あびこ雅浩の日記

仙台市議会議員あびこ雅浩の活動日記。

倫理法人会セミナー講師・介護保険10年

2010-05-31 | 国際・政治

Cimg8971 朝6時、仙台はせくら倫理法人会(深松努会長)の朝礼が始まり、セミナーの講師を私が担当させていただいた。テーマは「これからの仙台市の都市像」ただ今、市で策定中の仙台市の新しい総合基本計画の資料をもとに、人口、少子高齢化の進行、都市基盤、公共交通、医療・福 祉、都市個性、文化スポーツ、環境行政などについて解説しました。

金曜日の朝6時から7時の時間帯にも関わらず、44Cimg8973名の皆さんは、眠い顔なく私の話を聞いてくださいました。仙台市内には倫理法人会が9組織ありますが、はせくら会は設立されて一年、会員の年齢は30代が中心と、これから20年以上第一線で活躍する方々。仙台市のこれからの10年20年先の新しい都市構想の当に担い手です。会員の職種は様々ですが、それぞれに一日一日を一生懸命に働いて生きている姿に出会いました。良い機会を与えていただきありがとうございました。皆さんの意欲と能力が十分に発揮できる経済社会を造るのは政治の役目です。

Cimg8977 介護の社会化を進める1万人市民委員会宮城県民の会総会。会は介護保険制度の歩みとともにあり、県内介護保険施設の第三者評価も積極的に実施している。24年度からの制度改正にむけて全国区の運動を展開、保険料負担の上昇と限界点、介護職の待遇向上と技術の蓄積、介護報酬と制度設計の見直し等々を提起。

改正への課題は多く、始まって10年にして制度の不安定さは相変わらずで、ますます増える高齢者にとって、介護保険制度が安心装置になっていないのでは仕方なし。制度の公費負担と保険料負担、利用負担のあり方を根本問題として、今後迎える超高齢社会に備える、永続的で安定的な制度に大きく見直さなければなりません。その大本は、医療/年金制度との共生であり、そのための財源の確保なのです。

消費税の増税により社会保障関連の財源を確保して、国民が誰しも老後を安心できる制度の構築に向けて、政治が闘わなければならないのです


常任委員会

2010-05-24 | 国際・政治

常任委員会開催。

5月の常任委員会は来月定例議会で、各委員会の委員が改選されるため、現委員会としては最終の委員会となる。
市民教育委員会は、新聞記事の件(2件)などもあり、1時から始まり4時半過ぎまでとなった。

100521_105551 審査事項は「適応指導センター」(児遊の杜) 小中学校の不登校・ひきこもり児童生徒に対応する教育委員会の施設であり、7年前に全国に先駆けて設置された施設である。
市内の不登校児童生徒は、1000人程度で数年来推移している。学校に行けない子供たちの通教先としては別に市内には「杜のひろば」が6施設(小学校内)にある。
仙台市ならではの先進的な取り組み施設であるが、センター事業の中で、関心が高いのは「訪問指導」であり、質疑をおこなった。家族で同居していながらも数年来まったく顔をあわせずにひきこもり続ける子供と途方に暮れる親。この家庭内に、第三者が介入することの課題と問題は少なくない。しかし、長年のひきこもりの果ての悲惨な家族の事故も昨今少なくなく、社会問題化している。家族の外からどう
悲鳴を覚知して、行政なり第三者が中に入っていけるかは言うに易いことでなく、また、訪問指導を求めることすらできない状態の家族の数は年々増えているのだと思う。悲惨な事故に至らない前の水際対応が必要だが、その解は残念だが見付からない。

報告事項としては、いよいよ始まる第四回仙台国際音楽コンクールについて
About 前回大会よりもさらに多くの460名世界20ヶ国から予選の申し込みがあり、バイオリン、ピアノ部門に分かれて74名による本選が仙台で始まる。しかし予選からファイナル、ガラコンサートまでの入場券予約の状況は前回大会より2割程度下回っている。
楽都・仙台」を象徴する三年に一度の世界の若い音楽家のコンクールの開催成功にむけてよりPRを進めていこう。

もう一点は、教員の懲戒処分3件について。
40代後半と50代半ばの男性教員がいずれもセクハラ・ワイセツ行為によるもので、毎月処分報告を出している状況を、教育委員会厳粛に受け止めるべし。世間一般に対してもそうだが、市内教職員約5000名にとっても大迷惑な事態。

教職者たるものとして正論で批判する立場も必要だが、私は「病んでいく」教員がいる学校現場に向ける確たる視点も必要との立場で質疑した。

4月に就任した青沼教育長は、阿部芳吉氏以来の教員出身の教育長として、毎年10件も出ている教員の懲戒処分を脱して、再構築するための使命を帯びた就任であろうと思う。

先ず、教育の現場が今どういう環境に置かれているかをあらためて確認し、その上で改善し、向上させていく具体的な手立てを組み立てるべき。また学校の先生という他の職種、専門職とは異なる点を理解することが大切で、多忙さを緩和する手立ても必要でないか。昨年から導入した教員の事務的業務補助者の他、教員、教頭、校長以外の他職員の配置、また教員研修制度の研修時期の見直しおよび研修内容の見直しが必要であると。

誰しも、始まりは志をもって教育の現場に入りながらも、10年20年と経験を積む中で、追い込まれて「病む」、けれども教員という立場から外に漏らせず出せずにいる内に、事態は亢進し、遂に反社会的な行為に発展してしまう。これは個人の問題もさることながら、社会的な大きな損失である。次代の宝である我が子たちを日々、教育してくださっている先生たちが「病む」ことなく、情熱を傾けられる学校にしていく努力は学校の内外から必要に思う。

100521_191105_2 泉区選出議員の会(泉会)と泉区役所幹部職員と定期交流会を開催。私は幹事長として司会進行役。区役所職員は幹部職員の異動が、今年度多かったが、来春は、私たち議員も異動が多くなるのかどうなのか任期は残り11ヶ月となりました。4年は長いようでいて実は短く


第100回を数えた市民フォーラム

2010-05-23 | 国際・政治

市民政策調査会ミヤギ(代表桜井充参議院議員)
第100回市民フォーラム 「市民の力で政治は変えられる!?」
演者4名
医療経営研究所 橋本三尚氏(元桜井議員秘書)
1005232大学祭で出会い、本会が12年前に始まった頃を振り返り‥‥学卒後に秘書となり、桜井議員がぶれずに信念を貫いて100回に至ることになった。
HI-SO 代表取締役 小野寿光氏
老人ホームの火災事故に対して、スプリンクラー設備を提案してきた。その始まりは桜井議員との出会いであり、行政への扉を開いてくれた。
宮城大学事業構想学部 本田美緒さん
桜井事務所のインターンシップからの始まり。ドットJPの運営スタッフを務めている。学生の立場でも、政治に関心を持てば、政治は変えられるということを桜井議員から教えられた。
市民政調会ミヤギ副代表 鈴木孝裕氏
12年前の出会いはNTT労組の立場から、通信事業の解放政策と欧米市場との競合等について意見が合致した。市民の日々の疑問や感じる矛盾の中に政治への参画が始まるということを、本会のこれまでの活動の中で実感してきた。我われ市民が自らもっと勉強して政治を判断していかなければならない。

来賓として、布施登米市長がご挨拶。
100522_155236 その後 演者によるパネルディスカッション。コーディネーターは本会運営委員の内海忠敏氏
・調査会の活動の中から具体的に実現したことやモノを振り返りながら、市民の力で政治が変えられるという共感と共振。
・お任せ民主主義ではなく、私たち市民自らが責任もって政治家を診ていくこと。
・日常生活のいろんなところ場面に「政治」があるのではないか。町内会活動も、ごみの収集も、防犯防災も政治に繋がっている。
・学生は、これから納税者になり負担者になり、行政サービスの受給者になる立場。政治に気づく時期は早いほどいいと実感。
・市民のいろんな話に耳を傾け続ける活動を滔滔と続けてきた活動自体をもって政治家への思いが変わっていくのはでないか。
・政治をもっと身近に感じて、より身近なものになるよう主体的に係わっていこう。

100309165237桜井充代表より
政策は政治家と官僚がつくるものでなく、市民ひとりひとりの声から作っていくものと思う。文句ばかりからは何も生まれず、政治に参加する責任を果たすところから始まるものと思う。議員の役目のひとつは、市民の意見交換の場をつくることにあると思う。
本会は自分の子供のようなもの。次回(来月)101回目は「地域医療再生」をテーマに千葉から講師を招いて開催する。毎回の開催毎に自分自身も勉強になり成長する場であった。
政策をつくれる人材を本会から輩出し、議員になる人材を育てたい。これからも、社会に対して何らかの良い影響を与えられる人が出る会にしていきたい。

会場をかえての交流会(来賓として渡辺丸森町長ご挨拶)では、桜井充氏が政権与党国会議員の立場として、フロアーからの率直な意見に丁寧に答えた。

・子供手当ては減税でなく支給となった理由、今後の現金か現物給付の考え。・農家の個別補償制度は食の安全と自給率を向上させるもの。
・高速道路の無料化は地域経済活性策。・普天間問題は沖縄の負担緩和問題にしてしまった誤り。  等に、とても分かりやすく解答する。それぞれの国務大臣に代わって、
渦中の各政策に対する解答集をただいま取りまとめている最中とのこと。参議院選挙前に必要な民主党の広報活動なのだ。

継続は力、積み上げたものは崩れない。」そして100回。これまで12年間、ぶれずに逃げずに裏切らずにやってきた桜井議員と運営スタッフの皆さんに心から敬意を申し上げます。


