
住宅街の歴史を振り返ると、そこにはほぼ3代で高齢化が始まり過疎化がはじまるような気がします。
その例が我が故郷にもありました。
祖父母と父母、子供の3代で暮らした家も、最後は父母だけとなり、
父母亡き後は、我々(かつて子供だった。)が最後には処分しました。
住む次世代がいないことによる、住宅街の高齢化です。
我々が通った小学校が廃校になって、子供のいない世界になったということです。
もう1つの例が、夫の実家にも起きました。
誰も住まない実家が残され、解体費用だけで手放した。
自然保護の名のもと、その山村は人口が増えない。
跡取りがいれば存続するが、その跡取りのほとんどは
定年退職した者、早めにリタイアした者であって、その子供たちは
大学や仕事でその土地には住まない。
それは故郷の過去の話ではおわらない。
我々が今住んでいるところも高齢化が進んでいます。
我が子が中学時代には、広大な高層マンション街が新たに開発されて、
子供の人数が急増して小学校と中学校が新設されました。
その20年後には、新設された小学校と中学校が閉鎖。
さらに我々の地域でも、来春に向けて小学校の統合と廃校が行われようとしています。
ご近所の、多分わたくしより年長と思われるご婦人の推察によれば。
今の若いご夫婦は生活レベルが我々の世代よりも上昇志向にあって、
家族の生活費、子供の教育費などなど、すべてに膨大な費用がかかる。
そのためには、子供を少なく育てるのではないか?ということ。
さらに、結婚を望まない若者も増えています。
先日、5人のお子さんを車から降ろしているお母さんを見ました。見惚れました!