ふくろう日記・別室

日々の備忘録です。

百人一首我流解釈詩 19~20

2023-05-12 11:11:31 | Poem

19

難波潟みじかき葦のふしの間も

逢はでこの世を過ぐしてよとや  (伊勢 788~938頃)

 

 当時としては、珍しいことではないが、伊勢は天皇に寵愛されて、皇子を生み、

その後、天皇の御子・敦慶(あつよし)親王との間に娘も生んでいる。

しかし、白洲正子は優れた、孤独な歌人と記している。

 

20

わびぬれば今はた同じ難波なる

みをつくしても逢はむとぞ思ふ  (元良親王 890~943)

 

の辺で、少々「食傷気味」になっております。なんと恋歌が多いことか。

しかも、自由恋愛の時代ではないか? 民は貧しく暮らしていた時代ではないか?

勝手にしやがれ。

 

これで、五分の一終了。しばらく休憩します。

ご迷惑とは存じますが、お付き合い下さいませ。