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マグネットポンプのトラブル原因は湿気による漏電

2018年08月29日 | eつれづれ

今朝、早速マグネットポンプをホースより取り外して125Vでメガー測定。

0.005MΩで赤表示のNG。

本体をバラしてみる...真ん中がローター。

本体内は湿気が多く水滴あり。

ローターのベアリングはスムーズに回転するがサビあり。

新規のマグネットポンプ配線を制御盤に接続して再稼働始める。

マグネットポンプも屋内仕様で年中、湿気(半地中に縦に設置)と乾燥の繰り返しでは1年程度でパーとなるのか。

静電容量は100pFとして入力、絶縁抵抗値0.005MΩ、漏洩電流25mA、漏電ブレーカ感度30mAの70%程度で遮断するので当然、瞬時にトリップする。力率は100%、位相角0。
0.05MΩでは漏洩電流少なくトリップせず段々と絶縁抵抗低下が続き急激に、もうダメと限界が近づきトリップしたのだろう。

60Hzの場合、Ic(対地静電容量成分電流)は若干高くなる事が判るがIo=合成電流は変化無し。


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