き残った私たちができる亡くなった方々への弔いなのだと思います。


予算委員会 九日目 教育費と歳入

2011-03-10 | 国際・政治

予算委員会 九日目 教育費

改革フォーラム

小学校の英語教育について
 ・新年度より、年間35時間を市内125校全校で本格実施する

 教員の研修は?
・外国語部会も自主的研修グループの中に立ち上げるなど研修体制を充実させている。

ALT(外国人英語指導助手)の活用は?
・児童同士の学びに加えて、実践的な場面に市内中学校にいる70名のALTを効果的に活用していくよう進めている。

国からの予算措置はあるのか?
・英語ノートが無償配布されているが、その他の備品は学校内予算で対応することになっている。

政府の仕分け対象になったため英語ノートは廃止になり他に代用は?
・国で新たな教材の作成を考えていると情報ある。

中学校の武道教育について
24年度から必修になることを評価している。武道場の整備状況は?
・市内に平成16年の台原中を最後に全中学校に整備済み。ダンス用に利用している学校もある。

武道場の現在の使い方と指導者の状況は、経験歴の把握は?
・柔道部18学校、剣道部が35学校あり、両方実施は18学校あり。外部指導者も29名いる。指導経験者の割合は女性教師では半分以下二割以下となっている。

武道を指導する側の課題、指導者の資質の確保は?
・第一学年と第二学年で年10時間程度のカリキュラムであり、指導の専門性は求められないもの。

公明党より

たくましく生きる力育成プログラムについて?
・自分作り教育、ソフトランディングプログラムなど、総合的に9年間の育ちをはかり逞しく生きる子どもを育むもの

中学校の入学について?
・市内公立中学校の新入学生徒数は、新年度9451名の予定。

入学時の諸経費として何があるか?
・制服(奨励服)、体操着、かばんなどがあり、約6万円前後になる。

安くはないが、一方で量販店の紳士服のチラシあり、制服を統一させてコスト安くできないか?
・学校ごとの判断、地域性や歴史や伝統などもあり、制服の統一化は難しいとおもう

どのように制服業者の選定をおこなっているか?
・学校の選定委員会で提案書を業者に求め、業者提案に対して選定をしている。

制服のコスト削減に工夫できないか、私服校は市内にあるか?
・デザインや機能性、制服への思いや経緯もあり総合的な判断によって現在、制服があるもの。
・仙台第一中(平成8年より)と広陵中(開校時より)の2校のみが自由服となっている。

学校図書室について、地域への開放は現在どうなっているか?
・27校で実施し、9600人余の市民が学校の図書室を利用し、ボランティアによる「読み聞かせ」もおこなわれている。

学校の朝読書の実施状況は?
・小中とも大半の学校で、朝読書(10分)に取り組み、家庭での読書時間も増えているよう。

食育推進事業について?
小学校での親子で料理教室プログラムなどもあり。

早寝/早起き/朝ごはん条例の町があり、仙台市の取り組みは、「食べる」とは人を良くすること也?
・歌人の俵万智氏、脳トレの教授、機械体操の田中光氏などを委員として実行委員会を立ち上げている。

この事業の定着は?
・いろんな形で、周知につとめて、子供たちの関心を引く継続的な展開を図っていきたい。生活習慣に関する情報の提供もしていきたい。

ガン癌を学ぶ授業について、杉並区の中学校の事例紹介?
・命の大切さを教える立場の教員であり、専門家を招いての授業づくりなども良い事例である。

共産党より

学校体育施設開放事業について?
・減額理由は、夜間照明施設の工事完了によるもの。

校庭の夜間照明設置は減っているのか?
・平成20年以降、設置していない。設置要望は10校あり。平成14年に要望あったものもあるが2000万円の設置費用が課題。

就学支援に本市として独自の制度を設けるべきでないか?

社民党より

太白区学校給食センターを新年度から民間事業者に委託する
理由は?
委託事業者はどのようにして決定したのか?
センターの従業員の雇用先はどうなっているか?
食物アレルギーの対応について、市内8万1000人の児童生徒の中で、1300人弱の該当者がいるが?
単独調理校でありながら、アレルギー食の対応をしていない学校があるのは問題でないか?
仙台市として前向きな取り組み(メニューの拡充)をしているのか?
子供たちにとっては、いじめに会い、不登校に発展するなど大変な問題だ、もっと真剣に取り組むべきだ?

