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自殺報道駆け巡る

2014年08月05日 | eつれづれ
理研・笹井氏自殺 「大変な損失だ」国の成長戦略にも影
笹井氏の自殺を受け、沈痛な表情で報道陣に対応するCDBの斎藤茂和副センター長(左)ら=5日午後、神戸市中央区(写真:産経新聞)
 笹井芳樹氏の自殺は、国の成長戦略の柱として期待される再生医療に深刻な影響を与えそうだ。
 笹井氏の網膜に関するES細胞の研究は、CDBなどで進められている世界初の人工多能性幹細胞(iPS細胞)を使った臨床応用で使われる技術の基礎となるなど、日本の再生医療に大きく貢献してきた。
 近畿大理工学部の福嶋伸之准教授(神経科学)は、今後の再生医療の進展について「ES細胞を使って神経細胞や網膜細胞をつくる分野で相当大きな影響が出るだろうし、理研のiPS細胞を使った研究にも深刻な影響が出るだろう」と指摘。
 北海道大の蔵田伸雄教授(科学技術倫理)も「笹井氏はES細胞で成果を出してきた人でもあり、今後の再生医療分野に与える影響は大きい」と惜しんだ。
 笹井氏の不在は、安倍晋三内閣の「三本の矢」の一つである「成長戦略」の柱とされる科学技術イノベーションに影を落とすことになりかねず、国や文部科学省にも衝撃が広がった。
 菅義偉(よしひで)官房長官は5日の記者会見で、「このような事態に至ったことは非常に残念だ」と述べ、同時に「再生医療分野で世界的にも大きな功績のあった方だ。将来が期待される研究者だった」と悼んだ。
 文科省幹部も笹井氏を「日本の再生医療の代表的な研究者だった」と評価した上で、「大変な損失だ」と肩を落とした。

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