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盗電の送電系統ピンチ?

2012年07月16日 | eつれづれ
<東京電力の送電系統がピンチに?>
先週木曜(12日)の△◯新聞紙面に「基幹系統潮流に“異変”」との見出しが躍った。震災によって福島方面の原子力・火力発電所が停止し、千葉・神奈川方面に電源が増設されたことで、電気の流れがこれまでと大きく変わり、東京電力の送電系統で問題が生じていることを取り上げた記事だ。
電力会社の送電設備は、長期的な計画に基づいて無駄のないように整備されている。電気の流れが大きく変わったことで、「設備の限界近くまで電気の流れる送電線と、電流が極端に少ない送電線の二極化が進んでいる」のだという。これが系統の電圧上昇や安定度の低下を招き、最悪の場合には関東全域が大規模停電に陥る可能性もあるそうだ。東電はさまざまな対策を講じ、ブラックアウト回避に努めている。
昨夏も同じように厳しい状況だったが、今年は柏崎刈羽原子力が停止していることで、さらに事態が悪化している。「西側から供給できる電源が復活すれば系統の安定度は改善されるが、それまでは緊迫した状態が続くのは確実だ」と記事はまとめている。


系統安定が危ういとの記事だが原発無しでは到底、GDP3位の経済はやっていけない。
常に何事もバランスが取れていないとダメで、評論家、政府の素人連中も技術的な問題と言われれば、どうにもならない。このまま原発停止して居れば緊急停電も有りますと...。


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