今日は母の日ですね。
カーネーションではなくて、母が大事にしていた牡丹をば。
家族って、わかっているようで知らないことも多いということを
2年前に亡くなった母の遺品の整理をしていて、気づきました。
洋服ダンスに何故かA4サイズのクリアブックがあり、開いてみると
丁寧に折り畳んだシルクのスカーフがファイリングされていました。
へぇ・・こんな風にしまっていたんだね。
たぶんテレビか雑誌で紹介された方法を真似たんだろうなぁ、とか。
母は書家でもありつつ、頼まれて絵手紙教室もやってましたが、
絵は独学だったので、図書館から借りてきたり買った本を並べて
勉強していたようです。
わたしの知らない母の絵手紙が、300枚以上、見つかりました。
母はとても努力家で勉強家でした。
母が愛用していた書道関係の本を開くと、レシートや広告の切れ端の栞が
たくさん挟まっていて、こういう書風が好きだったのね、とか
わたしの知らない母に会えたような気がして、
嬉しいような寂しいような、複雑な気持ちになりました。
亡くなってこの9月で2年。
もっと聞きたいことがたくさんあったなぁと、愛おしさが益々。
来世があるのだとしたら、また母の娘として会いたいです。
あ、逆でもいいかな。でもわたしは母にはかなわないな。