67camper's Blog

管理人67camperの空冷VW、北米輸入住宅、キャンプ、ジャズ、自転車、アコギ、カメラ、アメカジに関するログです。

一枚で終わってしまった理由がわからない・・・。

2009-01-29 00:17:54 | jazz & vocal
Carol Brent At the Hungry i/Carol Brent
(Gold Coast Records GC101LP)


 ジャズボーカル特にポップボーカルよりの作品群の中には、リーダーアルバムがとてもいい出来なのにそのアルバム以外そのシンガーの事を知る事が出来ない、簡単に言うとあとが続かなかったシンガーが結構いますよね。本日アップのCarol Brentもそんな歌手の一人ではないでしょうか?リッチで艶のあるコントラルトでリスナーを魅了するキャロルの唯一のリーダーアルバムをアップしてみます。

 録音はGold Coast Recordというマイナーレーベルで、サンフランシスコの"Hungry i"で行われたようです。バッキングはMary Kay TrioのメンバーだったBobby Smale(p)を中心に、Ray Linn(tp), Dave Pell, Ted Nash, Ronny Lang(reed), Larry Bunker(vib), Tommy Tedesco(g), Red Mitchell(b), Sid Bullkan(ds)というリーダーアルバムに対してよくぞ集めたと思われるようなJAZZ界の名手が名を連ね、ジャジーなバッキングを聴かせます。A面では"Sister Kate"と"You'd Be so Nice to Come Home To"が聴きものです。前者でのSmaleのピアノ、後者でのバンカーのソロもいいですよね。B面のグルービーな"Bye Bye Backbird"も捨てがたいですが、あえてオーラスの"My Heart Belongs To Daddy"の魅惑のメロディを艶やかに唄うキャロルを個人的ベストに挙げたいですね。

 所有盤はGold Coast Recordsのモノラルオリジナルですが「Demonstration"とカバーには印刷されています。とは言うものの、やっぱりオリジナルしかないのではと思います。