eつれづれ管理者(66kV特高変電所、技術者)

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活線メガーと低圧メガーの比較

2017年09月14日 | eつれづれ
午後から定期点検を実施したが停電前に活線メガー測定、停電後は通常のメガーにて、どの程度数値変化があるのか検証してみた。(停電時間に余裕があった事業所)

活線メガーIo=0.95mA、103.5V、Igrは表示の0.08mAとR=1.234MΩ。この時の配線等静電容量は30,000pF。
エクセル計算で絶縁抵抗値は1.294MΩで一致している。
絶縁抵抗計の数値は2.65MΩ。

□電灯回路L-1の活線メガー値。

同じくデジタル絶縁抵抗計の数値。
□電灯回路L-2の活線メガー値。

同じくデジタル絶縁抵抗計の数値。

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□動力回路P-1の活線メガー値。

同じくデジタル絶縁抵抗計の数値。


活線メガーの入力は電圧と一括クランプ入力で計算するが都度、電流.電圧の変化、静電容量の交流透過、他諸々のファクターが混載、結果この様な現場測定数値となる様だ。
どのみち、活線メガー数値の最大は9.999MΩしか無いが、これ以上はOH表示。
直流絶縁抵抗計は静電容量等の交流透過が無いので活線メガー数値は計算が難解、机上の計器で検証するとIc(対地静電容量成分電流)は完全に分離し計算通りの結果が出る。


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