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刃形スイッチの交換予定

2018年07月25日 | eつれづれ



最も古典的な開閉器であり、電灯の普及とともに広く用いられるようになった。
今日、日本では感電事故防止のため、例えば低圧配線系統であれば、内線規程 (JEAC-8001) などにより、充電部が露出した構造を持つものの使用が禁じられていることにより、日常、単体としてその構造そのものを直接、見ることは少なくなったが、開閉器の最も基本的なものであり、弱電から強電まで広く用いられている。

銅つめ付ヒューズ内蔵型カバー付ナイフスイッチ
感電事故防止のために、通常、構造部(充電部)は匡体(カバー)に収容される。
従って屋内配線などに用いるナイフスイッチとは通常、カバー付ナイフスイッチ(略称:CKS。Covered Knife Switch)のことを示す。
この他、日本では屋内配線にナイフスイッチを用いる場合の規定として以下のようなものがある。
ナイフスイッチは切替用のものを除き刃を負荷側に接続し、かつこれをたてに取り付ける場合には自然に閉路することがないように、刃受を上部とすること。
(入出線を逆に接続すると、切としたとき、充電した刃がカバーより飛び出すため、危険である。また、上下逆さまに使うと、切とした刃が重力により自然に入となることがあるので危険である。)
振動の多い天井など、ナイフスイッチが自然に開路するような場所では下向きに取り付けないこと。
単相3線式または三相4線式回路に使用する開閉器で中性線(接地線)に開閉部を入れる場合は、中性線を他の電路より早く切ったり、遅く入れたりするものでないこと。(中性線が切れると負荷に過大な電圧がかかることがあり危険である。
このため、例えば3路型のものであれば、中性線を接続する刃や刃受について、他の回路のものより若干大きく作り、入の時には他の回路よりも早く入となり、切の時には遅く切となるような工夫がなされている。従って中性線の接続を間違えてはならない。)
単相3線式で使用する場合、中性相にヒューズを使用してはならない。何らかの理由で中性相のヒューズが切れた場合、中性相が欠けた「欠相」状態となり電圧が上昇し(これを欠相事故という)、回路に接続された電気機器を損傷させる恐れがあるためである。
中性相にはヒューズではなく、溶断しない導体を用いること。
日本では1951年、日東工業株式会社がヒューズとナイフスイッチを一体化し、ヒューズを含む充電部を絶縁匡体に収めた配線用遮断器を発売、このとき「カバー付ナイフスイッチ」という名称が使われ、その略称「CKS」とともに以降、一般名称となっている。


キュービクル内、主幹刃形スイッチ、中相の受刃はガリガリの接触不良気味、また過熱痕跡。
再度、PAS開放して停電にて交換予定する。
もう40年は経過したキュービクル...昔の電気室も大理石に充電部むき出しエンクロヒューズ形も有った。
販売しているのでツメつきヒューズ、カバー付の刃形スイッチ、安価なので、まだ需要は有る。中性線が欠相すると電圧上昇を瞬時に検知して漏電ブレーカを遮断する。



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