定例議会閉会
第一回定例議会が閉会しました。一か月間にわたって新年度予算案を含む議案68件の審査を行いました。
最終日は本会議が開かれて、昨日までの予算委員会審査の報告、各常任委員会の報告が各委員長からあり、共産党と社民党からは議案への反対討論(予算委員会メモ参照ください)が行われ、最後は起立採決によって原案どおり全議案が可決成立。
梅原市長の今任期最後になる市政方針と年度当初予算案への質疑が繰り広げられた。市政方針にメリハリが乏しく、選挙公約を達成する意思が予算にも見えないのではないか。加えて、ガス局民営化の白紙、県立高校の男女共学化の件で県教育委員会に政治介入した問題など、市長の政治姿勢が質された。
私は本会議の一般質問と予算委員会(環境費)の質問に立ちました。(ホームページで動画がご覧になれます)。
政権与党が選挙対策として国民にばら撒く定額給付金は、2兆円のうち仙台市には160億円がきます。支給の事務的な経費だけでも6億5000万円。支給は5月下旬から11月までの予定。166億円ものまとまったお金が市の予算に使えたならば、失業者対策や雇用政策、福祉施策にどれだけ有効に活用できたことかと義憤が積もりました。
本会議でも予算委員会でも答弁者席の市長は、孤立した印象を受けました。当局側からも、外れた場所にひとり座って答えているかのような元気ない姿でした。
かつて梅原市長実現に神輿を担いだ議員たちからも、辛口の質問が続きました。
市役所職員1万人の長、仙台市民103万人の長の立場として孤立無援に映る姿は奇妙です。
議会が終わると、市役所では人事が始まります。すでに一部報道されていますが、市長の側近から辞表も出ています。次年度の当初予算は成立しながら、実はその実施に大きな不安を抱えています。
次の定例議会は6月です。6月議会は正副議長が改選予定であり、各委員会も交代します。そして7月は市長選挙です。議会閉会後から、4月5月に議長選と市長選の駆け引きと組み立てが行われていきます。
市議会第二勢力会派民主クラブ仙台として、副議長を獲り、市長選挙をリードしていかなければなりません。
会派では役員改選がありました。代表に木村勝好議員、幹事長に日下富士夫議員そして政調会長に私が、副政調会長には岡本あき子議員が就任することになりました。
新年度へ市政も国政も大変な中へ、市民の目線で皆さんの代表として努めて参ります。(天敵は花粉症です)