67camper's Blog

管理人67camperの空冷VW、北米輸入住宅、キャンプ、ジャズ、自転車、アコギ、カメラ、アメカジに関するログです。

何となく嬉しい30000マイル

2009-01-08 19:52:08 | Volkswagen

 3台の空冷を何とか乗り分けて使っている67camperですが、○万マイルって感じでトリップメーターが止まることはなかなかありませんでした。いつもデジカメを持ち歩いている訳ではないし、その瞬間をなかなか捉える事が出来ないでいました。

 今朝ついにその週間がやって来ました。朝、出勤しようとデイリドライバー66bugの運転席に乗ると、ほぼ30000マイルで止まったトリップメーターについニヤけてしまいました。今日は、偶然にも子供達の3学期の始業式の日です。この3学期の始まりにふさわしい30000マイルに思わず携帯写真を撮影してしまいました。

 8年目を迎えた66bugですが、通勤にしか使用しないし、休日は主役をcamperにカフェオレに奪われてしまい、年間走行も4000Km前後と少ないです。3台維持は正直大変ですが、やはり自分のワーゲン趣味の原点だし、これが調子が悪いと一番ブルーになるのが自分だとわかっています。これからも宜しく頼むと言いたいものですね!。

60年代後半に注目された異色の名ピアニスト

2009-01-08 04:19:22 | jazz & vocal
Live At the Trident/Denny Zeitlin
(Columbia CS9263)


 60年代後半というのはジャズシーンは混沌を極め、マイルスは69年のビッチェズブリューに向けて電化サウンドを駆使しロックとの融合を模索したし、トレーンは神になって行きました。フリージャズが横行し、聴衆はライブでジャズを楽しむ事が困難を極めた時代でもあります。この時代、登場して来たのがザイトリンです。彼もスタジオでは難解なサウンドを模索していたようにも思うのですが、ライブでは聴衆あってのジャズを実践するかのようなアルバムも残しています。カリフォルニア、サンフランシスコの金門橋を挟んだ対岸サウサリートは風光明媚な街ですがここのTridentで行われたライブアルバムをアップしてみます。

 カバーの風貌をみると、一見してただ者じゃない、彼は精神科医、それもこの業界では泣く子も黙るボルチモアの名門ジョンズホプキンス大学出身という事ですよね。カリフォルニア大学でインターンをしながら、クラブに出演していたと言います。ここではレギュラートリオのCharlie Haden(b), Jerry Granelli(ds)のトリオによる演奏です。A面はザイトリンの紹介に続いて始まるRollinsの"St .Thomas"で始まります。Granelliのラテンリズムに乗ったオープニングにふさわしい快演です。A-3の客のリクエストに応えたという、ブルース"Spur Of he Moment"のHadenのウォーキングも印象的ですね。足を踏み鳴らしてのザイトリンも好演ですね。Aラスのオーネットの"Lonely Woman"も元々オーネットのグループでプレイしたHadenのプレイがいいですね。B面ではスタンダードの"My Shining Hour"や"What Is This Thing Called Love"が選ばれているのも聴衆への配慮だと思います。のちにBill Evansが好んでプレイしたB-3"Quiet Now"はザイトリンの中でも特に美しいバラードで注目ですよね。

 所有盤はコロンビア2eyeのステレオ盤です。アルファベット順に並んでいる自分のライブラリの最後に鎮座するのがこのザイトリンです。当時のライブの雰囲気が伝わる録音で、ザイトリンの中でも最も聴きやすいアルバムではないかと思います。