ふくろう日記・別室

日々の備忘録です。

どこかで春が ♬

2019-02-17 21:04:00 | Dairy

どこかで春が - クラウン少女合唱団

春はそこまで来ていました。

白梅

オオイヌノフグリ。

姫踊子草

ハコベ。(多分。)枯れ野にあらわれました。

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母、美しい老いと死  アンヌ・フィリップ

2019-02-11 13:44:52 | Book

 

訳者 吉田花子

著者 アンヌ・フィリップ(19171990

 

一人暮しの母親は、一度目の卒中で倒れ、パリのアパルトマン暮しの娘との狭苦しい同居生活になじめず、

フランスの地方の老人ホームにもなじめず、結局住み慣れた自宅で一人暮らしを始める。

二度目の卒中では、ついに一人暮らしはできず、娘は母親の近くに住む従姉妹の助けを借りながら、

母親を自宅で看取るまでの、淡々と書かれた介護の記録です。

時には、食べ物も咽喉を通らない母親に「ワイン」や「シャンパン」をわずかに飲ませる

娘の心遣いに、新鮮な驚きと感動すら感じる。

自宅の病床にいたまま、死を前にして、ドクターやナースが訪問するということは、

今の日本の医療では考え難い状況ですが、この事実は注目に値する。

その後の埋葬の手続き、お葬式のやり方に至るまでも書かれています。

 

すでに、父母の介護の後に、お葬式までやらねばならなかった私自身、身につまされる

思いでした。そして「死」というものが私に遠いものではないという時が来ています。

埃だらけの家で、一人暮らしを続けた母上に、自分が重なる日が来るかもしれない。

 

子供を育て、家族の世話に追われ、老親の介護と看取り、

今は、病んでいる夫との暮しだが、いつか一人になる。

その時、私も恐らく「一人暮らし」を望むだろう。アンヌの母のように。

 

 (1998130日 晶文社刊)

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冬景色

2019-01-31 14:36:08 | Stroll

ポストまで散歩。

帰り道は遠まわりしながら、冬景色を捜す。花はない。

冬を生き抜いている雀や椋鳥に遭うけれど、なかなかうまく撮影できない。

たった一つだけ残っていた椎の実。

芙蓉の冬の姿。

寒い。今夜は雪の予報ですが、はずれてね。

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野生動物カメラマン  岩合光昭

2019-01-27 22:16:51 | Book

私が動物カメラマンに魅せられた最初のカメラマンは「岩合光昭氏」でした。

それからのファン歴は長いです。

今は、テレビで世界中の「猫ちゃん」を撮影していますね。

その猫との会話も自然であたたかい。猫にもそれが通じているのですね。

 

相手が「野生動物」になっても、彼のカメラマンとしての姿勢は変わらない。

彼の書いた言葉も優しい。

 

以下、引用。

『ぼくは動物たちを自分に引き寄せて考えることに抵抗があります。人間のフィルターを

はずして、「動物たちの目には自分はどう見えるのだろう」という視点で接しています。

だから、ライオンを見て人間と同じだなと思うよりは、人間を見てライオンと同じだなと

感じることの方が多いくらいです。

あと、メスは怒るとこわい。たとえば、繫殖期にオスがメスに近づく時、メスが振り向いただけで、

オスはいきなり腰が引けます。怒るかもしれないと、ビクビクなのでしょう。』

 

『ライオンだけでなく、動物で怒ってこわいのはメスだと、ぼくは思っています。

オスは向かってきても、ほとんど威嚇に終わるので、怒られてもそれほどこわくはない。

メスは本気で怒るからこわい。人間の場合は・・・・・・・ぼくにはわかりません、

と言っておきましょう。』

 

うふふ・・・。

人間も動物も、男女の問題は同じようです。(以下、個人的見解。)

しかし、ライオンのオスは人間のオスよりも敏感なような気がします。

書物のなかで生きているような我が家の人間のオスは、どこが敏感なのか?

 

工藤直子さんの「てつがくのライオン」というお話があるけれど……。

あとで再読しよう。。。

 

あ。岩合光昭さま。ごめんなさい。ついつい・・・・・・・愚痴が出ました。

可愛い動物の子供の写真に癒されました。ありがとうございました。

 

 (20151222日 集英社ビジュアル版040V)

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ライオンはとてつもなく不味い  山形豪

2019-01-20 14:04:50 | Book

 

書店にて、偶然に出会った本です。

タイトルを読みながら、「当たり前でしょ。人間が美味しいと日常的に食べているお肉は

ほとんど、植物性の餌を食べているのですからね。しかも運動不足の……。

さぞや百獣の王のお肉は不味いでしょ。ごめんね。ライオン君。」と呟く。

 

山形豪氏は、群馬県生まれ。少年時代を中米グアテマラ、西アフリカのブルキナファソ、トーゴで過ごす。そのためか日本の高校受験はうまくいかない。

国際基督教大学に入学し、卒業後東アフリカのタンザニアに渡り、自然写真を撮る。

イギリス、イーストアングリア大学開発学部卒業後、帰国。

フリーの写真家となる。以来、南部アフリカやインドで野生動物、風景、その土地の人々

などを追いかけながら、サファリツアー撮影ガイドとして活躍。

写真集に「From The Land of Good Hope」がある。

 

若かったころに、動物写真家「岩合光昭」に魅せられた頃を思い出しながら。

でもそういう憧れがあっても、私には絶対に叶わない夢だったけれど。

 

このような写真家は、自然の猛威と野生動物の習性を知り抜いていても、

やはり予想外の命の危険を避けられないだろう。それでも「行ってしまう。」だろうなぁ。

 

こうした旅のなかで、象牙の乱獲をはじめとして、野生動物たちはどんどん減少している。現地人たちの不当な境遇にも彼の優しい目は届いていた。

 

では、ライオンを何故食べたか?

アフリカ南部のボツワナ(イギリス連邦に属する共和国)では、その土地の人々は、

家畜を野生動物に襲われる危機と背中合わせの暮しですので、家畜を襲われた家では、

その犯人を殺していいという約束事があったため。燻製にして保存するとのこと。

筋肉質のライオンのお肉は、まずくて硬いようでした。

 

野生動物保護と裏腹に地元住民はこういう危機と背中合わせなのでした。

 

  (2016822日 第一刷  集英社新書ヴィジュアル版041V)

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