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日ごとに豪雨被害の拡大広がる

2019年10月28日 | eつれづれ

台風被害、どうする生活再建 家屋…罹災証明書を取得、ローンや地方税減免も
生活再建のためにはどのような支援を受けられるのだろうか
記録的な大雨を伴った台風19号では、21都県で5万棟以上の浸水被害が出た。
被災者は住宅の損壊や自家用車の流失などで多額の出費を余儀なくされる。
いったいどうすればいいのか、途方に暮れることもあるだろう。
台風の大きな被害は今回だけとは限らない。
保険金だけでなく、公的な支援を活用して生活再建の資金繰りを工面したい。
家屋が被災した場合に真っ先に確認したいのが加入している火災保険だ。
水害に対応する「水災補償」が補償内容に含まれていれば保険金を受け取ることができる。その際、片付けの前にスマートフォンなどで屋内外の写真を撮影しておくと手続きを円滑に行える。
損害保険ジャパン日本興亜の担当者によると表札を含む家屋の全景
▽メジャーなどを活用し水がどこまで来たかを明示
▽屋内の家財の状況-などが一般的な撮影のポイントだ。
ただし、何より、安全確保が最優先。可能な範囲で撮影すればいい。
被災状況の撮影は、損壊家屋の被災の程度を示す「罹災(りさい)証明書」の取得にも必要となるため、詳細に撮影しておいて困ることはない。
証明書は市町村が調査して発行するが、被災者の自主的な申請が必要だ。
これがなければ受けられない公的支援も多いため、しっかりと手続きをしたい。
罹災証明書を使った公的支援の1つに、家屋に深刻な被害が出た場合に国などから資金援助を受けられる「被災者生活再建支援制度」がある。
これは全壊で最大300万円、大規模半壊(罹災証明書による損害割合が40%以上50%未満)で同250万円まで給付される。
「過去の災害では申告漏れも目立つ」(内閣府)ため注意しておきたい。
また屋根や壁、柱など「生活に欠かせない部分」の損壊に役立つ公的支援は「応急修理制度」だ。年収などの制限があるが、大規模半壊と半壊の場合、最大59万5千円が支給される。
9月の台風15号の被害を機に、一部損壊でも30万円を上限に対象となった。
一方、流失家屋などのローンは生活再建に重くのしかかる。
全国銀行協会がガイドラインをまとめた「被災ローン減免制度」では借り入れ先の金融機関から同意を得られれば、被災者が弁護士に手続きを依頼して債務の減免を受けられる。
手続きに費用はかからず、制度を利用したために信用情報(ブラックリスト)に登録されることはない。
地方税の固定資産税も、自治体が損害の程度に応じて減免を行うほか、電力会社やガス会社が実施する公共料金の免除や支払期日延長も家計への負担を軽減する一助となる。

家屋が浸水被害にあったら…消毒よりも先に汚れを取り除き乾燥を
震災がつなぐ全国ネットワークが作成、公開している冊子「水害にあったときに」
わが家が浸水被害にあったとき、その後も住み続けるための片付けはどう進めればいいのか。
過去の水害で被災した自治体や被災者支援の団体が、その経験をまとめ、公開している。
最近では平成26年と30年に豪雨・水害を経験している広島市。
同市健康推進課は、浸水被害にあったときの清掃手順などをまとめたマニュアル「水害時の衛生対策と消毒方法」を作成し公開している。
このマニュアルは昨年7月の西日本豪雨後、床上浸水被害にあった335軒に対して、家屋の壁面などに使える消毒薬「塩化ベンザルコニウム」とともに配布された。
「当時、水害の翌日から家屋の消毒について問い合わせが相次いだ」と市健康推進課の担当者は話す。
しかし家屋が浸水した場合、消毒よりも、泥や汚れを十分に取り除き、その後、乾燥させることのほうがまず大事だという。
汚れの落とし方が不十分だと、消毒しても効果が出ない。
マニュアルによると汚れの落とし方は、屋内の場合、不要なものを片付けたあと、水で洗い流すか、雑巾の水拭きで泥や汚れを取り除く。
家の周囲や床下も同様に泥を取り除くが、特に床下は土砂や水分が残ってしまうと、家の基礎の傷みにつながるため、扇風機などで強制的に換気をするとよいという。
また消毒について消毒液の薄め方や使い方を表のようにまとめた。
消毒薬を扱う際は、ゴム手袋をはめることを勧めている。
「誤って飲む事故につながることがあるため、消毒液はペットボトルに移し替えたりしないで」とも呼びかけている。
一方、阪神・淡路大震災(7年)以降、数々の被災地で支援活動を行ってきた40団体による組織「震災がつなぐ全国ネットワーク」は29年3月、冊子「水害にあったときに~浸水被害からの生活再建の手引き~」(32ページ)を作成した。
実際に浸水に見舞われた家屋の写真やイラストを多用して、罹災証明書の発行や保険金の請求手続きで役立つ被害状況の写真を撮る際のポイントや、和室、洋室それぞれの床下の泥水被害の確認方法などを説明。
また、ふすまや障子は乾かせば桟や枠が使えることがあるが、畳やじゅうたん、布団は水を吸うと使えなくなるなど、片付けに役立つ情報も掲載されている。

被災家族は、あすの寝床、食べ物にも事欠く現実。
今は建物周りにもエアコン室外機、給湯ボイラー、オール電化の床暖、深夜電力を利用したエコキュート熱交換ユニット、他にも車と車庫...屋内だけの被害にとどまらない...国の支援金も無いよりマシ程度の額だろう。
我々も東日本大震災以降に新たにつくった復興特別税は20年期限の税金だったか...毎年、納めているが法律改正して、こちらの被害にも振り向けしないと。



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