サキさんの介護日記     (若年性認知症の妻との記憶)

若年性認知症の妻。今までの介護の記憶と、現在の様子を気分のままに書いていきます。

延命治療

2016年08月26日 21時36分38秒 | 介護日記
サキさんは、今、自分の口から普通に食べることが出来る。
ほとんどむせることもない。液体は、少し飲みづらそうだ。でも、それ以外は。

もし、サキさんが肺炎を起こしたら、どうなるんだろう。

入院治療。当然、口からの食事は中止。点滴による水分補給、栄養補給。
口から食べ物を取り込むことが無くなるので、嚥下機能も低下していくのだろう。

その時、私はどういう判断をするのだろうか?
延命治療は?

おそらく私は、何が何でも、延命を模索すると思います。

まだ60歳のサキさん。
まだまだ感情を表現できるサキさん。

まだまだまだ、とても深くは考えられない。が、何としてでも生き続けていてほしい
今の想いはそれだけだ。実際は、判断を迫られるその瞬間まで、きっとわからないと思います。


岐阜県でも、世界アルツハイマーデーの記念講演会を行います。
ぜひ、お越しください。


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2 コメント

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サキさんの夫様 (mitu)
2016-08-27 16:17:40
こんにちはー。
一昨日は非常に荒れ狂った私ですが、
今日は青空の様に気持ちが晴れ渡っています。
主人は認知症とまでいかないのですが元気な時と同じように我儘、

下の方がどうしようもなくなって来ています。

こちらの話は一応分かっていますが、17年間の私の疲れとか不満、時々強力に出てきます、

介護職をしている次男は身内はなかなか優しく出来ない物だからたまに預けて自分がリフレッシュするとまた優しく接する事が出来ると言います。

でも主人は絶対に嫌だといつも怒ります。
それを押してまで預ける気もないですが、
自分だったら嫌だろうなとか考えてしまいます。


話が飛んでしまいましたが、【延命治療】
年齢とか病名により考えてしまいますね。
身内の事ですが、父の時は胃癌でしたが、
絶対に延命治療はしないでくれと言ってましたが、医者とその事について聞かれていませんでしたので医者に話を通していませんで80歳でしたがある日突然呼吸が止まり
家族の方は廊下に出てくださいと言われて出た時にあっという間に延命治療のため人工呼吸器を挿入。
その土壇場では人工呼吸器外してくださいとは言えませんでした。

その夜に父は自分の呼吸が戻り苦しがりは外してくれと何回も指をさして頼まれましたが朝の早出の先生が来るまで外せ無いのでとても可哀想な事をしました。

先生が来て外して貰いどうなるのか聞きましたら、だんだん呼吸の幅が遠くなり静かになりますと言う事でした、

家族で父ののどぼとけが動くのをじっと見つめていましたが、

やがて動かなくなった時が別れの時でした。

その後10年間認知症に成った母がやはり胃癌で父と同じ病院に入院した時は母の意向ではなかったのですが、
子供の私から【延命治療】はしないと医者につげましたので、
1ヵ月間全く何の治療もせずもちろん点滴もです。
90歳で苦しまず、3か月の入院で父の所へ行きました。

私の考えとしたら治療して治る見込みが大いにある場合は、するべきだと思いますし

永らえて苦しみから逃れないようであれば
・・・残される家族の考え1つだと思います、どちらにしてもあまりいい気持にはなれないのが本音です。

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貴重な経験ありがとうございます (サキさんの夫)
2016-08-27 22:34:35
mituさん、貴重な経験をお聞かせくださりありがとうございました。
病気の種類、年齢にもよるところは大きいと思いますが、mituさんの言われるように、どちらを選択しても、あまりいい気持にはなれないでしょうね。
サキさんがもし延命治療の選択を迫られることがあったら・・・やはり私は何としてでも、一分でも一秒でも長く生きながらえる方法を選択すると思います。

mituさん、次男さんの言われるように、たまにはご主人を預けてリフレッシュされるのもいいと思います。より優しくなれると思います。サキさんは荒れてしまいましたが・・。案外、ご主人うまく受け入れてくれるかも知れませんよ。
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