BIN山本の『映画にも程がある』

好きな古本との出会いと別れのエピソード、映画やテレビ、社会一般への痛烈なかくかくしかじか・・・

神社境内映画

2016年10月25日 | 古本
 少年の頃、どんな映画に出会ったかを書いた本はたくさんある。しかし子供の頃映画館
そのものが近くに無かった、あるいは汽車に乗って近くの町まで出かけなければならなかったか、
そもそも映画などみるお金など無かったということを書いた本は見たり読んだことがない。
圧倒的にそんな少年は全国各地にごまんといるハズだが。
 して今は映画館はシネコンに集約され、近くの街にも映画館は無い。戦後の混乱期、数々の
名画に出会えた赤瀬川少年はうらやましい。
 年に1度くらい、お祭りの日の神社の境内でかかった映画も途中で眠くなり、母親に背負われ
て帰ったことぐらいの記憶だ。都会と田舎はかくも違っていたのか。

 「映画館を出ると焼跡だった」 著者 赤瀬川 隼  草思社 定価1500円
  ( 1982年5月1日 第1刷発行 )※これも市の図書館除籍本

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。