元仙台市長藤井黎氏のお通夜と本葬儀には実に多くの各界各層の方々が弔問に訪れ、故人となった藤井氏との永遠の別れを惜しんだ。藤井家の地元町内会として、私も町内会役員の皆さんとともに、葬儀式場のお手伝いをさせていただきました。
弔問者の顔ぶれと、広い式場にところ狭しと飾られた花輪のご芳名に、藤井氏の功績と足跡が偲ばれました。弔辞は仙台市名誉市民西澤潤一元東北大学総長、そして友人として弘進ゴム会長西井弘氏がお述べになりました。［大人逝く］の思いは強くなるばかり。また「市民とともに歩んで」と題した足跡を紹介する冊子からは、文化人的教養の深さに裏打ちされた政治家としての確かな歩みが示されています。
火葬場に向かう途中に霊柩車は市役所に寄り、多くの市役所職員と共にベガルタサポーターやチームボランティアから見送られました。サポーターとチームボランティアはスタジアムのいつもの応援旗と太鼓と共に「ありがとうはじむ、ありがとうはじむ」をコールしながら涙の御別れをしました。棺の上にはＪ１昇格記念のレプリカシャツとベガルタ半被が掛けられているのでした。
政財学界トップの方々から一般市民、そしてサポーターまで、広く等しく愛された藤井さんの御遺徳を偲びつつ、議会と町内会とで御一緒させていただいた１１年の月日に、衷心より御礼と感謝を申し上げます。どうぞお安らかにお休みになり、これからの仙台市を遠くの空から見守っていてください。合掌