ミュージアム都市構想について、仙台宮城ミュージアムアライアンスSMMAの連携とは?
共通入館券の発行などの取り組みは?
太白区に市内文化的史跡の4割が集中しているのであり、その資源の活用を積極的に図るべきでは?
郡山遺跡の展示室を国史跡に相応しい展示室として設置が必要でないか?
史跡案内ボランティアの声を汲み取るシステムが必要でないか?

地底の森ミュージアムの屋外に水のみ場を設置できないか?
文化財の保存について本市としての認識を伺う?

次に、歳入について

改革フォーラムから

これまで歳出の中身の審査がおこなわれてきたが、その前提になるのは、歳入である。国では関連法案が通らない状況にある。本市の財政運営は大変困難な中にあるが担当局長としての所見を伺う?

・ネーミングライツには企業側、市役所側の双方にメリットとデメリットはあり、その導入には慎重な判断が必要になる。

歩道橋への広告収入の取り組みが関西などではあるが、動物園公園での取り組みはどうか?
・かつて仙台駅の駅舎屋上に広告物の検討がなされた経緯は、広告物条例以前であった。

施設の維持管理の経費の捻出にも、市民/企業サポーターによるネーミングライツ制度を取り入れてはどうか、柔軟に発想してJR仙台駅前のぺデステリアンデッキはどうか?

納税者の立場から、法人市民税について?
・個人市民税は減額しているが、法人市民税は23億円の増額となっているが、地元企業者の景況感は従前どおり低いものと思う。

地元企業の二極化が進んでいるのでないか?対前年比の納税額の比較では、零細企業では落ち込みが大きくなっている現況にあることを精査すべきでは?
細部にわたる地元の現況を把握すべきであり、副市長としての所感は?
・全体的な見方として、外需に連なるか否かがあるが、恩恵にあずからない中小企業は大変厳しい中にあると考えており、面的な捉え方が大切であると認識。

固定資産税の税収の推移は?
・830億円前後の数年来の推移となっている。

土地価格とのギャップに市民の悲鳴が上がっているが?
・リーマンショック以降、激変緩和策としてのシステムにより、課税標準額が追いつかないことになっている。

固定資産税の評価額が本市が全国12位になったことがあったが(平成20年に)土地バブルが来たが?
固定資産評価員による評価替えについて伺う?
現地調査/現況調査をどこまでしっかりやっているのかどうか?
・各区役所の担当職員が評価員への情報提供として実態把握のパトロールをおこなっている。

街なか商業者を中心として、その評価のギャップにより、重税感が増している事情を市は鑑みるべきであるが?
・(条例減額制度について説明する)

市長は徴税権者であるが、条例により減税措置も可能であるがその立場は?
・次年度において減税措置の実施はできないと考えている。

以上、本日散会。5時10分。あすは企業会計へ。


予算委員会八日目 消防費 教育費つづき

2011-03-09 | 国際・政治

予算委員会 八日目 消防費 

地震発生のため、30分開会時間を遅らせ、1時30分に開会。

冒頭に消防局長より説明あり。
秋田県おじか半島沖で11時45分マグニチュード7.2の地震が発生。現在津波注意報発令中。若林消防署、宮城野消防署に対処体制を敷いて警戒中。仙台港でも30センチの津波一波があり。

新しい翼より

消防救急デジタル無線について、デジタル化整備にあたっては、どの程度の予算規模となるのか?
・本市の整備分は26億円になるものと想定している。

整備のコストの縮減も当然求められていると思うが、?
・民間施設や防災業務無線の活用も可能性あり、検討し協議予定。

電波受信困難地域への対応策は?
・基地局の配置とアンテナの選択など、最善策を優先しているが、その他困難地区への対応を協議中。

大規模災害時の救助への支援活動に関して、ネットワーク化をどうしていくか?
・ネットワーク化の整備を進めて大規模災害時の情報伝達体制を構築していきたい。

市町村負担となるデジタル化更新への対応については、コスト負担が課題にもなっているが、計画的な事業の進め方は?
・整備期間と相当のコストを有する事業であり、国へ更新コストの財政要望を引き続きおこなっていく。

