みんなの党、再び分裂の危機…路線巡り対立
みんなの党が再び分裂の危機を迎えている。与党にすり寄るべきではないとする浅尾代表と、安倍政権との連携を重視する渡辺前代表が、激しく対立している。
17日午後1時半現在、浅尾代表と渡辺前代表も出席してみんなの党の両院議員懇談会が開かれている。党の路線を巡って激しい議論が続いているものとみられる。これに先だって開かれた役員会で浅尾代表は、安倍政権との連携を重視する渡辺氏の方針を次のように批判した。
浅尾代表「(渡辺前代表の方針は)我々が過去の選挙で有権者に約束してきたことの実現につながらない。有権者との約束を破ることは、政治家として政党としてできないことだ」
役員会では、渡辺氏の方針に路線変更すべきでない、との方針が確認されたという。また、一部議員から渡辺氏の何らかの処分を求める声も上がったという。
16日夜に会談した渡辺氏と浅尾代表は、お互いが離党を求め合うなど党の路線を巡って対立しており、現在、行われている両院議員懇談会でも激しい議論となっているものとみられる。党内には別の代表に交代させるなど妥協策を模索する動きもあるが、両者の路線対立は修復が難しい情勢となっている。
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みんなもみんなで分裂か??。みんな、再分裂も…浅尾氏優勢も渡辺氏は猛反発
党の「創業者」である渡辺喜美前代表と現在の浅尾代表が激しく対立するみんなの党の内紛は、浅尾氏が17日の党役員会で、自民、公明両党との関係を強化する「与党再編」を主張する渡辺氏の考えに反対する方針を採決で決め、ひとまず優位に立った。
ただ、渡辺氏は矛を収めておらず、今後、党が再び分裂するかどうかが焦点になりそうだ。
浅尾氏は役員会で、「選挙の洗礼を経ずして与党入りしていくことはあり得ない」と述べ、渡辺氏の路線に反対する方針を明言し、出席した役員9人による採決で承認された。ただ、浅尾氏の方針に反対・棄権する役員もいたという。
役員会では、浅尾氏の代表辞任や離党を公然と要求する渡辺氏の処分を求める意見も出たが、「執行部を批判しただけで処分になるわけではない」として、当面は見送る方針を確認した。
これに対し、渡辺氏は役員会後の両院議員懇談会で、「いつの間にか野党再編という、選挙を最優先した路線に入ってしまった」と不満をぶちまけ、「役員会の決定は取り消すべきだ。党内に亀裂が入る」と執行部を追及したが、浅尾氏や水野幹事長に「与党再編には現実味がない」と一蹴された。
浅尾氏は17日、記者団に「最終的に政権を取っていく。改革派を結集して自立する」と野党再編を視野に対応する考えを強調し、渡辺氏に反論。水野氏も記者会見で「野党再編にかじを切るべきだ。(渡辺氏との)関係修復は不可能」と突き放した。
党内では「路線論争は表向きで、実際には主導権争いだ。渡辺氏は『浅尾おろし』を狙っている」(若手)との見方が出ている。
渡辺氏は懇談会後、記者団に対し、党の決定機関である両院議員総会を開き、党の路線を議論するよう求める考えを示した。浅尾執行部の方針を覆す狙いがある。浅尾氏は近く同総会の開催に応じ、方針を党として正式に決定する考えだ。
ただ、渡辺氏の復権が実現しない場合、「渡辺氏は、年内に新党を結成する可能性があるのではないか」(党幹部)との見方も出ており、昨年12月に江田憲司氏らがみんなを離れて結いの党を結党して以来の党分裂が現実味を帯びてきた。
みんなの党が再び分裂の危機を迎えている。与党にすり寄るべきではないとする浅尾代表と、安倍政権との連携を重視する渡辺前代表が、激しく対立している。
17日午後1時半現在、浅尾代表と渡辺前代表も出席してみんなの党の両院議員懇談会が開かれている。党の路線を巡って激しい議論が続いているものとみられる。これに先だって開かれた役員会で浅尾代表は、安倍政権との連携を重視する渡辺氏の方針を次のように批判した。
浅尾代表「(渡辺前代表の方針は)我々が過去の選挙で有権者に約束してきたことの実現につながらない。有権者との約束を破ることは、政治家として政党としてできないことだ」
役員会では、渡辺氏の方針に路線変更すべきでない、との方針が確認されたという。また、一部議員から渡辺氏の何らかの処分を求める声も上がったという。
16日夜に会談した渡辺氏と浅尾代表は、お互いが離党を求め合うなど党の路線を巡って対立しており、現在、行われている両院議員懇談会でも激しい議論となっているものとみられる。党内には別の代表に交代させるなど妥協策を模索する動きもあるが、両者の路線対立は修復が難しい情勢となっている。
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みんなもみんなで分裂か??。みんな、再分裂も…浅尾氏優勢も渡辺氏は猛反発
党の「創業者」である渡辺喜美前代表と現在の浅尾代表が激しく対立するみんなの党の内紛は、浅尾氏が17日の党役員会で、自民、公明両党との関係を強化する「与党再編」を主張する渡辺氏の考えに反対する方針を採決で決め、ひとまず優位に立った。
ただ、渡辺氏は矛を収めておらず、今後、党が再び分裂するかどうかが焦点になりそうだ。
浅尾氏は役員会で、「選挙の洗礼を経ずして与党入りしていくことはあり得ない」と述べ、渡辺氏の路線に反対する方針を明言し、出席した役員9人による採決で承認された。ただ、浅尾氏の方針に反対・棄権する役員もいたという。
役員会では、浅尾氏の代表辞任や離党を公然と要求する渡辺氏の処分を求める意見も出たが、「執行部を批判しただけで処分になるわけではない」として、当面は見送る方針を確認した。
これに対し、渡辺氏は役員会後の両院議員懇談会で、「いつの間にか野党再編という、選挙を最優先した路線に入ってしまった」と不満をぶちまけ、「役員会の決定は取り消すべきだ。党内に亀裂が入る」と執行部を追及したが、浅尾氏や水野幹事長に「与党再編には現実味がない」と一蹴された。
浅尾氏は17日、記者団に「最終的に政権を取っていく。改革派を結集して自立する」と野党再編を視野に対応する考えを強調し、渡辺氏に反論。水野氏も記者会見で「野党再編にかじを切るべきだ。(渡辺氏との)関係修復は不可能」と突き放した。
党内では「路線論争は表向きで、実際には主導権争いだ。渡辺氏は『浅尾おろし』を狙っている」(若手)との見方が出ている。
渡辺氏は懇談会後、記者団に対し、党の決定機関である両院議員総会を開き、党の路線を議論するよう求める考えを示した。浅尾執行部の方針を覆す狙いがある。浅尾氏は近く同総会の開催に応じ、方針を党として正式に決定する考えだ。
ただ、渡辺氏の復権が実現しない場合、「渡辺氏は、年内に新党を結成する可能性があるのではないか」(党幹部)との見方も出ており、昨年12月に江田憲司氏らがみんなを離れて結いの党を結党して以来の党分裂が現実味を帯びてきた。