eつれづれ管理者(66kV特高変電所、技術者)

電気の出来事を技術者向けに適宜up中。
質問等はコメント欄にて。

タイトラ2次回路にある接地コンデンサは開放して耐圧試験をする訳と何故必要なのか...。

2022年12月30日 | eつれづれ

3kV高圧コンビネーションリアクトルスタータ1例。

 

上のエクセルに接地コンデンサ容量0.5μFを入力する。

タイトランス例として6/6kVの二次側、絶縁回路に入っている接地コンデンサを含む交流耐圧試験10,350V.10分間印加はIc(対地静電容量成分電流)が大きいので試験は出来ない...図面は3kVなので、この場合の印加電圧は5kV程度。

6kVで計算すると耐圧トランス150mA(一次側15AMAX)例の場合、1625.8mAなので10倍以上の電流容量を必要とする事が判る。

よって、接地コンデンサが入っている回路での耐圧試験はPCS等を切って試験する事になる。慌てない様に図面を事前に確認する。

これだけを高圧絶縁抵抗測定で確認しても良いが、どのみち耐圧試験終了後の高圧絶縁抵抗測定するので、最終確認でも良い。

何故、必要なのかは勝手に推測して下さい。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