水のいろの湧いてくる by 山頭火
山頭火の感じた「湧いてくる水の色」は
どこまでも澄んだ透明な世界なのかな、って。
山頭火を読むとき、どこか寂しさや物悲しさを感じる人が多いようですが
私はなんだか、その先にある、吹っ切れた潔さを探してしまうのでして。
たとえば。
澄んで透明な世界は、繊細で儚いものではなく
何物にも染まらない頑なさでもなく
濁ったものを薄める生易しさでもなく
秘められた自らの力を呼び起こしてくれるような
水のいろの湧いてくる─
澄んだ水は、そのものの生きる力だったり、愛する力だったり。
それらが湧いてくる瞬間というものを、
人生の中で、体感していたいものぞよ。
今日の1曲は Keziah Jones - Rhythm Is Love (Live @ Nova Session)
ご機嫌だぜい~