eつれづれ管理者(66kV特高変電所、技術者)

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長い停電、早期の停電復旧

2019年09月10日 | eつれづれ



停電2日目の夜 生活に影響 今も50万軒超が...台風一過の猛暑の中、千葉県を中心に停電が続いている。
東京電力によると、午後8時の時点でおよそ56万軒が停電していて、君津市でもおよそ3万7,000軒が電気が使えない状態が続いていた。
屋根の修復作業を行っていた住民は、「(今一番ほしいものは?)電気。早く電気が復旧するといいなと思います。
電気がないとお湯も沸かないので」と話した。
停電に加え、厳しい暑さや一部では断水も続き、市民生活には深刻な影響が。
別の住宅では、エアコンも明かりもつかず、取材班のライトを消すと家の中は真っ暗闇。
停電被害に遭った住民は、「暑いです。かなり暑いです」と話した。
多くの人が厳しい生活を強いられる中、千葉・南房総市和田町では、午後3時すぎ、停電していた住宅で93歳の女性が布団の上で泡を吹いているのが見つかり病院に搬送されたが死亡が確認された。
熱中症とみられている。
また、市原市でも65歳の男性が自宅で死亡した。
市原市に住む男性は、あまりの暑さに耐え切れず10日夜は、一家で庭に止めたキャンピングカーの中で寝るという。
キャンピングカーで寝る男性は、「きのうは家で過ごしたんですけど、さすがにきょうは暑すぎて...また、市原市のショッピングモールにはスマートフォンの充電コーナーが設けられ、午後9時前になっても多くの人が利用していた。
充電に来た男性は、「洗濯もできないし冷蔵庫も全部止まっちゃっているので、そろそろもう...あしたには復旧していただきたい」と話した。
午後11時現在、およそ53万軒が停電していて、東京電力は11日中の全面復旧を目指すとしている。



東電の幹線鉄塔倒壊、画像を見ると66kV、6回線はあったか。
ここの部分を仮に60kVの電力ケーブル布設して既存線に接続するだけでも2.3日で出来る訳無し。
鉄塔建て替えなど基礎工事~組立~緊線~試験、送電開始まで数ヶ月は要する。
そして電柱倒壊...一般家庭も酷いが病院は更に深刻だ。
非常用自家発電機設備も局所的なものだけ、エアコン稼働など出来ないしドウニモならず。
送電線の迂回ルート配線を早い復旧を望むしか無い。


平成26年に間違いを指摘投稿、修正となった系統連系のもの、オリジナルエクセル計算で確認。
平成24年の技術発表会資料(東管協)。


系統連系している発電機、太陽光発電など元の電力停止となっているので全部、遮断となり肝心な時にはクソの役にも立たない現実。
こんなものは基幹電源があればこその補助電源に過ぎないが何せパワーが無い。
家庭用の太陽光発電出力も自家消費だけの100Vコンセント1個だけが針金電気ヤのインバータにも付いているが取りあえず晴れている昼間だけ使えるが。
パワー不安定なので期待に値せず、もう携帯電話の充電程度だろう...使った試し無し。

今は消滅した三洋電機のインバータ、サンステラとあるが当時はダントツ1番だったがFIT買い取り保障もまもなく切れる。