eつれづれ管理者(66kV特高変電所、技術者)

電気の出来事を技術者向けに適宜up中。
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雷害も教科書通りには逝かず

2019年07月08日 | eつれづれ

5年前に受電した新設、自立設置形(方向性SOG制御装置付)気中開閉器キャビネットUGS(筐体)。

落雷の説明...直撃雷と誘導雷がある。

爆発したPASの内部。自立設置形(方向性SOG制御装置付)気中開閉器キャビネットUGS(筐体)内も煤で真っ黒、もう使い物にならない。

LA内蔵PASで赤丸に3個のLAアレスターがあったがバラバラとなり影も形も無い。

莫大な自然エネルギーにはアレスターなどクソの役にも立たない事例の波及事故。
何も上からばかりでは無い...田んぼなど一面、青白く光る、水中ポンプ基板などもヤラれる。完全にお手上げ状態で運が左右する様だが河川沿いは雷の通り道か?。

本日、月次点検に行く。
無惨な雷被害の自立設置形(方向性SOG制御装置付)気中開閉器キャビネットUGS(筐体)。

緊急的に(VT.LA内蔵PAS)を取付受電中、先月5日から1ヶ月経過した。

爆風でドアヒンジ金具も曲がったので上部はロック出来ない状態。

右側にあるPCT設置ドアは正常。

今回の教訓:波及事故発生後(この時PASは爆発)、電力変電所OC遮断...約1時間経過後に再度の爆発音(UGSキャビネット筐体内に可燃性ガス充満)、近くで電力会社の事故特定ヶ所調査を見ていた事業所の人が爆発音に驚く→直ぐ当方に連絡する(絶監装置で停電エリアは数事業所あったので強い雨でもあり様子を見ていた)。
バカの1つ覚えの如く、急行して扉など開けたら爆風で即死となる...電力社員も危なかった。
当方が到着した時は電力社員がUGS扉を開放していたのでセーフ状態。



X軸を仮に運転してみる

2019年07月08日 | eつれづれ

仮にスイッチとパルス発信器、ステッピングモータードライバをつなぎX軸を前進、後退させてみる。
PWMパルスは1.3kHz、デューティ比率50で結構なスピードでスムーズに移動する。

ワークエリアは6.5ミリ穴が9ヶ所ありチャッキングして挿入、取り出しを正確に位置決めする。
掴むものは6ミリのガラス管ヒューズに決定。
完璧にX.Y位置が出ないとZ軸下がっても挿入出来ないヒューズ径と固定穴径はギリギリ、上手くいくかどうか。
タッチパネルに移動ポイント数値整定、現在値カウント表示、材確認表示とかキリが無くある。
3軸が全自動で一斉に動くと見事なものになるだろう。