心の免疫力~書とことばから

もっと暮らしに書やARTを~
雲のように水のように あっけらかんと自在に生きるヒントを
求めて~ by 沙於里

出羽律子さん布モノ作品展 とか

2014-06-10 | 書展・展覧会情報

先週から関東も梅雨入りしたと思ったら、大雨に。

週末も電車のダイヤが乱れてたり、一部運休もある中、
母もがんばって一緒に銀座での蛟龍會書展⇒采真書社展へ。

その後母と別れて上野での木梨憲武展×20yeas⇒表参道での出羽律子さんの布モノ作品展へ。
どちらもどうしても行きたかった展覧会。

最初の画像は、出羽律子さんから届いた展示会のDM。

そして~こちらは会場風景と、今回購入させて頂いたパスケースのような。
私は名刺入れにしよかな~と早速入れてみました~ 
にゃは。かわいい 



以前、知人の井筒真喜子さんが渋谷Bunkamuraでのクラフト展に品されていて。
(今年も井筒さんは7月2日~5日同会場1階ギャラリーに出店されるようです)
その会場に出品されていた出羽さんの、楽しくて不思議な形のbagや小物入れ等々に 

その時は拝見するだけでしたが、帰宅してからどんどん恋しくなり。
今回ようやく会場で、出羽さんともお話しすることもできて 

 ─何かイメージやモチーフはあるんですか?
 ─特にないんです。思いつくままというか。
 ─どこかかたつむりに似てるような気がするんですけど。
 ─時々そう言われますね。

手の赴くまま、自由でのびやかで遊び心いっぱいの作品は、どれもわくわくうきうき~
そして、作品たちとやっぱりどこか似ている出羽さんは、とても気さくでかわいらしい女性でした~

会場は ここ 6月18日まで。


でもって、その前に行った木梨憲武展は、入場に40分待ち、会場内もすんごい混んでいましたが
待ってた甲斐あって、こちらも私にはど真ん中~に好みの作品ばかり。

特に FLOWER というシリーズのブースは、暗くした部屋に、作品にだけすごく明るい白い
スポットライトが当てられていて、やさしく静かな存在感が引き立ち、
その展示方法も効果的でしたが、アクリルで描かれた作品の色合い、質感、タッチに、
しばし立ち尽くすほど、きゅんきゅんに好きでした 


上段がFLOWERシリーズ。 

20年分の作品とはいえ、上野の森美術館にびっしり展示された作品数は圧巻。
作品のテーマやタッチも様々で、色鮮やかだったり、立体やオブジェもあり、見ごたえあり。
中でも「手」「友達」といったテーマの作品は、木梨さんのお人柄を思ったりしました。

グッズ売り場も入場制限かかるほどで、私は図録だけ購入。
で、これって載せていいのかな・・小さくするのでごめんなさいです。
(関係者の方、NGでしたら、ご一報ください

上野の森美術館は会期終了、7月より全国巡回するそうです。


相変わらず強行軍の展覧会巡りでしたが、ぎゅっと詰まった充実した1日でした~。
蛟龍會書展と采真書社展レポートはまた次回。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

陶天真

2014-06-04 | 漢詩
                     (はがき)

「陶天真」 とうてんしん 

好きなことばのひとつで、何度も書いてます。
「陶」は養うという意味もあり、つまり天真を養う、天真であれ、みたいな意味。


私の思う天真は、こんな感じ 


蛇を凝視するハシビロコウ   にゃは~和む~
友人は不気味~こわい~って言うけど、私はめちゃくちゃタイプ 




めったに動かないことで有名なハシビロコウ。
おっとりに見えて頑固で、唯我独尊、結構性格はきついそうで 
でもなんとも不器用そうなとこが憎めないというか~。

いかがです? 好き? 苦手? 

コウノトリの仲間で、学名が「クジラ頭の王様」だそうですが、
頭がクジラっぽいから?ってどこかに書いてありました~。

ハシビロコウ画像集
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

6月の書展情報 第10回書道蛟龍會展は今日開幕

2014-06-03 | 書展・展覧会情報

母の兄弟子でもあられる石川芳雲先生主宰の蛟龍會展が、今日から
東京銀座画廊・美術館で始まりました。

石川先生は、現在日本書道学院長、書海社参与。
書海社は母もかつて在籍させて頂いていましたが、松本芳翠の正しく、美しく、
格調高い書を標榜、私なぞ憧れるばかりで一番遠い世界・・

拝見するたびに、ちゃんと勉強せねば・・と反省と焦燥に駆られるのして
今年も心を入れ替えるべく、ぜひお邪魔したいと思います。

これまでの展覧会の模様、石川先生の作品等は
ここを→クリックでずずいと下まで。

母の師でもあられた中平南谿先生の作品や、石川先生が書を書かれた本、
「ほっとする聖書のことば」(二玄社書店)の原作品も展示されるそうです。

石川先生は、書いて覚える草書のドリル はじめ、暮らしの毛筆百科など著書 も多数。


さて、毎年この蛟龍會展と同時期に開催の、鈴木春朝氏が代表の采真書社展はじめ、
目白押しの書展を一挙ご紹介。 全部は伺えそうにないですが、どれも興味深いです。















コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

石渡鵞遊さんの七つ星展

2014-06-02 | 書展・展覧会情報

昨日は、杉並たてもの応援団の代表でいらっしゃる、石渡鵞遊さんの
個展に、お邪魔しました。

これまでも、とても貴重な建物や住居などで開催されてきましたが、今回は、
1974年、象設計集団創始者の一人、富田玲子さん設計による
ドーモ・アラべスカと呼ばれる個人宅を2日間お借りしての開催。


