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死神ドローンMQ-9リーパー無人機

2020年01月22日 | eつれづれ

ソレイマニ暗殺の米国ドローン「超ハイテク攻撃」の衝撃 21世紀の戦争はこう変わる
アメリカ軍によるイランのソレイマニ将軍暗殺で一気に高まった米イラン緊張。
ソレイマニ将軍にトドメを刺したのは、アメリカ軍のドローン兵器だった。
最新のドローン兵器は、一体どんな性能なのか。
ソレイマニ将軍を殺害したドローンと同型のMQ-9リーパー無人機。
ソレイマニにトドメを刺した「リーパー」。
2020年は、米軍によるイランのソレイマニ将軍暗殺という衝撃で幕を開けた。
同人はイスラム革命防衛隊の対外介入工作部隊「クッズ」を率い、中東全域で秘密工作を指揮してきたとされる人物。
イランからすれば国民の英雄、米国から見れば目の上のたんこぶといったところであろう。
そのソレイマニ将軍を殺害したのは米空軍のMQ-9リーパー無人機であった。
ヘルファイア対戦車ミサイル(射程約10km)などの武器を最大で1.7トン搭載して14時間は飛び続けられる性能を持ち、偵察・監視から攻撃まで幅広い任務をこなせることから、今やあらゆる軍事作戦に投入されている無人機だ。
CIA(中央情報局)の指揮下で重要人物の暗殺に使われることも多く、おそらく今回のソレイマニ暗殺作戦も同様であろう。
イスラム過激派組織ISの処刑人「ジハーディ・ジョン」を2015年に殺害したのも、やはりリーパーのミサイル攻撃だった。
米国が無人機を重宝するのは、人間の乗る在来型航空機にはないメリットゆえだ。
燃料が切れるまで空中に長時間滞空して監視や警戒任務を行えること、そして敵の攻撃や事故で墜落した場合でも人的被害が出る恐れがないことは、その最たるものである。
冷戦後、世界中の地域紛争に介入するようになった米軍としては、これは極めてありがたい特性であった。
超大国間の激烈な大戦争が想定されていた冷戦期から一転、1990年代以降の米軍が向き合うことになったのは無数の地域紛争。
そこで求められたのは、味方の被害を極限におさえつつ、いつ果てるとも知れない小規模戦闘を乗り切ることだったのである。

機体そのものに人間が搭乗しないため、撃墜されたり事故を起こしても操縦員に危険はないうえ、衛星経由でアメリカから遠隔操作が可能であるため、操縦員は長期間にわたって戦地に派遣されることもなく、任務を終えればそのまま自宅に帰ることも可能である。
このような無人機の運用は、操縦者が人間を殺傷したという実感を持ちにくいという意見があるが、「いつミサイルを発射してもおかしくない状況から、次には子どものサッカーの試合に行く」という平和な日常と戦場を行き来する、従来の軍事作戦では有り得ない生活を送ることや、敵を殺傷する瞬間をカラーテレビカメラや赤外線カメラで鮮明に見ることが無人機の操縦員に大きな精神的ストレスを与えているという意見もある。
国際政治学者のP・W・シンガーによると、無人機のパイロットは実際にイラクに展開している兵士よりも高い割合でPTSDを発症している。
無人機の操縦者のうち7人に1人は民間人(民間軍事会社)だがアメリカ軍の交戦規定により攻撃は軍人が担当している。
☆製作: ジェネラル・アトミックス
操縦員(遠隔操作): 2名(パイロット1名、センサー員1名)
エンジン: ハネウェル TPE331-10Tターボプロップエンジン、出力950 SHP(712 kW)
最大燃料搭載量: 1,815 kg (4,000 lb)
長さ: 11 m (36 ft)
翼幅: 20 m (66 ft)
空虚重量: 2,223 kg (4,900 lb)
最大離陸重量: 4,760 kg (10,500 lb)
最高高度: 15,200m (50,000 ft)
運用高度: 7,600m (25,000 ft)
滞空時間: 14〜28時間
航続距離: 5,926 km (3,200 nmi, 3,682 mi)
ペイロード: 3,750 lb (1,700 kg)
最高速度: 482 km/h (300 mph, 260 knots)
巡航速度: 276-313 km/h (172-195 mph, 150-170 knots)
レーダー: AN/APY-8 Lynx II
センサー: MTS-B

軍事衛星経由でコントロールは同盟国のイスラエルからなのか?、それとも米国本土、ハワイ、グアム基地...。
マスコミにも殆どでないが世界中でも死神は活躍している...闇夜に紛れて侵入するので夜討ち朝駆け、ターゲット要人は何時も狙われている。
飛び立ち任務完了すると着陸しなければNGなので、基地は近くの同盟国にある空軍基地を利用するしか無いが、補給整備も...国土狭い日本にはいないハズ。
1機、100億円単位なのか電子機器のかたまりの様だ。


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