BIN山本の『映画にも程がある』

好きな古本との出会いと別れのエピソード、映画やテレビ、社会一般への痛烈なかくかくしかじか・・・

勝負あり!

2013年06月20日 | 古本
 久し振りに古本屋さんに行くと、こんな本が出ていた。
 長く須貝興行にいて、2010年に退職したとのこと。映画の仕事やそこで培った交
遊録や、懐かしい札幌の映画館の盛衰史も。
 しかし、当然あの4人組(須貝を辞めて、自分達の映画館「ジャブ70ホール」を作っ
てしまった人たち)のことだってどこかに出てくると思いきや、これが一行たりともそ
の記述はない。上司、同僚、部下のことなどは散々触れておきながらだ。いまだになに
か確執があるのだろうか。なんだか大人気ないと思うのはアタシだけか。
 黒田信一さんの書いた「突撃!グフフフ映画団」(講談社文庫)はその辺を書いてあ
るのだが、これはもう「突撃!―」の方が圧倒的に面白い。勝負ありなのだ。

 「銀幕遊びの流れ旅」 著者 横田 昌樹  中西出版 定価1400円
  ( 2010年6月19日 初版第1刷 )

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