外観/玄関/玄関から望むリビング

お庭の大きな木が、すぐそこにずーんと伸びている様子が、大きな窓の外に迫り、
小窓や、淡いピンク色の漆喰?が塗られた丸みを帯びた壁、段々になった天井、
細部まで、見たこともない、わくわくするような遊び心が散りばめられていて。

大好きなフンデルト・ワッサーの建築にも繋がるような 

 ワッサー氏の建築

最初の画像は、2階へ続く階段と、踊り場にある棚に飾られた、丸い灯りの作品。


1つ1つに色々な書風の「光」の文字が。あたたかで幻想的な空間でした。


今回のテーマ「ななつぼし」の作品。




そして、アラベスク風に書かれた「あめつちほしそらやまかわ」(左)と、
千字文の一節が書かれた、灯り作品。



象設計集団のHPにこんなことばが。

 あいまいもこ

 あいまいもこは、限定されないで、どっちつかずで、はっきりしないことです。
 建築か庭か街、内部空間か外部空間か、建物か衣服か、遊びか仕事か、
 今か昔か未来か、完成か未完成か、株序があるのかないのか、部分か全体か、
 本気か冗談か、生徒か先生か、誰がデザインしたのか‥‥‥
 私たちはこのようなことがらについて、あいまいもこな世界に住み続けていきたいのです。


うんうん  と、読んでいて、楽しくなってきました。

日本文化の多くは自然に教示されたもので、つまり、1+1=2といった明確な線引きではなく
たとえば人と人の、生身のいわゆる「あうんの呼吸」が存在していて。

つまり、常に完璧でもなく、完成もなく、その都度が唯一無二のご縁だったりするような 

この「あいまいもこ」のお話は、日本人が日本人らしく生きられる故であるような
そして現代を生きる私たちにも、とても大事なメッセージであるように感じました。

そう感じたあとで、この空間と鵞遊さんの作品をもう一度拝見すると、
洋のような空間なのに和のような世界に、あいまいもこな悦びを感じ、
なんとも心地よい空間に、去り難しを感じました。

次回はどんな会場で開催されるのかしらん、と楽しみに致しております 

コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

みーにゃ無事退院

2014-06-01 | 


昨日、みーにゃ(15才♀)が、3泊4日の入院から無事帰宅しました 

2週間程前から水を飲む量が増え、もしや・・と持病の甲状腺機能亢進症の
進行を懸念した矢先、先週日曜日、朝方から20回位嘔吐、夜にも翌日も嘔吐を繰り返し。

初めは毛玉だったので、いつもの心配ない嘔吐と思っていたら
だんだん白い泡になり、黄色の液体に。
ご飯も一切口にしなくなり、唸り始めて、これは・・と慌てて病院へ。

でも、みーにゃ(ぷくぷくもだけど)の病院嫌いは半端なく、
悪魔が乗り移ったように豹変してしまうため、いつもお世話になっている病院でも
この状態では治療も検査もできないと言われてしまうほどで

最悪鎮静剤を打って治療という方法も検討されるも、老猫のためリスクがあり
でも脱水症状をケアするには血液検査と入院して点滴は必至。

猫の場合、あまりにも凶暴だと治療、入院不可なんてとこもあるようで。
いえ、それは人間のためというより、猫のストレスを考慮してのことなんだけど。


あれこれ先生と相談して、なんとか入院させて頂いて、
意外にもみーにゃはおりこうさんに治療を受けてくれて、予定通りの退院。

血液検査で、やっぱり甲状腺の数値が基準の約5倍も高くなっていて、
でもたぶんそれが原因のひとつとわかってひと安心。

これまでメルカゾールを朝晩1/2づつのところを、だんだんに増やしていくことに。

帰宅後、ほぼ1週間絶食してたので家中をふらつきながらも、チェックしてまわり、
一通り終えたらベランダへ。

やっぱり家がいいにゃ~風も気持ちいいにゃあ~


一方、三夜パラダイスだったぷくぷくは、

なぬ~帰って来たの?とばかりに威嚇&警戒警報発令。
また~そんな顔して 


その後もご機嫌悪く、みーにゃとの間に何とも言えない空気がまだ漂い中 



まったく、お互いいい年になってきたんだから、仲良く穏やかにいこうぞよ~
仲良く? それは無理ざんす 

なんか悪役顔になってるけど、ほんとは心配してたんだよね 

ここ数年で認知されてきたという、猫の甲状腺機能亢進症については、ここをクリック

コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする