心の免疫力~書とことばから

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求めて~ by 沙於里

拈華微笑(ねんげびしょう)

2009-09-17 | 禅語・般若心経
                         (半紙)



禅語の拈華微笑(ねんげびしょう)
拈華とは花をひねること。花を捻りて微笑する。

お釈迦さまが仏法を説いている席で、一輪の花をすっと差し出し
一人の尊者だけがその意味を悟って
微笑み返しをしたことから生まれたことば、とな。

つまり言葉や文字で表さなくても、
心から心へとお互いを理解しあうことのたとえ。

「以心伝心」に似てるのかな。

昔の人は大らかだったような。
今は拈華微笑のタイミングを忘れているような。

流れている時間が違うから?
多様化した価値観の中でも
変わらない「人の思い」はあると信じたいなぁ。


今日の1曲は大貫妙子が歌う この道




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4 コメント

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「ネンゲ微笑」 (ラモン)
2009-09-17 04:25:22
これは、禅宗の真髄だといわれていますが、
僕は、これを頼りに生きることは出来ない、と否定的なのです。

なんでも、解釈次第みたいな世界観は、自説があれば、なんでも有りといわんばかり…。

法事で、禅僧の説法を聞くと、インテリゲンチャの自己韜晦の世界だなあ…と、思ってしまうのです。

うちは先祖伝来、禅宗なのですが…。

変なこと書いてごめんなさい。





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この道 (clayman)
2009-09-17 14:26:12
大正生まれの母がよく歌ってました。
学校の授業で、独り歌ったこともあります。
もの哀しく、切なく・・・

その母の戦中、乙女として恋もしたろう、と
一輪の花の微笑みに想い巡らしています。

なんの花だったのでしょうね、その一輪の花
うん、そう・・なつかしい曲
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ラモンさん (沙於里)
2009-09-17 19:05:49
お久しぶりです 
インテリゲンチャではない私は
禅僧の真髄かどうかは知る由もなく
ただただ、なるべくなら穏やかに人を信じたいなぁと
かすかに願う日々です 
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claymanさん (沙於里)
2009-09-17 19:09:36
お会いしたこともないお母さまが
一輪の花に微笑むお姿が浮かんできました。

最近なぜか時々、父母に意地悪したくなる自分に
この曲は心穏やかにしてくれます。
昨日から何度も何度も聞いてはため息ついてます。

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