eつれづれ管理者(66kV特高変電所、技術者)

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毒々しいコロナウイルスの姿

2020年02月25日 | eつれづれ

院内感染リスクに一般病棟は恐々 「『裸で戦え』と同じだ」
厚労省
感染拡大を続ける新型コロナウイルスの対策の柱が「水際阻止」から「重症化予防」へと移りつつある。厚生労働省は重症化リスクを抱える高齢者や持病のある人を優先して治療する医療態勢の整備に着手したが、現場の医療機関には院内感染の危険性もはらんでいる。
重症者の増加を見据え、対応を迫られる一般病院からは患者受け入れに不安の声も上がる。
「受診される方が、(新型ウイルスの)感染症だと分からないで来ることもあり得る。
準備ができていないと、院内感染を起こしてしまう恐れが強い」。
日本医師会常任理事の釜萢(かまやち)敏氏は18日に開かれた厚労省の専門家会合で、現状への危機感をにじませた。
前日には、厚労省が発熱などの症状が出た場合の「相談・受診の目安」を公表。
一般的には「37・5度以上の熱が4日以上続く」などとした一方、重症化しやすい高齢者や持病のある人は「2日程度」とし、専門外来などで優先して診療に当たる方針を示した。
ただ、新型ウイルスの初期症状は風邪やインフルエンザと似ているため、感染の自覚がない患者が一般外来にやってくる可能性がある。
そうなれば、待合室で感染が蔓延(まんえん)したり医療関係者が知らぬ間に患者と接触したりする恐れもある。
国内では、すでに院内感染が疑われる事例が相次いでいる。
「済生会有田病院」(和歌山県湯浅町)で、男性外科医の感染が確認されて以降、医師やその家族、入院患者らに感染が拡大。
新型ウイルスに感染して死亡した80代女性が入院していた「相模原中央病院」(相模原市)でも担当の女性看護師が感染。
その後、入院患者らにも広がった。
有田病院関連では感染者が10人以上に膨らんでいるが、この地域へのウイルス流入の経緯は依然として判明していない。
こうした感染経路の分からない患者の増加は、国内流行の“引き金”となりかねない。厚労省はさらなる感染拡大を想定し、一般病院でも患者の受け入れは可能としているが、態勢は万全とはいえない状況だ。
千葉県内にある総合病院は保健所の要請で、紹介で訪れた人のウイルス検査を担う。
だが施設の構造上、入院患者の受け入れ態勢が整っているとはいえない。
感染者が搬送されてきても、一般患者と別の動線で病棟まで運べない。
治療に着用が必要となる防護服の扱いも、全てのスタッフが日常的に訓練を受けてきたわけではない。
ウイルスを封じ込める隔離用の陰圧室のある病床は、感染症の指定医療機関であっても数床のところが多い。
限られた集中治療室のベッドが新型ウイルスの感染者で埋まれば、一般患者を診ることができなくなる恐れもある。
「透析患者などはインフルエンザにかかるだけでも重症化の恐れが高まる。
この新たな感染症が院内に入ったとき、引き起こされるリスクは計り知れない。
今のままでは現場は『裸で戦え』といわれているのと同じ。
国は一般病院でも患者を安全に移動、診療できる具体的なプランを早急に示してほしい」。同病院の男性医師はそう訴えている。

政府は25日、「新型コロナウイルス」の感染拡大を防ぐため、症状が軽い場合は自宅で療養を求めるなど、国民がとるべき行動などを盛り込んだ対策の「基本方針」を決定した。
加藤厚労相「まさに今が、今後の国内での健康被害を最小限に抑えるための極めて大事な時期。
感染の不安から、適切な相談を行わずに医療機関を受診することがないようにしていただきたい。
感染しやすい環境に行くことを、さけていただきたい」
政府は、「現時点では、まだ大規模な感染拡大が認められているわけではない」とした上で、「患者の増加のスピードを可能な限り抑制する」ことなどを目標とした「基本方針」を決定した。
具体的には、国民に冷静な対応を促し、発熱などの風邪の症状がある場合は仕事を休み、外出をひかえたり、企業などに対して時差出勤やテレワークを強く呼びかけたりしている。
また、地域で患者が大幅に増えた場合は、一般の医療機関でも感染が疑われる患者を受け入れるとし、症状が軽い人は、まずは自宅で療養するよう求めている。
イベントの開催については、一律自粛することは要請しないものの、集団感染がある地域ではイベントの自粛を検討することを求めている。

飲み会や立食パーティー自粛を 自宅療養は「別部屋で」 専門家ら具体例・新型肺炎
新型コロナウイルスの感染拡大を受け、政府が25日に策定した基本方針は、感染しやすい環境下への外出自粛や軽い風邪症状の患者に自宅療養を求めた。
策定に先立って開かれた政府の専門家会議のメンバーらは、自粛する例として飲み会や立食パーティーを挙げ自宅療養時には可能な限り家族と別部屋で過ごすなど、国民が取るべき行動の具体例を示した。
同会議の尾身茂副座長(地域医療機能推進機構理事長)は感染のリスクが高い場所として、「お互いが腕を伸ばせば届く対面の距離で、一定の時間会話をしてしまうような複数人がいる場所」と説明。
飲み会のほかに病院などを挙げ、「なるべく行くのは避けてほしい」と訴えた。
これからの季節には人事異動に伴う歓送迎会が開かれることも多い。
同会議メンバーの岡部信彦・川崎市健康安全研究所長は「少人数でこじんまりやるならいいが、具合の悪い人も出なくてはいけない場に多数が集まるとリスクは高い」との見解を示した。
通勤で使う電車については「(時差出勤などで)電車がすいている時間を利用した方がいい」と述べ、満員電車を避けるよう要請。
車内でつり革につかまった後には目や鼻を触らず下車後の手洗いで感染リスクを減らせるとして、励行を求めた。
岡部氏は新型ウイルスの特徴を、「4~5日過ぎてから呼吸状態が悪くなる人もいるが、それまでに8割の人が治る」と分析。
「本当は感染していないのに、病院に行ったことで新型ウイルスに感染してしまう可能性がある」と述べ、軽症者の自宅療養に理解を求めた。
自宅療養で家族を看護する場合について、尾身副座長は「部屋が複数ある家庭では、できれば具合の悪い人は別部屋で過ごしてほしい」と話した。 

ウイルスも毒々しい姿だが、もうアッチこっちで感染者出てくる。
病院などに行ったら軽い風邪でも移る感じだ。
ここは騒がす富山の配置薬でも飲んで温和しくしているのが賢明の様だ。