運動会と子供の体験

2010-05-23 | 国際・政治

運動会とともに子供の社会力を想う

薫風さわやかに吹く日曜日、仙台市内の各小学校の運動会日和
Cimg8945 昨日の議会委員会では、市内126校目の小学校の新設について質疑があったが、仙台市の新しい総合基本計画の策定にあたって各種データも公表されているが、15歳以下の児童・生徒数の減少傾向は顕著である。市内全体としてはそうだが、しかし市内東西南では子どもの数が増えている地区がある。西は愛子/錦が丘東は新田/岩切南は大野田/富沢などであり、これまで増え続けていた北の泉区では、隣りの富谷町が増えている。区内の大半の人口集積は住宅団地地区であるのが泉区の特徴だが、区内では隣同士の学区の児童数に格差が進んでいる。
本日訪れた、小学校児童数は900人を超えてまだ増えていく予定だが、直線距離にして500メートルもない隣の学校はその3分の1、またその隣りの学校は更にその3分の1以下の児童数規模となっている。

Cimg8949 準備体操で学校の校庭いっぱいに広がる児童たちの姿は、微笑ましく羨ましい光景である。子供たちが精一杯体を動かして、負けたり勝ったりを実体験できるのも運動会の目的。

今年は、息子の最終学年でもあるため、私は地区子供会活動も手伝っているが、児童のいる世帯数が激減している。校外指導の横断歩道指導やプール当番などの当番表の作成は、児童のいる世帯が少ないため、当番のペアをどう組み合わせるか工夫が必要になっている。児童数の減少は、町内会子ども会活動、集団資源回収、夏祭り、校区育成会、防火クラブ、ジュニアリーダー等の活動の形態と中身を変えてしまう。
加えて子ども会に入らない家庭も増える傾向にあり、児童数そのものの減少に加えて子ども会会員が減り、全体の活動に支障をきたすような状況になっている。子供のわがままなのか親の都合なのか分からないが、このままでは子供会活動も後退に。

Cimg8954 ジュニアリーダー研修会では、大人の部で校長先生の講話があり「子供の社会力の育成」についてお話があった。まず挨拶から、叱ることの大切さ、手伝いをさせ、体験の中で子供を鍛えること、人様に迷惑をかけない人間になる(自立自律した人間になる)こと、そして不登校や引きこもりの背景についてなど、只今の私たちが考えなければならないテーマであり納得の時間でした。

子供たちの「社会力・社会性」を育てなければならない、けれども実は子供の前に、わたしたち親や家族の社会力・社会性が先ず問われ、そこから育まれなければならないのかもしれません。


議会広報委員会報告書を議長に提出

2010-05-14 | 国際・政治

1005141_2野田議長から委嘱を受けて、昨年6月議会から市議会広報委員会の委員長を務めさせていただきました。一年間の委員会活動報告書を議長応接室にて野田議長に提出しました。

報告の概要を紹介します。

1005142_2議会テレビ中継では、来年7月から始まる地上デジタル放送に対して、これまで同様の中継内容の水準を落とすことなく継続していくための道筋をつけました。今後、通信放送分野の技術革新に対応していき、競争性を確保して経費の節減にも取り組んでいただきたい。

子ども議会は、参加した児童・生徒から好評を得ており、今後もシナリオの改善を図るなど次代を担う子ども達に市政と市議会活動へ関心と理解を深めていただきたい。

市議会ホームページは、現在の中継システムを3年前から実施していますが、今後も、進化していく技術レベルに適った内容の充実と情報提供の迅速化を図るよう取り組んでいただきたい。

市議会だよりは年4回定例議会ごとに発行し、市内全戸配布し、紙面構成のあり方を常に検討し、より理解が深められる中身となるよう取り組みました。今後もさらなる改善を図っていただきたい。

市議会ポスターは、年間テーマを市政施行120年政令市移行20年にちなむ「仙台市のあゆみ」として、市電と地下鉄、仙台市役所、仙台駅天文台の今昔の写真を用いて作製し、町内会や公共施設、地下鉄、市バスなどに掲出しました。今後も市民からより関心を深めてもらうデザインの工夫と掲出を続けていただきたい。

委員会として具体にこれらの活動をしてきました。仙台市議会の広報は活動過程において確認できましたが、政令市の中でも高い水準にあるので、今後もより市民に親しまれ、開かれた議会となるよう、立場は変わったとしても議会広報活動の充実に取り組んでいきたいと思います。  

納税者・有権者の代表者としてその立場にある議員が活動する議会は、より積極的な情報の発信と公開が求められていると考えます。市に改革を求める側にあるのだから、議会自らも改革を進めていかなければなりません。

担当の議会調査課職員の皆さんにも大変お世話になりました。ありがとうございました