1_2消防の広域化と共同運用について問われている今事業になるもの。

救急出動と搬送件数の増加について?
・21年37000件余 22年42,000件余り、猛暑の影響もあり1割近く、件数/人員数とも過去最高に増加した22年度。、

傷病程度は?
・軽症34% 中等傷45%程度の割合になっている。

オープンシステムの取り組み(外科/中嶋病院と内科/仙台オープン病院によるもの)について?
・件数はまだ少ないが、導入できた経緯に重きもあるが、短縮化にあたっていきたい。しかし、その拡大については、現在のシステムを検証した上で検討していきたい。

宮城県で進めている救急搬送の新しいルールとは?
・県の協議会に応じて、医療機関のリストを作成し、搬送先の判定基準、専門診療基準などを検討しながら現在、策定しているところ。

救急活動支援医療チームの導入について、24時間対応体制に期待しているが、今後の救急業務のあり方は?
・病院内の救護体制ともしっかり連携とれることが前提である。現場滞在時間の短縮化、収容時間の短縮化に引き続き務めていきたい。

民主クラブ仙台より

横田匡人議員 
「ただ今、地震発生直後の津波注意報の発令中でもあり、本日予定の質問内容は、最終日の総括質疑内でおこなうこととします。」了

日下富士夫議員

緊急性を鑑みて、地震対策についてあえて今、伺う。
ニュージーランド地震にお見舞い。現地で活躍している国際消防救助隊について?
・消防長官の下、本市消防隊員のうち11名の隊員が登録されている。

何処でどういった訓練をしているのか?
・全国の拠点施設で定期的に実施している。

宮城沖地震に備えた、国際救助の関係と市民の安全確保についての所見は?
・高度な救助技術が求められるものであり、都市型災害の発生を想定して消防の総合力が問われるものと認識してあたっていきたい。

改革ネット (議員生活40年最後の質問に立つ)大内久雄元議長 

災害対策費について、
**本会議質問に続いて、荒浜の護岸提工事に関して過去の島野市長の対応を批判し、一方で山本知事を賞賛する。

一番危険な場所を市ではこれまで放置してきた、今日60センチの津波が発生したならば、一気に民家が飲み込まれるはずだ?
・防波堤の建設については、これまでの様々な経過があってのことと認識しているが、県の担当部局には繋げたい。

公明党

災害対策費について、地域防災リーダーの養成について?
・自主防災組織の組織率は95%と本市は大変高いが、本市オリジナルとなる防災リーダーの養成を目指すもの。

町内会役員の役の重複が目立っている中で、新たに防災リーダーの役をつくることとは?
・実技を重視した養成研修であり、町内会長の補佐役を想定してリーダー養成をしていきたい。

市民力を生かす取り組みとして、市民が取得している資格にもとづく専門性の登録制度はどうか?
災害時の非常持ち出し品の準備状況は?
・飲料は半数以下、懐中電灯とラジオは7割程度の準備状況になっている。
・準備率の向上策として100円ショップの100円防災品の紹介もおこなっている。

災害時のトイレは一番の課題。ダンボールトイレを提案する。座っても100キロまで大丈夫、準備の広報を期待するが?
・ひとりひとりの自発的な準備が大切であり、それを誘導する環境づくりもすすめていきたい。

杜の都の防災メール登録と訓練参加について?
・8794人がメール登録している。また防災訓練への市民の参加者数は7万人を超えている。

市民が参加しやすい災害訓練への取り組みは?
・訓練内容と参加者の固定化が課題であり、市民が気軽に参加できる訓練内容への検討をすすめていきたい。

次に、教育費へ入る

無所属から

2給食費について、学校給食の位置づけは?
・健康の保持と食生活の教育目的がある。

単独調理校に意見があり、単独とセンターの数は、未納率の影響は?
・単独調理校は85校あり、センター調理校は105校あり。単独調理校の未納額率は0.77%となっているが、未納率が高くなると調理食材に影響する。単独調理校の公会計の導入に準備していきたい。

