心の免疫力~書とことばから

もっと暮らしに書やARTを~
雲のように水のように あっけらかんと自在に生きるヒントを
求めて~ by 沙於里

拝啓 木簡さま

2012-09-07 | 木簡
               集字木簡千字文より (半紙)


昨日は午前中書道教室、午後からは先月から始まった「インテリアの書」の教室。

書道教室では、楷書、行草、かなを勉強している母組と、
木簡、隷書(曹全碑や張遷碑など)、甲骨・金文、造像などを学ぶ沙於里組とがあり。

最近、どうも時間をうまく使えていないようで
じっくり臨書する時間もなく、気持ちは焦るばかりなんだけど
教室で臨書できる時間は、私にとっても大事にしたい時間でして。

最初の「遂物意移」は、この日、気持ちよくかけた1枚。
木簡の、自由で伸びやで、生き生きとした表情を書いてみたかった 

そして、半紙の中での四文字が、それぞれ独立しながらも絡み合い、
全体として調和が取れるようにと思って書いてみたつもり 

たとえば「遂」は左向き、それに対して「意」は右向きにして見つめ合い
「物」の左(払い)への伸びに対して、「移」の一画目を太くして空間を締めつつ
禾(のぎへん)の右への払いを意識して。

といっても、私の場合、ほとんど自分なりの反射神経で書いているので
結果論なのですが。

一枚の半紙にたった四文字を書く、そのことからも教わることあれこれと。
形だけを捉えてただ羅列しても、そこには体温も感情も感じないわけで。

一文字一文字に、関心と愛情と感謝を持って書かせて頂く、
そう思って臨書しています 

なにはともあれ、好きと思える書があって、しあわせなり 


午後からの教室にもお立ち寄り頂ければうれしいです→インテリアの書
コメント
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