eつれづれ管理者(66kV特高変電所、技術者)

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リアクトル>二次側充電電流の例

2018年04月09日 | eつれづれ

リアクトルを使用した交流耐圧試験例だが手持ちの耐圧トランスは150mA容量で高圧ケーブル長さにおける二次側充電電流予想は1芯、197mA流れるので耐圧トランスのみでは電流オーバーで試験不可能。よって相殺のためリアクトルを並列に入れる事になるが手持ちのリアクトル電流出力は202mA容量。この場合の数値をエクセルに入れてみる。
現場試験では、このエクセル数値は出てこないのでタダ試験しているダケ。


実際に流れた電流はδ.θ2°にすると近傍で一致する。
この例はリアクトル電流(大)>二次側充電電流(小)だが、二次側充電電流が少なくなると定電流出力のリアクトル電流負担が大きくなる。
より大きな耐圧トランス.リアクトルの組みあわせが、あれば3本一括も可能だが物置の肥やし、高価、個人では不用ムダ。

耐圧トランス150mAとリアクトル200mAの組みあわせ。

交流耐圧試験器の例。
耐圧トランス出力は10,350V.10分印加するが定格は30分、定格mA以上で流していると、あっと言う間に焼損パーとなるので要注意。


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