eつれづれ管理者(66kV特高変電所、技術者)

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間欠漏電の現地調査へ向かう

2014年03月09日 | eつれづれ
2日前当たりから不定期に24時間絶縁監視装置より漏電メール着信。

現場へ向かいキュービクル内のB種接地線より漏洩電流測定。約90mAの漏電発生。

電灯回路の幹線をクランプリーカーで測定。

90mAで、この回路が漏電していると判明。

スラブ上にある仮設分電盤を点検、主漏電ブレーカは何故か開放していない。

仮設分電盤の雪に埋もれている幹線を測定...キュービクル~仮設分電盤より漏電している。鉄筋で電線にキズをつけたのか...明日、工事やさんが点検予定。

結構、おおきな工事現場で仮設分電盤も5ヶ所に増えた。


漏洩電流94mAから計算すると2.2kΩの絶縁抵抗値となる。

完全地絡の場合、EA.D共用接地では約14Aの電流が漏れる事になる計算だが、QB幹線の配線用ブレーカは3P100Aなので、何の反応も無い。これがEB共用となると2100Aの爆発的な電流で瞬時に遮断することが判る。これも、上手く切れずブレーカが爆発しなければの話だが。24時間絶縁監視装置の無い、儲け族の保安管理などヘボ技術者!?の様だ。

追伸:原因は雪の中に埋れていたボルコン接続部分テーピングの中に水が入り漏電したものと連絡有り。
担当者には漏電調査報告書(写真帳、エクセル計算、測定記録等)を、取り敢えず📩する。


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