残食率も両校で異なり、センター食は残食量が高いが?
食育教育について、仙台産米飯の割合は?
・すべて宮城県内産であり、うち七割が仙台市産であり、今後は100%仙台産米にするよう準備する。

民主クラブ仙台

岡本あき子議員

トイレ/図書館について、トイレの改修工事は数が減っているが、長町小は築45年で臭気がきついが、要望して
十年以上が経過しているが?
・明るく綺麗なトイレづくりを進めている。臭石の除去に当たるなどしていきたい。
・向こう10年間で30校のトイレ改修を計画している。可能な限り改修にあたっていきたい。

和式トイレが大半であるが、新入学児童は和式トイレの練習もできない環境にあるが?
・改修時にも和式は残している。和式便器を一基洋式に交換する工事は、小中学校計で年8校実施している。

太白区図書館の改修工事は短期にできないか、天井の改修に5ヶ月間は長すぎるが?
・業者とも協議して短縮化が可能となるよう取り組みたい。

閲覧コーナーの拡充を求め、エントランスのスペース拡大を求めたい?
・利用者゜の影響を少なくするため、最大限努力する。地下の視聴覚コーナーに閲覧スペースを設ける。

図書館の地域バランスの是正について、市内5区のバランスは悪く、人口当たりの蔵書数は太白区が最も少なく、泉区が三倍となっているが?
・是正にあたりたい。

総合計画にも「学び」を優先している。図書館の計画的な、実行を求めたいが?
・図書館振興計画にもとづき積極的に取り組んでいきたい。

アレルギー対応食について、野村と高砂のセンターでは、開設時の予定数に比べ実績は少ないが?
・安全性を高めるための制約は少なくなく、利用者側の評価の異なりによるものと思う。一層の周知をはかりたい。

加茂と宮城学校給食センターの更新について?
・統合の方向で計画する。用地選定とあわせて、アレルギー対応食の具体的な対応学校を決定していきたい。150食以上の対応食を計画していく。

##議員のキャリアを積み、さまざまな役職を持つ立場になっても、新人議員の時からの目線が変わらずに活動に取り組んでいる姿勢に、有権者の支持が厚いのは当然のこと。

村上一彦議員

1_3モンスターペアレントと不適格教師について
モンスターペアレントの本市の実態は?
・真摯な対応に務めることを第一としているが、市内にも例はある。

埼玉では、教師側から理不尽な要求に対して訴えるケースもあり、対応マニュアルの策定例も他都市ではあるが?
・教育相談ハンドブックを全教師に配布してきている。
・初期対応のあり方によってエスカレートする事例があり、状況の見極めが重要であると考えている。

教師の仕事量が教室内外に多すぎる原因があって、心を病む教師が少なくないのでないか?
・休職者数は、本市では39人で精神疾患は16名となっているが、他都市と比較すれば率は少ない。

人としても疑わしい教師が現場にいる例がないわけでないと思うが、どう対処しているか?
・教育指導センターで研修を受けるなどして現場復帰に向けて取り組んでいる。また研修の上、依願退職のケースもある。

指導力がなくとも、辞めないケースはどうするか?
・免職扱いとなる。

該当者は年々、現場に増えているのでないか?
・依願退職、管掌退職の該当者は年々増えている傾向にある。

事例がある。教育大出身者の若手教師が児童に注意したことを発端に、その結果、先生は心を病んで辞めてしまった。
守るべき先生と守らなくてもいい先生と二種類あると思うが、校長をはじめとした学校内のサポートシステムが必要でないか?
・教員が育っていく学校の場の確保に務め、そのための予算の確保にも努めていきたい。

##村上議員ならではのテーマ性と切り口の質疑であり、他に真似できない評価があり。

木村勝好議員

陸奥国分寺について、最も北に位置する国分寺であり、建築様式上も大規模な由緒あるものであるが?
史跡公園への整備を40年前から進めてきているが?
・公有化すべき面積は6万6千平米のうち、ほぼ九割以上を購入してきている。

