eつれづれ管理者(66kV特高変電所、技術者)

電気の出来事を技術者向けに適宜up中。
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猛暑の中でのエアコン故障

2018年08月29日 | eつれづれ

エアコン故障の3階に入院、入院患者5人目死者
岐阜市の「Y&M藤掛第一病院」で26~27日の約15時間に80歳代の入院患者4人が死亡した問題で、岐阜県警岐阜中署は29日未明、入院患者の男性(84)が28日夕方に死亡したことを新たに確認したと発表した。
この問題での死者は5人となった。
同署によると男性は24日から入院し、28日午後6時38分頃に死亡した。
同病院では20日から3、4階のエアコンが故障。男性は入院時は3階にいたが、死亡時にどの部屋にいたかは確認中という。
男性に外傷はなかった。
県警は、男性が熱中症で死亡した可能性もあるとみて調べている。
28日夜、この男性の成年後見人を名乗る男性(52)が同署を訪れ、「入院していた被後見人が亡くなった」と報告して判明したという。

何処にでもあり得る空調機の故障、昔は大きな屋外ユニットで一括冷房をやっていたが、分散して個別冷暖房の方が最初のコストはかかるがリスクは避けられる。
故障した途端、患者、職員も連日の猛暑で大変、想像を絶する。
まして古いエアコンユニットの部品は既に無く、全部の交換には物が無い、予定が一杯また人がいない、クレーンの手配等々で1ヶ月待ちは妥当だ。
いつも値切り浮気して、ケチって安いところで済ませていると業者は動かないのが常、見積でコスト下げたつもりでも緊急時は、この様になるが今回は、どこの業者も物の確保は家電の洗濯機、冷蔵庫と異なり特殊な大型なので難しかっただろう。
そうは言っても患者死亡では理由にならず日頃、年度計画を立てて予算化して更新するしかない。
中間期でトラブルとなっていれば良かったが猛暑でエアコンも昼夜フル稼働、これでは機器古くなればダウンする...設備の保守管理者も院長に進言しておけば良かった。
もっとも、そんな人もいない終末患者受入の病院だったのか。
殺人容疑で家宅捜索では理事長、院長は厳しく責任を問われるだろう...お財布にぎっている財務は院長の奥様、通りで納得、酷い勤務内容かもシレズ。
ここも終末患者受入の病院なので葬儀やも、ほぼ毎日来ていたのだろうか。
治療なくなった病人は、3ヶ月で追い出される介護ホーム施設は医療行為のある人は病院で無いので入れず結局は終の棲家の24時間、死ぬまで居られる終末受入病院の選択肢しか無くなる。
院長も毎日、送り出していたのでマヒしていた感じで特に警察にも何も届けなかった様だ。






マグネットポンプのトラブル原因は湿気による漏電

2018年08月29日 | eつれづれ

今朝、早速マグネットポンプをホースより取り外して125Vでメガー測定。

0.005MΩで赤表示のNG。

本体をバラしてみる...真ん中がローター。

本体内は湿気が多く水滴あり。

ローターのベアリングはスムーズに回転するがサビあり。

新規のマグネットポンプ配線を制御盤に接続して再稼働始める。

マグネットポンプも屋内仕様で年中、湿気(半地中に縦に設置)と乾燥の繰り返しでは1年程度でパーとなるのか。

静電容量は100pFとして入力、絶縁抵抗値0.005MΩ、漏洩電流25mA、漏電ブレーカ感度30mAの70%程度で遮断するので当然、瞬時にトリップする。力率は100%、位相角0。
0.05MΩでは漏洩電流少なくトリップせず段々と絶縁抵抗低下が続き急激に、もうダメと限界が近づきトリップしたのだろう。

60Hzの場合、Ic(対地静電容量成分電流)は若干高くなる事が判るがIo=合成電流は変化無し。


つくばい.カケヒのトラブル水が出ない

2018年08月28日 | eつれづれ

昨年6月~稼働したつくばい.カケヒだったが突然、水が止まり停止する。
原因を調査してみたら制御盤内の2P20A漏電ブレーカ(30mA)がトリップ、メガーで絶縁抵抗測定をしたらポンプの絶縁不良。

