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あびこ雅浩の日記

仙台市議会議員あびこ雅浩の活動日記。

第47回宮城県市議会議長会 議員研修会が塩竃で

2014-11-20 | 国際・政治

開催地は塩釜塩竃市。
県内13市から約200名が参加。
仙台市議会からは正副議長はじめ11名が参加。

講演の演題は「議会基本条例」は何を変えたか
講師・三重県伊賀市議会前議長 安本美栄子氏
平成19年に伊賀市議会が全国初の議会基本条例を制定した時の議長

1411201以下に、講演の内容を紹介します。

なぜ議会基本条例を制定したのか。
伊賀地方の1市3町2村が合併して伊賀市に。
合併による都市内分権の推進を目的として。
伊賀市の憲法の制定。
「住民自治協議会」と議会議員との関係をあらためて考え。
市民の声に議会が耳を傾けて、議員の資質、議会の運営、行政との関係について考え。その上で目指すべき議会の姿を考えた。

議員による議会報告会の積極的な開催と運営は、最初の一年余は住民要望が集中する会であったが、徐々に提案やアイデアを受ける会に変わっていった。その意見を市政に反映させていくシステムづくり。

議会報告会の継続した開催により住民が議会を見る目が変わり、住民が行政を見る目もかわり、そして議会が変わっていく。
住民の議会に対する納得度が着実にアップした。
さらに現在、住民側から議員を選ぶ基準も変わろうとしている。

本会議での質疑とともに政策討論会(自由討論)も行い、その後に、タウンミーティングとパブコメを実施する。
議長のリーダーシップ次第だが、以前として議会基本条例に反対している議員は多い議会内の事情。

議長を2期務めた安本議員が議長退任後3年連続して議会運営委員会を務めている。議員同士の議論の活発化

〈安本議員語録〉
好き勝手なことを言うのは住民の権利であり、それを受けて説得する資質こそ議員の要件
住民のレベルアップは議員のレベルアップ! 選んだ責任を果たしてと住民に言える議員こそあれ。
議会改革のイロハは定数削減と歳費の減額に在らず、議会の質を高めることが議会改革なり。
これもあれもは無理であり、今はこれかあれかの住民に選択を求める議会活動。
言いたい放題 自己主張主義の議員から脱して、凛とした議員に。
会派は役選用の集票会か? 政策集団としての会派となれ。
市長与党議会会派とは間違っていないか!

決して多数派ではない改革派の先陣を議長として仕切り、今は議会運営委員長として、さらなる議会改革を前にすすめている安本議員の姿に頭が下がりました。
重ねた実践から出てくる明快な表現は、その何れもが現状の課題を射抜く研がれた手裏剣のようでした。
講演は始めから終わりまで痛快であるとともに、我が議会の現況を省みる時間になりました。貴重な講演をいただきました。感謝!


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