律令国家の象徴としての歴史的な由緒ある史跡でないか、基本計画の概要は、復元なのか整備なのか?
・整備する中に、復元もはいるものだが、史跡全体の整備をする方向である。

築地塀(土塀)の復元は予定されているか?
・寒冷地の条件もあり、部分的な復元を含めて検討したい。

1200年も前の史跡だけに、復元の三要素は担保されないが?
・厳密な意味でなく、一つの展示手法としての、復元的な整備(表現方法)という考え方がないわけでない。

地下鉄東西線の開業スケジュールに対して、ガイダンス施設の整備計画とは ?
・展示パネルによる史跡の紹介や来所者への滞留用施設を検討している。

金堂や講堂などの説明版の設置はどう検討しているか?
・主要伽藍の整備は既存施設を生かしたいが、平面表示なども含めて整備していきたい。

・主要駅となる国分寺であり、歴史的遺産を大事にすることはまちづくりの基本である。歴史的な縁を大事にしたまちづくりに取り組みたい。

以上、本日散会。5時5分。教育費の途中。

我が会派を代表する民主クラブ仙台3人の良質な質疑。予算委員会とはこうあるべしの例。 しかし議会ウォッチャーの評価は高くないのがミソ。一般有権者に問う。


予算委員会七日目 土木費つづき

2011-03-08 | 国際・政治

予算委員会 七日目 土木費つづき

3_2改革フォーラム

大念寺山の用地取得費について

大念寺山への市長の認識は?
・歴史的にも自然景観的にも本市にとって由緒ある処である。

取得する目的は?
・今回の取得により、自然景観と緑の保全と歴史の発見を目的として整備して歴史的なメモリーポイントにする。

整備計画と新たな基本計画との位置づけは?
・大念寺跡の取得であり、文化財的価値を確認したうえで整備計画を策定した。

仙台市博物館で「大念寺展」を昭和42年に実施しているが?
・昭和51年に、展示物の返却をおこなっている。

大念寺には不幸な歴史があった。過去に(約80年前)貴族院議員伊澤平左衛門氏の時に政宗公の位牌堂を建設する計画が過去にあったが、位牌は今は何処にあるか?
・平成9年の大念寺の改築時以降、松島の瑞厳寺に仮安置されている。

過去に土地を取得するにあたり、購入価格等の問題で、過去に経緯があったが?
・平成16年以降、議会からの要請もあり条例を定めて1件、1000平米以上/5億円以上の土地の取得にあっては、議決事項にするようになっている。

今回の予算は、大念寺山の整備に、仙台市としてしっかりと取り組んでいくことを決意したことを評価したい。歴史ゾーンの買収によって、市長の掲げるミュージアム都市構想の象徴になる取り組みを期待したいが?
・これまでの困難な歴史を理解しながら、将来的な可能性を十分に精査していきたい。

位牌堂を守り続けてきた、御住職の娘さんからのお手紙を紹介。
##過去から今日に続く仙台市の歴史。市議会に鈴木繁雄議員の役割は大きい。

公明党より

交通事故対策について?
・新年度に54工区の交通安全対策の整備をおこなうことになっている。

歩道整備について、現在整備中のものから2件、岩切利府線の工事は?
道路のカラー化について?
コミュニティサイクルの導入について?
自転車の交通事故対策について?
ルールの徹底、安全走行の徹底への取り組み?
・自転車安全指導員を国の緊急雇用予算を利用して県警で実施している。

罰則を科すまでやらないとダメなのでないか、講習会の実効性はどうか?

