eつれづれ管理者(66kV特高変電所、技術者)

電気の出来事を技術者向けに適宜up中。
質問等はコメント欄にて。

新党、立ち枯れ日本

2010年04月11日 | eつれづれ
参院選、民主でも自民でも無い第3極...みんなの党躍進する。爺さんの新党たちあがれ日本、立ち枯れ(69.6才平均)日本、老人党と揶揄される始末。民主党、小○幹事長、政治と金問題、誰も忘れていない。この様な責任取らない議員が、いるかぎりまだまだ支持率の下落は当然続く...本日ついに30%割る。既に飽きられた鳩山民主党。某、野党に転落した政党の大変上手いイラストだ。



耐圧試験電圧上昇せず...

2010年04月10日 | eつれづれ
直流耐圧試験記録にチノーハイブリッド記録計AL5F50-ONNを使用して実施。
緑は直流印加電圧で赤は漏洩電流のグラフ。14.79kVより電圧上昇せず漏洩電流は激しく変動...絶縁抵抗低く試験器出力電圧が垂下して規定まで行かない。3回とも同じで、これは使い物にならない。

直流耐圧試験器14.79kVより電圧上昇出来ない。

この時の漏洩電流値の指示は2mAタップにて0.47mA。

イブリッド記録計AL5F50-ONNの表示は146.6の100倍値=14660V(試験器指示は14790V)。

では計算上で不良の裏付け根拠をエクセルに入力してtanδ値で確認して見る。電圧入力は14,790V、絶縁抵抗値は14790V/0.47mA=31.46MΩを入力する。Igr(対地抵抗分電流)0.47mAは試験器と一致しているのでエクセル計算は間違いなし。tanδ値は3.1なので不良となる。Io=合成電流は15.34mAで高圧ケーブルが持っているIc(対地静電容量成分電流)が殆ど...高圧ケーブルのシース電流も測定していても意味が無い。対地電圧6600/√3=3810Vでは直ぐにはパンクしないが近々ダメになるだろう。

使用中の6kV高圧ケーブル等、耐圧試験は回路の対地電圧6600/√3=3810Vであり、これに対応する直流電圧は3810*√2=5388Vとなるが安全を考慮して5000Vを印加する。さらに段階的に印加し絶縁抵抗直流耐圧試験が漏れ電流換算で1μA以下であれば良い。
試験器電流切替mAレベルでの印加はダメな証拠ではあるが高電圧になると高圧ケーブルヘッドからとか容易に漏れ出すので本来は漏れ対策をしなければならない。
ただ通常は面倒なのでやらないだけ...新設等は何ら問題無く印加可能。

耐圧の試験結果はパンクしてダメです...やり直しして下さい...この程度の技術者レベルではピンハネと同じ程度がしれたもの...参考にも成らずウソ八百で雲に巻く土方電気ヤでした。



高圧ケーブルの耐圧試験とリアクトル

2010年04月06日 | eつれづれ
延々と長いダム工事の高圧ケーブル(900m)交流耐圧試験依頼あったが出来ない根拠計算...仮に三相一括を想定した場合、耐圧トランス+2kVAリアクトル13台並列で漸く一次側励磁電流8.1Aで可能の様だ。これでは余りにも非現実的で無理。1本ずつでも全く馬鹿げたリアクトル台数が必要の様だ。

同じ様に2kVAリアクトル1台では三相一括AC耐圧試験10,350V、10分間印加可能な高圧ケーブル長さは120m程度だ。この時の一次側励磁電流は1.98Aで電源容量は殆ど要らない。この高圧ケーブル長さで、これ以上、リアクトル台数を増やせば逆に遅れ電流が多くなり電源容量が増えてくるのでマズイ。耐圧トランスの影響は??。

以上の様なダメな理由で対地静電容量Icの充電電流(交流透過)は関係ない直流耐圧試験装置の出番となる。
大手の建設関係会社勤務の電気主任技術者はデータ他、OK等の試験根拠云々、色々聞いて報告書提出なのでヤッカイだ。耐圧試験をやること自体、見よう見まねで誰でも出来るが...。今回は既存高圧ケーブルも含めてなので7000Vでの試験依頼だが、これでもリアクトルは当然、複数台必要なので直流耐圧試験に落ち着く。