心の免疫力~書とことばから

もっと暮らしに書やARTを~
雲のように水のように あっけらかんと自在に生きるヒントを
求めて~ by 沙於里

想(意識)の層

2008-01-28 | つれづれ
             
          

日曜日、常福寺での餅つき大会の後は、新年会でした。
ほとんど座禅会には参加していないのに、こういう時は喜んで参加  
Sさんが朝、市場で選んだアジ、イカ、ブリを調理。

 My包丁数本を使って、手際よくお刺身に(by S氏)


アジはたたきにして味噌少々とあえ、わけぎ、茗荷の千切り、そして頂く前に
卵の黄身と混ぜる。残念ながら、私は魚が苦手なので、目で食するばかり。。
ブリはプリプリの身で、和尚さんはじめ、口々にこれはすごい!旨い!
そのことばに誘われて、ブリの刺身初体験。 臭みも全くなく、これなら 

運良く和尚さんの隣の席が空いていたので、たくさんお話できて

何の話からか、和尚さんは 中川一政 の書が大好きだと。
ひょえ~! 私は中川一政さんの書展を見て、仕事も辞め書を始めたんです!
なんというご縁・・。
そして、中川一政氏の雅印(陶印)全てを焼かれたいう、小泉淳作氏 の話になり。

宴会をしていた和室の床の間には、時々に趣のある掛け軸が掛けられていて、
今はその小泉氏の、迫力ある龍の軸が飾れられています。

和尚さん、じゃあ特別に・・とおっしゃって、上棚から何やら箱を取り出され。
その小泉氏作の獅子の香炉でした。その表情はなんともかわいく。
(ほんとは写真撮りたかったけど、恐れ多く・・)

今年で84歳を向かえられる小泉氏の、作品集にあった写真を拝見すると、
白髪で、まさに天も地も地獄までも睨みつける龍のような風貌であられ・・。

けれど箱書きの「香炉 小泉淳作」の文字は、同じ人が書かれたとは思えない、
ストンと抜けていてしなやかなもの。  そこに作者の思いを感じました。

小泉氏は建長寺の天井画の龍を書かれたご縁で、和尚さんともご縁があり、
その先に大好きな中川一政氏がおられ・・。

そんな不思議なご縁のお話になり。
人には「意識の層」というのがあり、それはどこかで繋がっているものなのだと。
そして、どんどん好きなことだけをすればいいんだ、そうすると、
どこからともなくご縁が巡ってくる・・・と。

なるほど。意識の層が同じ人とは、説明しなくてもすぐに通じる想いがある。
どんな層にいるかを問題にするのではなく、それぞれに居心地のいい「層」が
あるということ。

そっか・・自分を信じて、ありのままに好きなものだけを選んで歩んで行けば
いいんだ・・って思えた。

今までは、どこかで人の目を気にしたり、何か違うって想いながらも無難なものを
選んできたけど、和尚さんのこのことばに、すごく勇気をもらいました。

また新たな一歩が踏み出せそうな予感。。
日々是感謝。


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2 コメント

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きっと・・ (沙於里)
2008-01-28 22:23:34
好きなことがあるというのは、いろんな意味で大事なことかなって思います。
自分はなぜ生きてるんだろうとか、毎日つまらないなぁって思ってたら、自分をしあわせに思えなくて、そうすると誰かのことを大事に思えなくなってきたり。
まずは、自分を活かしてあげることが大事かなって思います。
でも、一人で生活しているならば、時間は全部自分のものだけど、家族が居たりするとそうもいかないですよね・・。
だけど、家族がいるから今の自分が居るんだなって思えたら、ちょうどいい具合で真ん中あたりを、とぼとぼと生けるような気がします。
どちらにしても、お互い、偏らず一歩づつ、ぽつぽつと・・位で生きますかね
あ~るんさんの、「絵を描くこと」も「家族を想うこと」も、応援しています
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Unknown (あ~るん)
2008-01-28 10:57:29
好きな道を歩んでいけば良いのですね?!・・・日々その事について悩んでいる私への答えを聞いた思いです。家庭のことをやるのが私の仕事である今の状況で、時にその家事などを少し犠牲にしたりして続けている「絵を描く」という事。私の目標は「作品を通し想いを伝えれるようになること」なので、そうなれるまで続けていっていいのだろうか?と先に確信が無いだけに不安になること、しばしば・・・。「絵に費やしている時間」をもっと違う事に使うべきなんじゃないか?と思う日も多かったので、気が少し楽になった気がします。そういう「心の中の闇にポッと光を射してくださる様なお話しを聞く機会が私のような普通の主婦にはなかなかありません。そういった意味でも有り難く感じました。
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