保険制度の加入について、TSマーク付保険とは?
賠償保険がマークに付帯するものだが、その普及率は低い。

自転車店の意識の高さによるが、その周知策は?
・交通安全教室の場面なども活用して普及率を高めていきたい。

自転車への取り組みの重要性は高くなると思う、自転車安全日本一の仙台市づくりへ取り組みを?
・社会実験も好評だった。その環境づくりには、推進会議とともにハード/ソフトの両面から安全の推進にあたっていきたい。

道路橋梁費について、交差点の安全対策について、過去に痛ましい事故があり、先日も高校生が犠牲になったが?
・主要交差点の安全点検を実施してきた。事故箇所にはガードレールを設置した。

駐輪場の運営について、路上駐輪場の開設時間が利用者の負担になっているが?
・新年度から仙台駅西口駐輪場では、24時間開架のモデル運用を始める。

仙台市の都市交通プランについて、修正箇所があったが?
・鉄道の機能強化、公共交通網と道路網を分かりやすくした。

どのような機能強化をするのか?
・鉄道軸は地下鉄東西南北に加えてJR線を加えた。

鉄道高架化への取り組みは,開かずの踏み切り対策は?
・JR仙山線中井付近、東北線南仙台駅が検討されているところ。

高架化は地域課題である南仙台駅はどう取り組むのか再度伺う?
・多額の事業費を要するものでもあり、関係機関との協議を進め、地域の皆様と広範な協議もしていき、高架化に向けて取り組んでいきたい。

1仮称八木山動物公園駅について、新規動物の購入とは?
・キリン/レツサーパンダを導入している。スマトラトラや白サイの導入を予定している。

魅力的な動物園への取り組みについて?
・19年は48万人 20年は47万人 21年は52万人となっている。連休中は来園者の車の半数は県外ナンバーとなっている。
・アイアイの導入は、マダガスカル国の政変により、今後新政府発足後に交渉を再開することになっている。

休園日の固定化を緩和できないか?
・動物のストレスも考えて、来園者の多い日の翌日は休みとしている。

来園できない市民にとっては不公平でないか、行政サービスの公平性を守れ?
##飼育されている動物のことを考えるべきであり、質問者の我がままである。それを「市民の声」と問うことの愚。

#犬や猫などのペットの躾も行政サービスであれと、健康福祉費でも質問している同会派は、選挙では候補者全員当選の会派。

共産党より

集中豪雨浸水対策について、公共施設等の透水性舗装の実績は?
若林地区(3丁目)の浸水被害の対策は?
・簡易型(プラスチック製調整池)の整備は設置コストは半分になると思われる。

暫定的な浸水対策の進め方は、市民局サイドの取り組みも重要でないか?
・関係部局と十分に調整をはかり取り組んでいきたい。

若林区役所職員の日頃の対応には感謝する。浸水対策の全庁的な取り組みについて?
・都市化の進行にともなう側面もある。浸水対策の根本的な施設整備に対しては長期的な時間とコストがかかるものでもあり、知恵をだして取り組める部分から取り組むよう関係部局に指示したい。

私道の浸水対策はどうなっているか?大谷地地区の被害対策をどう考えているか。市の責任でないか?

次に、消防費

無所属より

災害協定について、何件提携されているか、その趣旨は?
・趣旨は、応急復旧力の確保を目指すものであり、各種116の協定が結ばれていいる。
・自治体間、放送、ライフライン、医療救護、調査研究等の協定があり。

本市としての実績は何があるか?
・過去に中越地震では、県トラック協会に毛布の搬送を指示した実績あり。

技能団体との協定は?
・仮設住宅の建設をはじめ被災者の生活支援を期待しているもの。

協定に向けた訓練は行ってきているか?
・業界/団体と市との合同救助訓練の実施などもおこなっている。

危機管理官が設置されて5年である。管理官の役目と防災安全課との関係は?
・規模に応じる対応になる。初動対応の総括的指示の役目あり。緊密な連携をはかり対応している。
・危機管理情報を受けて迅速な対応を図れるようシステムを構築している。

平時の顔の見える関係が必要であり、日ごろからの関係性の構築にメール通信連絡の確保はどうか?
・実効性を挙げるために重要なこと。複数の団体と連携を深めているところ。防災無線に加えて、電子メールも加えて検討していきたい。

6.12総合防災訓練時により積極的に各団体との訓練の合同参加を進めるべきでないか?
・協定の性格を見極めながら情報交換のあり方は、今後も鋭利検討していきたい。

以上、消防費の途中で本日散会。4時20分。