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ディープインパクトの安楽死

2019年07月30日 | eつれづれ

ディープインパクトが頚椎骨折で安楽死というニュースが飛び込んできました。
競馬をしない人でも、ディープインパクトは「なんだかすごい馬だよね!?」という認識のある方は多いのではないでしょうか。
平成の名馬ともいわれる、とても有名な競走馬だったディープインパクトが亡くなったことには驚きを隠せません。
しかし、なぜ安楽死という形を取るしかなかったのでしょうか。
治療を継続することはできなかったのでしょうか?
1. ディープインパクト安楽死という選択はなぜ?その理由は
1.1. 骨折により、その後どのような症状がおこるのか?
2. ディープインパクト安楽死という選択はなぜ?馬の骨折は命に関わるのまとめ
ディープインパクト安楽死という選択はなぜ?その理由は
競走馬の骨折は命に関わることです。
4本の脚で自分の体重を支えられないと生きていけません。
安楽死という選択がされるのは骨折をしたからではなく骨折によりその後発症する病気の痛みで苦しみ続ける事になってしまうんからなんです。
こういった理由で、競走馬の安楽死は多いのだそうですよ。
骨折により、その後どのような症状がおこるのか?
競争馬は体重が400~500kgもあることやヒヅメが心臓から遠いため心臓の力だけでは血液を循環させることができません。
そのため、第2の心臓と呼ばれるヒヅメの蹄機作用(ていきさよう)が血液を循環させるポンプの役割をしています。
運動をすることでこの蹄機作用が働くのです。
ディープインパクトは頚椎骨折で起立不能になり回復の見込みがないため安楽死という処置がとられました。
ディープインパクトが起立不能ということは、この蹄機作用も機能しないということですね。
また、競走馬の体重は400〜500kgあるので1本の脚を骨折したとすると他の足のヒヅメに負荷がかかります。
そうするとヒヅメで血行障害を起こし蹄葉炎(ていようえん)という病気を発症していまいます。
競走馬は体重が重いため蹄葉炎を発症すると進行をとめるのも難しく重症化し命を落とすこともあります。
こうなるとかなりの痛みや苦しみがあるでしょう。
動物ですから安静にしていましょうといってできるものではないですよね。
横になったままだと皮膚が薄いので壊死してくるそうです。
こういったことも全く知らなかったので「なぜ安楽死?どうして治療してあげないの?」と思ってしまいました。
治療してあげたくてもできないというディープインパクトに関わる方々の苦渋の決断だったんですね。
馬の骨折は命に関わるもので安楽死という選択があるということを知りました。
骨折の程度が軽いものであれば、レースに復帰している競走馬もいるとのことです。
競馬をしない人でもだいたい名前は知っている平成の名馬ディープインパクト。
心からご冥福をお祈りします。


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