4月末日の早朝、実践倫理の朝起き会場に向かう途中で、ラジオからWHO(世界保健機関)チャン事務局長の記者会見が聞こえてきた。新型インフルエンザは世界的大流行(パンデミック)が差し迫っていると表明、警戒水準を5に引き上げると。各国政府に対して、感染防止へむけ速やかな対策を講じるよう警告したのだ。
世界同時金融危機で世界は経済的危機にある道程で、生命の危機にも曝される事態がやってきてしまった。新型インフルエンザは、人とモノの動きも止めることになり、世界は生命と経済の二重の脅威に直面することになる。
仙台市ではこの日を想定して、検疫専門官である岩崎女史が副市長の任にある。梅原市政がまた問われる重大な事態がやってきたが、政治は危機的状況下では政治体制の変化を求めなくなるもの。したがって今日の危機的現実が、明日からの政治状況にどう波紋を投げかけていくのか。
国政は、国難からの救国を目的とした政治態勢づくりへと向かうのか。国民の命と財産を守るのが、政治の使命であり政治家の責任である。政治の原点も試されていくことになる。未経験の想定外の大難題に私たちは直面することになった。
2日前47歳になった私。限られていく時間の中で、他者のために地域のために仙台市全体のために何ができるのか、何をしなければならないのか。危機に直面する中、明日(5月)から更に強く問い続け走り続ける日々には代わりなし。
穏やかな陽気に萌ゆる宮城県陸上競技場【グランディ21】周辺。