早速、同じマグネットポンプを購入する(送料込みで8,200円)。
土の中に半分入れた状態で毎日、運転しているためか水が入ったものやら、ベアリングの摩耗やら...取り外して調査しなければ判らない。(もっともポンプは屋内仕様のもの)

制御盤図面。

結構、雨が続いたのでモーター内に湿気が入り絶縁不良となったか...ベアリング固くなった原因なら1年も、もたない事になる。
(冬期間は水を凍らせないで循環させるため車の不凍液を入れオールシーズン稼働させていた)

マグネットポンプの図だが電源を入れても自吸する力は無いので水タンクレベルは常にポンプ高さより高くして自然にポンプ吸水口に圧力がかかっていないとダメなシステムとなる。
ついでにネットよりコピペ。
VSモータは安川電機の製品及び商標です
インバータのなかった時代の技術で交流モータの可変速には当時としては多用されました
原理はいたって簡単 電磁石の原理でカップリングを作ります
元のモータは定格回転で、この電磁カップリングの励磁する力を利用して出力軸に力を加えるものです
電気的に励磁力を制御する事によって出力回転数も制御できると言うものです
使用にはVSコントローラとVSオペレータを使用します
当時としては
交流モータの無段階可変速ができる
機械式クラッチ機構でないのでカップリングの磨耗や発熱がない
ただし高速回転の制御には不向き
負荷が軽すぎるとつれ回りをしてしまう
等々の特徴があります
現在は効率、扱いやすさ等々全ての面においてインバータにとってかわられました。

昭和50年当時の安川電機のVSモーターを使用した門形クレーンの走行回路図面。
無段変速で走行し同じく減速はVSブレーキ、最後の停止はバンドブレーキで固定する。
回転速度はACタコゼネの電圧をVSコントロールユニットの設定値と比較して渦電流接ぎ手を調整するクローズド制御システム。
当時はインバータも無い時代で富士電機のPSモータなどSCR制御のものはあったが、滑らかに速度制御が出来るのと大容量の電動機が作れる理由で採用されたのか。

同じ軸に配置されて負荷とは間接的に磁気でつながっている...車の流体トルコンの油が電気に変わった電気仕様バージョンみたいなもの。





ダンサーロール制御、巻き取り全般制御、輪転機制御など大型電動機90kWまであった。
当時、VS制御が効かなくなった時はタコゼネ電圧をSDで電圧調整してVSカップリングの電圧が変化するのかを確認した。


太陽光優遇53万世帯トホホ

2018年08月28日 | eつれづれ





8月の再エネ発電賦課金は1,777円の請求で国民、会社が使用量に対して支払う。

こちらは太陽光発電の余剰電力購入で1kWh当たり48円で電力会社が買い取る。
原資は先の再エネ発電賦課金名目で国民負担し電力会社は取り立ての代行をしているダケ。

漸く一般紙にも掲載されたので、48円のボッタクリ太陽光発電売電単価も周知されただろう。
19年度~始まり該当世帯も増えていくので負担金も下がっていく。
期限切れでの再契約では国民負担は軽減され続け、お上は関与せず電力が買い取り単価を決め、それでOKなら買います...売電契約不成立なら余剰電力はソックリ電力にタダで差し上げますとなる。
もっとも買電の購入が多い世帯は全体の買い取り使用量が減るので、余剰電力少ない...ドウデモ良いか。
それでも結局は泣く泣く単価10円程度で売るハメになるかもしれない。
タダはもったいないとバッテリーで貯めて使う...バカ高いバッテリー設備、そんな投資、今さらするバカはいない。
早晩、太陽光発電インバータ、パネルも寿命来てダウンするのはミエミエ。
電力会社も期限切れ太陽光発電家庭の情報は個人情報なので出さない...一々屋根のパネル設置みて余剰電力を貯めるバッテリーの営業するものやら。
ここは太陽光発電契約書が来たらメクラ判を押すしか無い現実だ。