67camper's Blog

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この変名ってわかります?”Ike Horowitz"

2009-01-26 05:39:01 | jazz & vocal
East Coast Jazz No.6 Urbie/Urbie Green
(Bethlehem BCP-14)


 トロンボーンプレイヤーとなるとJJ、Curtis Fullerあたりはハードバップファンの中では定番ですよね。本日アップのUrbie Greenはどうでしょう。柔らかな音色でスィンギー、歌心に溢れる彼のプレイはあまり語られる事がないと思います。デキシーからロックよりの演奏、ビッグバンド、歌伴、スタジオミュージシャン等「何でもこい」の出場頻度の多さはこの人のフレキシビリティを如実に示した事実であろうと思われますし、おそらくこの業界での顔の広さ、実力とも申し分なかった事が伺い知れます。本日は、このグリーンのベツレヘム盤をアップしますね。

 パーソネルはUrbie Green(tb), Doug Mettome(tp), Ike Horowitz(ts, bcl, fl), Danny Bank(fl, cl, bs), Jimmy Lyon(p), Oscar Pettifrd(b), Jimmy Campbell, Osie Johnson(ds)のセプテットでMarion Evansのアレンジが効果的でとても耳障りのよいアルバムに仕上がっています。A-1の"Mutation"のバスクラに思わず裏カバーを読んでみる。何だ知らない人ばかり!え~と、Ike Horowitz?・・・。どうやらいろいろ調べてみるとテナーで有名なアル・コーンらしい。いろいろひっくり返しているうちに「ジャズメンの変名辞典」なる面白いwebまで発見しましたよ。B-1"Three Little Words"や"How About You"でもHorowitzのバスクラが楽しめます。そして拾い物はJimmy Lyonのピアノで、A-3"Just One Of Those Things"での明快なタッチは気持ちいいですよね。こういったスタンダードでのグリーンの柔らかいサウンドが美しいのはいうまでもありませんね。

 所有盤はベツレヘムのモノラル・オリジナル盤です。アンサンブルの厚さが心地よい録音ですね。ベツレヘムお得意のBurt Goldblattの粋なカバーは、毎度ながら素晴らしいですよね。