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バイオの発電フローは複雑

2019年02月10日 | eつれづれ

稼働後数秒で爆発・上山 発電施設、県警は過失傷害容疑も視野
上山市金谷の金谷工業団地にある「山形バイオマスエネルギー」の発電施設で6日に発生した爆発事故は、発電装置の稼働スイッチを入れて数秒で、水素タンク内の爆発が起きていたことが7日、関係者への取材で分かった。
当時は施工した東京都内の専門業者が、引き渡し前の試運転中だった。
上山署などは同日、実況見分を実施。
県警は業務上過失傷害容疑での立件も視野に捜査している。
関係者によると、この発電施設は木材を細かく裁断したチップを熱し、炭化させることで水素などを発生させ、そのガスを燃料にエンジンを動かして発電するタイプ。
爆発したタンクは燃料となるガスをためるために設置されており、水素や一酸化炭素が貯蔵されていた。
実況見分の結果、タンク上部にあった金属製のふたが吹き飛んだ他に、下部の金属版も爆発の勢いで脱落していたことが分かった。
試運転を担っていたのは木質バイオマス発電施設などの設計・施工を請け負った「テスナエナジー」で事故当日は午後4時ごろから、試運転に向けた作業を進めていたという。
県警はスイッチを入れた際、何らかの原因でタンク内の水素ガスに引火し、爆発が起きたとみて、当時の状況を調べている。
この日は発電施設を担当する経済産業省関東東北産業保安監督部東北支部の職員も立ち入り、現場の状況を確認した。
「命が助かって良かった」被害女性の夫、事故直後の状況語る
「あと少し近くにいたらと思うと…」。
爆発で吹き飛んだ金属製のふたが家の壁を突き破り衝撃で妻(30)が頭などにけがをした、会社員の男性(30)が7日、取材に応じ、事故直後の状況などを語った。
被害にあった住宅は2階建てで男性の妻は生後1カ月の娘を抱きかかえ、2階の廊下で窓から外を見てあやしていたという。
金属製のふたは2階部分の壁を壊し、廊下の先にある北側の6畳間に飛び込んできた。
「柱の破片が天井に突き刺さり、窓ガラスも割れていた。
妻も娘も命が助かって良かった」と、まだ落ち着かない様子で答えた。
家ではしばらく暮らすことはできず、ふたを搬出する方法も決まっていない。
男性は発電施設側に対し、「しっかりと(補償などの)対応をしてほしい」と話した。
五十鈴川社長、被害者宅訪ね「申し訳ない」
事故から一夜明けた7日午前、「山形バイオマスエネルギー」の五十鈴川(いすずかわ)潔社長が被害女性宅を謝罪に訪れた。
女性の家族に深々と頭を下げ、「大変申し訳なかった」と繰り返した。
午前10時半ごろ、五十鈴川社長は菓子折りを手に訪問。
玄関で出迎えた女性の夫に住宅の破損状況やけがの具合を尋ねた。
また周辺の住宅も回り、被害の有無を確認した。
取材に対し「けがをさせ、謝罪をしなくてはと伺った。
大変申し訳なく思う」と言葉少なに語った。
被害女性宅には横戸長兵衛上山市長も訪れ、状況を確認。
「爆発の威力が想像以上で驚いている。
しっかり検証し、なお一層の安全対策を求めたい」と話した。


フローを見ると複雑で化学工場プラントの感じだが+αでガスを分離して水素も作り保管するタンクがあるのか?。
燃やして高温高圧蒸気を作ってタービンに吹き付けるダケと思っていたが...石炭火力発電所は蒸気機関車と同じ原理?。
もっとも黒いダイヤの上質な石炭でないとNG...昔、風呂につかったものは品質悪い亜炭だった。
24時間、運転管理する人間はプラント全般の化学、危険物の知識持っているものやら...単なる監視ダケなのか...電気の保安管理は△◯保安協会委託か。
国からの再生可能エネルギー補助金幾ら、あれもこれも我々の税金から拠出、挙げ句の果ては再エネ賦課金を毎月、電力使用量に上乗せ。




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