67camper's Blog

管理人67camperの空冷VW、北米輸入住宅、キャンプ、ジャズ、自転車、アコギ、カメラ、アメカジに関するログです。

粋なジャッキー・パリスの最高傑作

2009-01-06 23:18:50 | jazz & vocal
The Jackie Paris Sound/Jackie Paris
(East-West 4002)


 本年のボーカル第1弾はジャッキー・パリスで行きましょう。小さい編成で粋な彼のボーカルが全編で楽しめるパリスきっての名盤として有名なアルバムですよね。パリスのギターまで楽しめてしまうインパルス盤は以前にアップしていますので覚えておられる方がいるかも知れません。リーダー盤は少なく、どれもが入手困難だったいわゆる”幻盤”のカテゴリーに入れられていたものばかりですが、そのいずれもが高い水準を保っているのは特筆すべきです。本日アップのEast West盤(Atlanticの子会社らしい)はそのマイナーレーベル故の希少さも加わり、パリスのアルバムの中でも最も人気の高いものかもしれませんね。

 57、58年の録音で、伴奏はBarry Galbraith(g), Joe Benjamin(b), Ed Schaughnessy(ds)のトリオ、Galbraith, Wendell Marshall(b), Bill Clark(ds)のいずれもGalbraithのギタートリオが大半をつとめ、あとの4曲をEddie Wasserman(ts), John James(p), Joe Benjamin(b), Ed Schaughnessy(ds)のカルテットが行っています。選曲もボーカル好きの方が小粋で渋いと感じるナンバーが多く、A-1"It's Only A Paper Moon", B-1"It Could Happen to You", B-3"Until The Real Thing Comes Along", ラストの"On A Slow Boat To China"など佳曲ばかりです。こういった気の効いたナンバーをスウィンギーに唄うパリス、いいですね。伴奏陣では何と言ってもGalbraithのギターが聴きものです。コードでのバッキング、シングルトーンのソロ、縦横無尽の活躍ですね。レスター風のWassermanのテナーもいい味を出しています。

 所有盤は国内サンプル盤ですが、ジャケットの右肩にあったサンプルステッカーをblog仲間のebiさんに教えていただいたZIPPO OILではがした一枚です。最近はこういう粋なボーカル少なくなりましたよね~。

長男T誕生日でしたが・・・

2009-01-06 00:44:22 | Weblog

 翌日になってしまいましたが、5日は長男Tの誕生日でした。12歳になると、よく食べますが、少し熱っぽかったのかあまり元気がなく、自分がママにリクエストした料理もそこそこにしか食べてませんでした。そういえば大好物のケーキも冷蔵庫に残っていたなぁ・・・。子供達も冬休みはあと2日です。今のうちにゆっくり休んどけよ!
3学期初日から『や』はやめといてね!

1947.4.5カーネギーホールにおける名手達の競演

2009-01-06 00:05:23 | jazz & vocal
Carnegie Hall Concert/Charlie Ventura
(Verve MGV-8132)


 VERVEレコードというのは本当に底なしでいろんな音源があり、あまり紹介されていないジャムセッションものなども多数存在しますよね。レーベル全体ではグランツの意向による名手、人気のアーチストの競演は一つのテーマだし、ボーカル物にもいいものが多いし、大甘のダンスバンドやストリングスを配したものもあったりで極めて多彩です。フリージャズ時代になってもその筋の演奏は皆無である点も自分にはうれしいレーベルです。まあ、再発が多くコレクター泣かせである事は否めないですが・・・。本日は47年、音楽の殿堂57丁目のカーネギーホールで行われたチャーリー・ベンチュラ・セクステットを中心としたジャムセッションをアップいたします。

 メンバーはCharlie Ventura(ts), Bill Harris(tb), Rarlph Burns(p), Bill De Arango(g), Curley Russell(b), Dave Tough(ds)が軸です。それに何人かの名手が加わる格好でCharlie Shavers(tp), Hank Jones, Mary Lou Williams(p), Margie Hyams(vib), Sid Catlett(ds)が参加しています。A面ではオープニングの"Characteristically B.H."はさておき、2曲目のShaversのドラマティックな"Summertime"が最高です。Aラスの"Sid Flips His Lid"のカトレットのドラムがあおりますね~。ここでもクォテーション連発のShaversが楽しいソロを展開します。B面ではアレンジで有名になるバーンズのピアノがfeatureされる"Ralph Burns Up", リーダー、ヴェンチュラのショーケース"Ghost of A Chance", メリールーのピアノがいい"Just You, Just Me"と聴き所が多いですね。

 所有盤はトランぺッターのVERVE、モノラル盤です。こういう中間派の遊び心満載のジャムもいいものですね。