あびこ雅浩の日記

仙台市議会議員あびこ雅浩の活動日記。

知事選挙終盤と浅野前知事

2009-10-19 | 国際・政治

宮城県知事選挙は終盤戦に入った。民主党が推薦している候補者が伸びない。

0910171知事選挙は、民主党が政権交代を果たさせていただいた勢いで、宮城県も政権交代。 県政のトップもニューリーダーに。として社民党/国民新党の三党連立政権政党支援の戦いが始まった。

けれども仙台市内では7月下旬に市長選挙、8月下旬が衆議院選挙、そして10月下旬が知事選挙と選挙三連発。仙台市民有権者の「選挙疲れ」は明らかなため、知事選挙の盛り上げは険しい状況にある。

先の衆議院選挙では、仙台市内の投票率は市長選挙より何と20%以上も伸びて、市内1区2区郡和子議員/斎藤やすのり議員2人の合計得票数は30万票を越えた。だから終盤の巻き返しは「仙台決戦」と考える向きもあるようだが、はてさて。

0910172しかしながら仙台市政に直接関わる宮城県政は2つしかなく、河川と警察行政である。県政は、政令市仙台を除く他の市町村が主要舞台であり、地方議員選挙の度に政令市選出の都道府県議員の役割が話題になっているのだ。

今回仙台市民の県政意識は、他の市長村と異なって低い事に加えての三連戦目の選挙。また、候補者の専門は農林水産/食糧政策である。宮城県下、仙台市を除く食糧生産地域でこそ、候補者の政策は確実に支持が得られるはずだ。ところが、仙台決戦の戦略ならば、果たして仙台市内から民主党推薦候補者にどれだけの票が集まるのかは分からない。

また、村井知事を批判する戦略も説得力に乏しい。村井氏の人柄と行動力、県政へこれまで4年間の一生懸命な姿勢は誰しも認めるところ。

政治はいつも先ず選挙ありきではないだろう。国政はともかく地方自治体政治においては、先ず住民の生活を第一に考えた政策の実現への是々非々である。

0910173選挙戦中盤の週末17日、仙谷由人行政刷新担当大臣が応援に駆けつけ街頭活動が終わった時刻丁度に、東北楽天ゴールデンイーグルスは仙台でのクライマックスシリーズを制して第二ステージ進出を決定した。宮城県に本拠地を置くプロ野球が誕生して5年。あの宮城県野球場があんなに立派なスタジアムに生まれ変わりチームは球界一の弱小球団から大きく成長した。

このチームを誕生させた基となるのは浅野史郎前知事である。当時ほぼ、後に収監された社長の会社に決まっていた。そこを寸前に咄嗟の判断で切り替えた結果が今日の宮城県民の感激に繋がっている。政治家として肝に銘じたい。

浅野前知事は今、病の床にいます。一日も早い御快復を心から祈念申し上げます。


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