23
月みればちぢにものこそ悲しけれ
我が身ひとつの秋にはあらねど (大江千里 生没年不詳)
「ちぢ」は無秩序に数の多いさま、ということ。とても悲しい。
24
このたびは ぬさ(幣)もとりあへず手向山
紅葉の錦 神のまにまに (菅家・かんけ 845~903)
「このたび」は「旅」「度」の掛詞。「幣」は旅の安全を祈って、神様に捧げるもの。
その「幣」の用意もないままに、来てしまいましたが、この美しい風景を手向けたく
思います。
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月みればちぢにものこそ悲しけれ
我が身ひとつの秋にはあらねど (大江千里 生没年不詳)
「ちぢ」は無秩序に数の多いさま、ということ。とても悲しい。
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このたびは ぬさ(幣)もとりあへず手向山
紅葉の錦 神のまにまに (菅家・かんけ 845~903)
「このたび」は「旅」「度」の掛詞。「幣」は旅の安全を祈って、神様に捧げるもの。
その「幣」の用意もないままに、来てしまいましたが、この美しい風景を手向けたく
思います。