eつれづれ管理者(66kV特高変電所、技術者)

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家庭向けリチウムイオン蓄電池

2013年01月20日 | eつれづれ
このパンフは太陽光発電用で深夜電力で充電し太陽光発電と蓄電池を併用する家庭システム。10年間の保証付き...ヘタな新車より高額だが上限を100万円として1/3の補助がある。

電気の地産地消と言っても、残念ながら一般庶民には全く関係無い代物の感じだ。

☆下記はネットにあったもので...フムフム!!。
まずB787に搭載されている電池は電気自動車以上に厳しい安全基準や製造工程をクリアした製品で、複数の電池が相次いでトラブルを起こすという可能性は極めて低い。この件、フェイスブックに書いたトコロ、ハードの解説を得意とする先輩から「気圧の変化で容器が膨らんだんじゃないか」と指摘された。考えて欲しい。リチウム電池は低温に弱い。したがって搭載場所は与圧された隔壁の内側。B787の外殻は強度あるカーボン製なので、今までの機体より高い与圧が出来る(従来機だと最大高度での機内は高度2400m程度。B787だと1800m)。そのくらいの高度で個体とジェル状の電解液で密閉された電池が膨らむことなど無い。また「電解液が漏れた」という報道を信じてる人も多いようだけれど、最初に高温状態になって電池が物理的に壊れたため漏れ出してきた。そもそもリチウム電池の電解液は液体じゃ無くジェル状だ。ようするに先輩を含め、皆さん普通の鉛バッテリーをイメージしているのだと思う。そもそも三菱自動車の安全基準は厳しい。
電機業界だと「発火はアウト。煙ならセーフ」ながら、自動車業界だと煙すら「絶対にダメ!」。温度上がることに対してもシビアだ。航空機用の電池は一段と厳しいそうな。ということから電池の製造ミスや性能的な問題と言うことは99,99%あり得ないと思う。i-MiEV、1台も燃えてないですから。なんで燃えたか? おそらく制御系です。鉛バッテリーだって人為的にショートさせれば火花出す。エネルギーを中にため込んでいるからだ。安全に作ったリチウム電池だって高い負荷を掛けたら高温になり物理的に損傷してしまう。B787の制御系、フランスの企業が担当しているようだ。
さて。米連邦航空局FAAは、電池の安全性が保証されるまでB787の飛行許可を出さないと決めた。制御系が原因となると、究明は大変である。広範にわたるソフトの改善まで必要になってくるだろう。加えて原因を追及し、燃えるところまで実証しなければ安心出来ない。B787の飛行再開まで時間が掛かるかもしれません。