日曜日、常福寺での餅つき大会の後は、新年会でした。
ほとんど座禅会には参加していないのに、こういう時は喜んで参加
Sさんが朝、市場で選んだアジ、イカ、ブリを調理。
My包丁数本を使って、手際よくお刺身に(by S氏)
アジはたたきにして味噌少々とあえ、わけぎ、茗荷の千切り、そして頂く前に
卵の黄身と混ぜる。残念ながら、私は魚が苦手なので、目で食するばかり。。
ブリはプリプリの身で、和尚さんはじめ、口々にこれはすごい!旨い!
そのことばに誘われて、ブリの刺身初体験。 臭みも全くなく、これなら
運良く和尚さんの隣の席が空いていたので、たくさんお話できて
何の話からか、和尚さんは 中川一政 の書が大好きだと。
ひょえ~! 私は中川一政さんの書展を見て、仕事も辞め書を始めたんです!
なんというご縁・・。
そして、中川一政氏の雅印(陶印)全てを焼かれたいう、小泉淳作氏 の話になり。
宴会をしていた和室の床の間には、時々に趣のある掛け軸が掛けられていて、
今はその小泉氏の、迫力ある龍の軸が飾れられています。
和尚さん、じゃあ特別に・・とおっしゃって、上棚から何やら箱を取り出され。
その小泉氏作の獅子の香炉でした。その表情はなんともかわいく。
(ほんとは写真撮りたかったけど、恐れ多く・・)
今年で84歳を向かえられる小泉氏の、作品集にあった写真を拝見すると、
白髪で、まさに天も地も地獄までも睨みつける龍のような風貌であられ・・。
けれど箱書きの「香炉 小泉淳作」の文字は、同じ人が書かれたとは思えない、
ストンと抜けていてしなやかなもの。 そこに作者の思いを感じました。
小泉氏は建長寺の天井画の龍を書かれたご縁で、和尚さんともご縁があり、
その先に大好きな中川一政氏がおられ・・。
そんな不思議なご縁のお話になり。
人には「意識の層」というのがあり、それはどこかで繋がっているものなのだと。
そして、どんどん好きなことだけをすればいいんだ、そうすると、
どこからともなくご縁が巡ってくる・・・と。
なるほど。意識の層が同じ人とは、説明しなくてもすぐに通じる想いがある。
どんな層にいるかを問題にするのではなく、それぞれに居心地のいい「層」が
あるということ。
そっか・・自分を信じて、ありのままに好きなものだけを選んで歩んで行けば
いいんだ・・って思えた。
今までは、どこかで人の目を気にしたり、何か違うって想いながらも無難なものを
選んできたけど、和尚さんのこのことばに、すごく勇気をもらいました。
また新たな一歩が踏み出せそうな予感。。
日々是感謝。
自分はなぜ生きてるんだろうとか、毎日つまらないなぁって思ってたら、自分をしあわせに思えなくて、そうすると誰かのことを大事に思えなくなってきたり。
まずは、自分を活かしてあげることが大事かなって思います。
でも、一人で生活しているならば、時間は全部自分のものだけど、家族が居たりするとそうもいかないですよね・・。
だけど、家族がいるから今の自分が居るんだなって思えたら、ちょうどいい具合で真ん中あたりを、とぼとぼと生けるような気がします。
どちらにしても、お互い、偏らず一歩づつ、ぽつぽつと・・位で生きますかね
あ~るんさんの、「絵を描くこと」も「家族を想うこと」も、応援しています